スズキ・アルト (初代)

アルト

スズキの軽商用バン「フロンテハッチ」は1979年5月をもって生産を終了、代わって「アルト」が登場します。

商用車ながらパーソナルなベーシックカーとしての性格が与えられたモデルで、47万円という画期的な低価格が話題を呼びました。

駆動方式がそれまでのFRからFFに変更された一方、エンジンは2サイクル3気筒539cc (最高出力28ps / 最大トルク5.3kg・m) を踏襲。

ボディは3ドアハッチバックで乗車定員は4名、大きさは全長3,195mm×全幅1,395mm×全高1,335mmでした。

足回りはフロンテハッチ同様、フロントにストラット式、リアにリジッド・リーフ式が採用されました。

トランスミッションは当初4速MTのみだったものの、翌1980年5月に2速ATが追加されます。

追って1981年1月に4サイクル3気筒543ccエンジン (最高出力28ps / 最大トルク4.2kg・m) 搭載車が、さらに同10月に2シーター仕様が登場。

次いで1982年10月にマイナーチェンジ、角形ヘッドランプが採用されると同時に、2サイクル車がカタログ落ちします。

翌1983年10月には、パートタイム4WD方式の「スノーライナー」がデビュー。

そして1984年9月にフルモデルチェンジ、2代目モデルに移行します。

初代アルトは基本性能を押さえながら驚異的な低価格を実現したため、爆発的なヒットに結びつきました。

ライバル社からも同様のコンセプトの車種が次々と登場、いわゆるボンバン (ボンネットバン) ブームを呼ぶなど、市場に大きな影響を与えた1台でした。

まず、デビュー当初のカタログ を紹介します。

アルト
国内専用車なのに何故かフランスの街角に佇むアルト。プレーンなスタイリングは今見ても古さを感じさせません。
アルト
やはり日本の街の方がマッチするのではないでしょうか?
アルト
背後のコンポーネントステレオも飲み込める(?)ラゲッジスペース。
アルト
前席の居住性は十分。シンプルなインパネも魅力的。
アルト
545kgの軽量ボディのお陰で、僅か28馬力のエンジンでもタウンカーとして必要な動力性能は確保されていました。

アルト

続いてマイナーチェンジ後のカタログを紹介。

アルト

アルト
ヘッドランプが角形に変わったほか、バンパーの形状・カラーも変更されています。
アルト
ロケ地はあくまでもフランスにこだわっています。
アルト
軽商用車には贅沢とも言えるデジタルメーターをオプション設定。
アルト
4サイクルエンジン+ATの組みあわせでも街乗りには十分な動力性能を発揮しました。
アルト
後席が窮屈なのは商用車なのでやむを得ないところでした。
アルト
後席を一切使わないなら2シーターの「Bタイプ」がベストチョイス。
アルト
4サイクル化に伴い60km/h定値燃費は26km/Lから29.5km/L (MT車) に向上。一方最大トルクのダウンに伴い、登坂能力は0.50から0.34に低下しています。

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□ スズキ・フロンテハッチ

□ スズキ・アルト (2代目)

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