シトロエン・2CV

フランスのシトロエンは、誰にでも購入できる大衆車の開発を戦前から模索していました。
その計画が具現化したのは、1948年10月のパリサロンでのことでした。
「2CV (2馬力)」と名付けられたそのモデルは、「こうもり傘に4つのタイヤを付けた」ような異様な外観を持ち、ボディサイズは全長3,780mm×全幅1,480mm×全高1,600mm、車両重量は495kgと軽量に抑えられていました。
駆動方式は、戦前の「トラクシオン・アバン」で実績のあったFF方式を採用。
エンジンは空冷水平対向2気筒375ccで、最高出力は僅か9psに過ぎなかったものの、最高速度65km/hと最低限必要な性能が確保されていました。
足回りはフロントがリーディングアーム式、リアがトレーリングアーム式による前後関連式の4輪独立懸架でした。
発売から生産終了までの2CVの変遷は、以下のとおりです。
・1949年11月、販売開始。
・1950年、バンタイプのAUを追加。
・1954年、排気量を425ccに拡大、最高出力12ps、最高速度70km/hに性能向上。
・1958年、エンジンを前後に搭載した4輪駆動モデル「サハラ」を追加。
・1960年、マイナーチェンジにより外装デザインを変更。最高出力13.5ps、最高速度85km/hに性能アップ。
・1962年、メーターパネルのデザインを一新、ワイパーがメーターケーブル連動式から電動式に。
・1964年、フロントドアを後ヒンジから前ヒンジに変更。
・1965年、フロントグリルの意匠変更とともにリアクォーターウィンドウを追加。等速ジョイントを採用。
・1970年、マイナーチェンジ、エンジンが435cc (最高出力24ps) と602cc (最高出力29ps) の2本立てに。
・1975年、マイナーチェンジで角型ヘッドランプを採用。
・1976年、丸形ヘッドランプの「スペシアル」を追加。
・1980年、ツートーンカラーの「チャールストン」を追加。
・1981年、前輪ブレーキをドラム式からディスク式に変更。
・1990年7月、生産終了、41年にわたる歴史に終止符。
2CVは動力性能こそ必要最低限に留まったものの、優れた走破性や乗り心地、居住性、経済性などにより大衆の心をガッチリつかみます。
その人気は事実上の後継車種「ディアーヌ」が登場した後も衰えず、総生産台数約385万台というシトロエン最大のヒット作となりました。
日本ではヒットには至らなかったものの、一定数が輸入され熱烈なファンを生み出しています。
まず、1962~1963年型の本国向けカタログ を紹介。












続いて、1980年代後半に発行された日本版カタログを紹介。



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