BMC・ミニ~その1

ドイツのBMWが生産する現行「ミニ」は、輸入車の中ではトップクラスの人気を誇ります。
そのミニの元祖と言えるのが、通称「オールドミニ」と呼ばれる初代モデル。
かつて英国最大の自動車メーカーとして君臨したBMC (ブリティッシュ・モーター・コーポレーション) 所属の天才エンジニア、アレック・イシゴニス が設計を手掛け、1959年に発売されてから2000年に生産が打ち切られるまで、41年間にわたり基本設計を変えないまま販売が続けられた超ロングセラーモデルでした。
画期的な横置FFレイアウト、ラバーコーンを用いたユニークな4輪独立懸架サスペンション 、全長3m余りのコンパクトなボディながら大人4人が無理なく座れるパッケージングなどなど、1959年当時としては画期的な設計で、まさに自動車史上に残る傑作と言っていいでしょう。
カタログを紹介する前に、まずは1959年から1976年までのミニの歴史について解説します。
・1959年8月、BMCのオースチン・ブランドから「セヴン」、モーリス・ブランドから「ミニ・マイナー」の車名でデビュー。
ボディはモノコック構造で大きさは全長3,050mm×全幅1,410mm×全高1,350mm、足回りはフロントがウィッシュボーン式、リアがトレーリングアーム式。
エンジンは当初、水冷848cc直4OHVの「Aシリーズ」 (最高出力34ps) を搭載。トランスミッションはローがノンシンクロの4速MT。
・1960年、ホイールベースを延長した商用車「ミニ・バン」とステーションワゴン「ミニ・カントリーマン&トラベラー」を追加。
・1961年、997ccツインキャブ仕様エンジン (最高出力55ps) を搭載する高性能版「ミニ・クーパー1000」、および小型トラックの「ミニ・ピックアップ」を追加。
同年、日英自動車が日本での輸入販売を開始。
・1962年、オースチン・セヴンの車名を「オースチン・ミニ」に変更。
・1963年、1071ccツインキャブ仕様エンジン (最高出力70ps) を搭載する「ミニ・クーパーS」を追加。
・1964年3月、970ccツインキャブ仕様エンジン (最高出力65ps) を搭載する「970クーパーS」、および1,275ccツインキャブ仕様エンジン (最高出力76ps) を搭載する「1275クーパーS」を追加。
同年9月に初のマイナーチェンジ、足回りを水とゴムによる「ハイドラスティック・サスペンション」に変更。
・1965年、4速ATをオプション設定。
・1967年、ビッグマイナーチェンジで「マークⅡ」シリーズに移行。外装デザインを一部変更、トランスミッションを改良、998ccシングルキャブエンジン (最高出力38ps) を追加。
・1968年、4速MTをフルシンクロ化。
同年BMCとレイランド・モータースが合併し、社名を「BLMC」に変更。
・1969年、2度目のビッグマイナーチェンジで「マークⅢ」シリーズに移行。外装を一部変更、サスペンションを元のラバーコーン式に変更すると同時に、車名を「BLMCミニ」に変更。クーパーシリーズを「1275S」に一本化。
・1971年、クーパー1275Sがカタログ落ち。
・1976年、マイナーチェンジ。日本の排出ガス規制への対応が困難であったため輸入中止。
まず、1964年マイナーチェンジ後のモーリス・ミニ・マイナーのカタログ (英語版) を紹介します。









続いて、1967年発行のオースチン総合カタログからミニを抜粋して紹介します。


最後に、マークⅡにマイナーチェンジ後のオースチン・ミニのカタログを紹介。








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