ルノー・4CV

4CV

1946年に、ルノー戦後初の新型乗用車として発表されたのが「4CV (カトルシュヴォ) 」です。

4ドアセダン型のボディは先進的なモノコック構造で、大きさは全長3,600mm×全幅1,430mm×全高1,480mm、車両重量は560kgと軽量でした。

駆動方式はRRで、エンジンは当初水冷760cc直4OHV (最高出力17ps) を搭載、3速MTを介して最高速度100km/hの性能を発揮しました。

足回りはフロントがダブルウィッシュボーン式、リアがスイングアクスル式の4輪独立懸架で、優れたロードホールディングと乗り心地を実現。

4CVは大衆車に求められる経済性や低価格などに加え、優れた走行性能や居住性を兼ね備えていたため、翌1947年の発売後ほどなくすると、フランス国内でベストセラーカーの座につきます。

1948年には、後席部分を貨物スペースに変更した「コメルシアル」がラインナップに加わりました。

その後1951年に、モータースポーツへの参入を前提に排気量が747ccに縮小されます。

続いて1954年にフェイスリフトを実施し、本国では1961年まで生産が続けられました。

4CVの実質的な後継モデルは、1961年にデビューした「4 (カトル)」が該当します。

ルノー・4CVは1953年から日野自動車により「日野ルノー」としてノックダウン生産が開始され、最終的に完全に国産化、1963年まで生き長らえます。

そのため、4CVは日本でも非常に馴染みのある外国車となりました。

ここでは、フェイスリフト後の1954年型の北米向けカタログ を紹介します。

4CV
フロントのダミーグリルが、それまでの細い6本帯から太い3本帯に変更されています。
4CV
日野版とはダミーグリルやバンパーの形状が異なります。
4CV
優れたパッケージングにより、コンパクトなボディながら十分な後席スペースを確保。
4CV
エンジンは748ccの排気量から21psの最高出力を発生。
4CV
空冷エンジンのフォルクスワーゲン・タイプ1などと比較し、ヒーターの効きが良い点は水冷エンジン搭載の4CVのメリットでした。

続いて、1958~1960年頃の北米向けルノー総合カタログから4CVを紹介します。

4CV
後方の赤い車はダッジのピックアップ。4CVのコンパクトさが際立ちますね。
4CV
1954年から電磁クラッチ式セミATの「フェルレック」が選べるようになっています。この老婦人はエンジンのメンテができるのでしょうか?

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