オースチン1100 / 1300

オースチン1100

1959年発売の「ミニ」(型式ADO15) で大成功を収めた英国BMCは、その上級モデルとなるADO16の開発に着手します。

開発主任はミニと同様アレック・イシゴニスで、横置きFFレイアウトなどミニの路線を踏襲しつつ、水とゴムを用いた前後関連式4輪独立懸架「ハイドラスティック・サスペンション」など新機軸が取り入れられました。

ADO16はBMCの様々なブランドから発売されますが、オースチン版の「オースチン1100」が登場したのは1963年9月のことでした。

ボディは当初4ドアセダンのみの設定で、全長3,727mm×全幅1,543mm×全高1,346mmの大きさでした。

エンジンは水冷1.1L直4OHV (最高出力49ps / 最大トルク8.3kg・m) で、4速MTを介して最高速度125km/hの性能を発揮しました。

その後1965年に、2ドアセダンが追加されます。

さらに3ドアワゴンがラインナップに加わった1967年には、初のマイナーチェンジを実施。

外装デザインの変更と同時に、1.3L直4OHVエンジン (最高出力61ps / 最大トルク9.6kg・m) を搭載する「1300」を追加、「1100マーク2」との二本立てになります。

次いで1971年に2度目のマイナーチェンジを受け、マーク3に移行。

その際、1.3Lツインキャブエンジン (最高出力70ps) を搭載する「1300GT」も追加されました。

そして1974年に生産を終了、「アレグロ」が後継車の座につきます。

デビュー当初のオースチン1100は、デビュー当初はフラットな乗り心地や優れた操縦安定性、広い室内スペースなどを備えた優秀なファミリーカーでした。

しかし1970年代以降は、各社から続々と投入された新型車に対し、陳腐化が否めなくなりました。

まず、初期の本国向けオースチン1100のカタログを紹介します。

オースチン1100
デザインを手がけたのはイタリアのピニンファリーナ。均整の取れたフォルムが魅力的。

オースチン1100

オースチン1100
1.5L級に匹敵する室内スペースが自慢。
オースチン1100
トランク容量も外観から想像するより広く取られていました。

オースチン1100

オースチン1100

オースチン1100

オースチン1100
水とゴムで作動する前後関連式のハイドラスティック・サスペンション。

続いて、マイナーチェンジ後の1100マーク2 / 1300の本国向けカタログを紹介。

オースチン1100&1300
グレードはセダンの「デラックス」と「スーパーデラックス」、そしてワゴンの「カントリーマン」の3タイプ。
オースチン1100&1300
4速オートマチックは1965年から選べるようになりました。
オースチン1100&1300
ブロンド美女と4ドアセダン。
オースチン1100&1300

オースチン1100&1300

オースチン1100&1300
こちらは2ドアセダン。美女で男性ユーザーに訴求する手段は万国共通?
オースチン1100&1300
英国車はやはり英国の建物にマッチしますね。

オースチン1100&1300

オースチン1100&1300
ワゴンモデルのカントリーマン。シートをフラットにできるので、車中泊もいけそうですね。
オースチン1100&1300
3ベアリングのエンジンは特にスムーズではなかったものの、粘り強い低速トルクが持ち味。
オースチン1100&1300

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