スズキ・フロンテ (4代目)

フロンテ

スズキの軽自動車フロンテは、1973年7月のフルモデルチェンジで通算4代目モデルに移行します。

スタイリングは直線基調の先代モデルから大きく方向転換、丸みを帯びたフォルムに変貌しました。

ボディタイプは2ドアセダンのほか、フロンテシリーズ初の4ドアセダンを設定、またリアにガラスハッチが備わることも特徴でした。

ボディサイズは全長2,995mm×全幅1,295mm×全高1,280~1,300mmで、先代から僅かに全高が高められました。

一方メカニズムは大きな変更はなく、RRの駆動方式や2サイクル3気筒エンジン、フロント:ダブルウィッシュボーン式、リア:セミトレーニングアーム式の4輪独立懸架など先代譲りでした。

ただしエンジンは空冷が廃止され水冷に一本化。356ccの排気量からシングルキャブ仕様で34ps、3連キャブ仕様で37psの最高出力を発生しました。

その後1974年の一部改良で公害対策が施され、最高出力がシングルキャブ仕様で32ps、3連キャブ仕様で35psにパワーダウン。

さらに1976年4月には、昭和50年排出ガス規制への対応に伴い3連キャブ仕様がカタログ落ち、最高出力が26psにダウンしたシングルキャブ仕様のみとなります。

そして1976年6月に軽自動車新規格に対応した「フロンテ7S」が登場、従来型フロンテもしばらく併売されたものの、同年秋に生産が打ち切られました。

4代目フロンテは、先代と比較し動力性能こそ若干低下したものの、乗り心地や居住性、ラゲッジスペースなどが改善され、ファミリーカーとしての完成度は高まりました。

ここでは、1974年の一部改良後のカタログ を紹介します。

フロンテ
若者がターゲットだった先代に対し、ファミリー層がメインターゲットに。
フロンテ
4ドアの最上級グレード「カスタム」。愛嬌あるフォルムながら、意外とAピラーの傾斜が強いことが分かります。
フロンテ
2ドア車の上級グレード「スーパーデラックス」。ガラスハッチの採用で先代より使い勝手が向上しています。
フロンテ
3連キャブ仕様のスポーティグレード「GTタイプⅡ」。女の子の笑顔にほっこりしますね。
フロンテ
4ドア・カスタム。この愛らしい女の子も、既に50代になっているはず。
フロンテ
先代からパッケージングが改善され、居住性が向上。
フロンテ
4サイクル6気筒並みのバランスを誇る2サイクル3気筒エンジンは、4代目フロンテでも健在。
フロンテ
エアバッグなどなかった時代、衝撃吸収ステアリングは立派な安全装備のひとつでした。

フロンテ

フロンテ
グレード体系は全5タイプ。今の感覚ではボディカラーの少なさに驚きますね。

フロンテ

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