モーリス1100 / 1300

モーリス1100

1959年発売の「ミニ」(型式ADO15) で大成功を収めた英国BMCは、その上級モデルとなるADO16の開発に着手します。

開発主任はミニと同様アレック・イシゴニスで、横置きFFレイアウトなどミニの路線を踏襲しつつ、水とゴムを用いた前後関連式4輪独立懸架「ハイドラスティック・サスペンション」など新機軸が取り入れられました。

BMCは様々なブランドから構成されていましたが、ADO16はまず1962年8月、モーリス・ブランドから「モーリス1100」の名でデビューを果たします。

ボディは当初4ドアセダンのみの設定で、全長3,727mm×全幅1,543mm×全高1,346mmの大きさでした。

エンジンは水冷1.1L直4OHV (最高出力49ps / 最大トルク8.3kg・m) で、4速MTを介して最高速度125km/hの性能を発揮しました。

その後1965年に、2ドアセダンが追加されます。

さらに3ドアワゴンがラインナップに加わった1967年には、初のマイナーチェンジを実施。

外装デザインの変更と同時に、1.3L直4OHVエンジン (最高出力61ps / 最大トルク9.6kg・m) を搭載する「1300」を追加、「1100マーク2」との二本立てになります。

そして1970年に新型大衆車「モーリス・マリーナ」がデビューしたことに伴い、翌1971年に1100マーク2 / 1300の生産は打ち切られました。

デビュー当初のモーリス1100は、フラットな乗り心地や優れた操縦安定性、広い室内スペースなどを備えた、時代の先端を行く大衆車でした。

ここでは、デビュー当初の1100の本国向けカタログを紹介します。

モーリス1100
弟分のミニに類似したフロントマスク。
モーリス1100
外装デザインを手がけたのはイタリアのピニンファリーナ。「流体に浮く!」ハイドラスティック・サスペンションは、機構面の最大の売りでした。
モーリス1100
モノクロ写真の右側の人物は、設計者のアレック・イシゴニス。
モーリス1100
水とゴムを用いたハイドラスティック・サスペンションは、後にミニにも採用されます。
モーリス1100
こちらは2ドアセダン。優れたパッケージングにより、1.5Lクラスに匹敵する室内スペースとトランクスペースを実現。
モーリス1100
とは言え、さすがに後席に男性3人は窮屈そうですね。

モーリス1100

モーリス1100

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