フォルクスワーゲン・カルマンギア

カルマンギア

世界的な人気を獲得したフォルクスワーゲン・タイプ1「ビートル」には、様々な派生モデルが存在しました。

そのひとつが、1955年7月にデビューしたカルマンギアです。

タイプ1のシャシーやパワートレインを流用し、カロッツェリア・ギアがデザインを担当した2+2のクーペボディをカルマン社が架装したモデルで、1953年に生産が打ち切られた「ヘッブミューラー」の後継車種と位置づけることができました。

ボディサイズは全長4,140mm×全幅1,634mm×全高1,330mmで、空冷1.2L水平対向4気筒 (最高出力30ps) エンジン+RR方式のドライブトレインはタイプ1と共通でした。

同年9月には、ソフトトップが備わるカブリオレが追加されます。

その後1959年にマイナーチェンジ、フロント回りやテールランプの意匠変更が行われました。

そして1962年、タイプ3をベースにした「1500クーペ」が登場します。

スタイリングは曲線基調でクセのないタイプ1カルマンギアに対し、直線基調かつアクの強いデザインが特長でした。

エンジンは、空冷1.5L水平対向4気筒 (最高出力44ps) を搭載。

1965年には排気量が拡大され、タイプ1系が1.3L (最高出力39ps)、タイプ3系が1.6L (最高出力50ps) となります。

さらに1966年、電装系を6Vから12Vに変更すると同時に、タイプ1系の排気量を1.5Lに拡大。

タイプ1系は1969年のマイナーチェンジにより、外装デザインの変更とともにエンジンが1.6Lに変更されます。

同じ年に、人気が振るわなかったタイプ3系カルマンギアの生産が打ち切られました。

そして1973年に、タイプ1系カルマンギアも生産終了となります。

カルマンギアは決して高性能とは言い難かったものの、タイプ1系はスタイリングの良さや軽快なハンドリング、低価格や信頼性の高さなどから北米市場を中心に人気を博しました。

ここでは、1959年にマイナーチェンジ後のタイプ1カルマンギア日本版カタログを紹介します。

カルマンギア

カルマンギア
サッシュレスのドアを採用。
カルマンギア
3眼式メーターの右側はタコメーターではなく時計。ムード派スポーティカーとしての性格を表しています。
カルマンギア
イタリアン・テイストの美しいスタイリング。
カルマンギア
2人乗りとして割り切れば十分なラゲッジスペースを確保。
カルマンギア
「素晴らしい性能」とありますが、実際はタイプ1「ビートル」に毛が生えた程度の動力性能でした。
カルマンギア
信頼性には折り紙付きだったタイプ1のパワートレインやサスペンションなどを踏襲。
カルマンギア
カブリオレもスタイリングの美しさはクーペ譲り。

カルマンギア

カルマンギア
輸入元は梁瀬 (ヤナセ)。

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