いすゞ・ジェミニ

ジェミニ

いすゞ自動車は1974年11月、ベレットの後継車種となる「ベレットジェミニ」を発売します。

いすゞ独自の設計だったベレットと異なり、提携先であるGMのグローバルカー構想に基づき、1973年デビューの「オペル・カデットC」をベースに開発されました。

ボディは2ドアクーペと4ドアセダンの2タイプで、全長4,135mm×全幅1,570mm×全高1,335~1,360mmのサイズはカデットとほぼ等しく、ベレットと比べると長く広く、そして低いディメンションでした。

駆動方式はコンベンショナルなFRで、エンジンはGM製ではなく、いすゞ自製の1.6L直4SOHCガソリン (最高出力100ps) が搭載されました。

足回りはカデットと共通で、フロントがダブルウィッシュボーン式、リアが3リンク / コイル・リジッド式でした。

その後1975年4月の一部改良の際に、車名からベレットの冠名が外れ「ジェミニ」となります。

次いで1977年6月にマイナーチェンジを実施、外装デザインを一部変更すると同時に1.8L直4SOHCガソリンエンジン (最高出力110ps) 搭載の1800シリーズを追加。

2度目のマイナーチェンジが実際されたのは1979年6月のことで、外装デザインが大幅に変更されるとともに、1.8L直4DOHCガソリンエンジン (最高出力130ps) 搭載のスポーティグレード「ZZ」、および1.8L直4SOHCディーゼルエンジン (最高出力61ps) 搭載車が追加されました。

次いで1981年10月に実施された3度目のマイナーチェンジでは、外装デザインの一部変更のほかインパネのデザインを一新。

そして1985年5月に2代目となるFFジェミニがデビューするものの、初代ジェミニもラインナップを縮小して生産を継続、1988年初頭まで販売されました。

初代ジェミニは平凡なメカニズムながら操縦安定性が優れ、動力性能・乗り心地・居住性も平均点以上でした。

本家のカデットがフルモデルチェンジした後も、ジェミニはマイナーチェンジのみで凌ぎましたが、最後まで一定の商品力を保ち続けました。

まず、デビュー当初のタログを紹介します。

ジェミニ

ジェミニ
キャッチフレーズの「これからのジェミニ」は、テレビCMでも謳われました。
ジェミニ
装飾過剰な当時の国産車とは一線を画すプレーンなスタイリング。
ジェミニ
セダンに輪をかけて美しいクーペ。
ジェミニ
インパネも虚飾を廃したデザイン。
ジェミニ
セダン、クーペとも後席を含め居住性が優れていました。
ジェミニ
決して贅沢志向ではなかったものの、必要な装備は一通り揃っていました。
ジェミニ
カデットが1~1.2Lエンジンだったのに対し、ジェミニは1.6Lエンジン搭載で余裕ある動力性能を実現。
ジェミニ
実用性と運転する楽しさを両立させていました。
ジェミニ
最上級グレード「LS」にはラジアルタイヤや3連メーター付コンソールなどを標準装備。
ジェミニ
グレード体系はセダン/クーペとも上からLS/LT/LDの3タイプとシンプル。

続いて、モデル末期に近い1984年12月発行のセダン専用カタログを紹介。

ジェミニ

ジェミニ
初期型からフロントマスクが一新されています。
ジェミニ
デビューから11年が経過し古さが否めなくなっていたため、カタログは機能・性能のアピールよりもムードで勝負?

ジェミニ

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1981年のマイナーチェンジの際に一新されたインパネ。
ジェミニ
このカタログ発行時のエンジンラインナップはガソリン1.6L SOHC / 1.8L SOHC、ディーゼル 1.8L自然吸気 / 同ターボの4種類。
ジェミニ
発売当初は優秀だった足回りも、さすがに古さが隠せなくなっていました。
ジェミニ
1983年の一部改良の際、一部グレードにドアミラーを採用。

ジェミニ

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電動サンルーフやエアコンをオプション設定。
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全長はデビュー当初より110mm延長され4,245mmに。

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□ いすゞ・ベレット~その2

□ いすゞ・FFジェミニ

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