日野・ルノー

日野ルノー

1946年にフランスで発売され、大人気を博した大衆車「ルノー・4CV (カトルシュヴォ) 」。

当時、日野ヂーゼル工業と名乗っていた日野自動車が1953年にルノーと契約を結び、4CVを国産化した車種が「日野・ルノー」です。

同年4月に発売された当初はノックダウン方式で生産されたものの、徐々に国産化の割合を増やし、1958年8月には完全な国産化にこぎつけています。

モノコック構造のボディは全長3,845mm×全幅1,430mm×全高1,440mmの大きさで、バンパーの変更により全長が20cm以上延長されたほかは本家ルノー・4CVと共通でした。

足回りはフロントがダブルウィッシュボーン式、リアがスイングアクスル式の4輪独立懸架が踏襲されたものの、当時の日本の劣悪な道路事情のためトラブルが続出。

その対策として1957年に足回りの強化が実施され、耐久性が向上します。

リアに搭載されるエンジンはルノー・4CVと共通の748cc水冷4サイクル4気筒OHVで、21psの最高出力も同一でした。

3速フルシンクロMTを介しての最高速度は、当時の乗用車として十分な100km/hに達しました。

日野・ルノーは走行性能や経済性の高さから、個人ユーザーばかりでなくタクシー業界からも好評を博します。

生産は本家のルノー・4CVが生産終了となった2年後の1963年まで続けられ、約3万5千台が世に送り出されました。

ここでは、日野・ルノーの1960年型のカタログ を紹介します。

日野ルノー
日野版ルノー4CV特有の長い前後パンパーが見て取れます。
日野ルノー
フランスの詩人、アナトール・フランスの名言を借用してデザイン性の高さをアピール。1960年の時点ではさすがに古めかしさは否めなくなっていましたが、捨てがたい味がありますね。
日野ルノー
ラック&ピニオン式のステアリングは良く切れ、最小回転半径4.2mの小回り性を誇りました。足回りは、1958年の改良でソフトなセッティングに変更されています。
日野ルノー
定値燃費20km/Lは、当時の普通車としては優秀な数値でした。
日野ルノー
発売当初595kgだった車両重量は、度々の改良に伴い625kg (デラックスは648kg) まで増加しています。一方、エンジンには手が加えられなかったため、動力性能は相対的に低下しました。

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□日野・コンテッサ (初代)

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