いすゞ・ベレット~その1

ベレット

1963年11月に、いすゞ自動車から発売された小型乗用車が「ベレット」です。

前年にデビューした中型乗用車「ベレル」が平凡なメカニズムだったのとは対照的に、4輪独立懸架やラック&ピニオン式ステアリングなどを採用した意欲作でした。

全長3,995~4,090mm×全幅1,495~1,510mm×全高1,390mmの大きさを持つ4ドアセダン型ボディは、オーバルシェイプと呼ばれるユニークなフォルムを備えていました。

駆動方式はベレル同様のFRで、当初用意されたエンジンは1.5L直4OHVガソリン (最高出力63ps / 最大トルク11.2kg・m) と1.8L直4ディーゼル (最高出力50ps / 最大トルク11.2kg・m) の2種類でした。

サスペンションはフロントがダブルウィッシュボーン式、リアがダイアゴナル式スイングアクスルで、スポーツカー並みのシャープな操縦性を備えていました。

そんなベレットの、まずはデビュー翌年に発行されたガソリン車専用カタログから紹介します。

ベレット
発売当初のグレードは「1500 (スタンダード)」と「1500デラックス」の2タイプ。
ベレット
緩やかな弧を描くベルトラインがベレットのスタイリングの特徴。ここでは四輪独立懸架による快適な乗り心地、最高速度137km/hの高性能などをアピールしています。
ベレット
スポーティーなイメージが強いベレットですが、この写真で分かるように本来はファミリカー。
ベレット
とは言え、スポーツカー的なファン・トゥ・ドライブも兼ね備えていました。
ベレット
台形テールランプが印象的なリアビュー。背景に欧州風の建物が建ち並んでいますが、ロケ地はどこでしょうか?
ベレット
ボンネットフードは高速走行時の安全性に配慮した前ヒンジ式。
ベレット
内装は写真ではなくイラストで紹介。当時の機材では鮮明な内装写真を撮ることができなかったのでしょうか?
ベレット
好みに応じてベンチシートとセパレートシート、フロアシフトとコラムシフトを選べたこともベレットの特徴でした。
ベレット
スポーティーな丸形二眼式メーター。合成写真に飛行場を選んだのは、スポーティーなイメージを演出したかったためでしょう。
ベレット
レスポンスに優れたラック&ピニオン式ステアリングを採用。イラストで描かれたインパネ越しに写るのは、全日空所有のプロペラ旅客機ダグラスDC-6。
ベレット
デートカーにもぴったりのラブリィ!なベレット。
ベレット
11.2kg・mの最大トルクを1,800rpmで発生。低速トルク豊かな扱いやすい特性を備えていました。
ベレット
当時はラダーフレーム式シャシーの車種も少なくなかったため、モノコックボディはアピールポイントでした。
ベレット
灯火類の性能をアピールする珍しい写真。現在のカタログではまず見られませんね。
ベレット
新郎新婦がベレットで新婚旅行に出かけるシチュエーション。
ベレット
後輪独立懸架による広いトランクスペースをアピール。
ベレット
夜の駐車場に佇む2台のベレット。ロケ地はどこかのビル屋上の駐車スペースでしょうか?
ベレット
ここまでの写真はすべてデラックスでしたが、ここで初めてスタンダードが登場。
ベレット
ボディカラーは全5色。当時の小型乗用車では、ブラックの設定はむしろ珍しかったかもしれません。
ベレット
藤沢工場は現在もトラック組み立て工場として存在しますが、宅地開発により現在はまるで違う風景になっています。
ベレット
ファイナルギヤは3.778と4.111を任意に選ぶことができました。最高速度は前者が、登坂能力は後者が有利。

続いて、1500デラックスの一枚ものパンフレットを紹介。

ベレット
モデルの女性は東宝女優の星由里子さん。黒いベレットと純白のワンピースをまとった星さん (当時20歳) のコラボは魅力的ですね。
ベレット
スタイリングや操縦安定性の良さを簡潔にアピール。

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□いすゞ・ベレット~その2

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