新型アルトの走りや運転しやすさは向上したのか?新旧アルトを徹底比較!

スズキのベーシックな軽自動車「アルト」は、2021年12月10日に7年ぶりのフルモデルチェンジが発表されました。
モデルチェンジに伴いパワートレインも刷新されたので、走りが良くなったのかどうか気になるところではないでしょうか。
また、運転がしやすくなったのかどうかもチェックしたいポイントでしょう。
ここでは新型アルトと旧型アルトの走りと運転しやすさを徹底比較していきますので、購入時の参考にどうぞ!
■ 新型アルトの走りは向上したのか?
まず、新型アルトの走りは旧型アルトから向上したのかどうかをチェックします。
新旧アルトの走りに影響するスペックを表にまとめてみました。
項目 / 車名 | 新型アルト | 旧型アルト |
---|---|---|
エンジンの型式 | ・マイルドハイブリッド車 R06D型 ・純ガソリン車 R06A型 |
R06A型 |
最高出力 | ・マイルドハイブリッド車 49ps (エンジン)+2.6ps(モーター) ・純ガソリン車 46ps |
CVT車・5AGS車 52ps 5MT車 49ps |
最大トルク | ・マイルドハイブリッド車 5.9kg・m (エンジン)+4.1kg・m (モーター) ・純ガソリン車 5.6kg・m |
CVT車・5AGS車 6.4kg・m 5MT車 5.9kg・m |
トランスミッション | CVT | CVT / 5AGS / 5MT |
WLTCモード燃費 | 23.5~27.7km/L | 23.4~25.8km/L |
車両重量 | 680~760kg | 610~700kg |
新型アルトの最大の相違点は、旧型にはなかったマイルドハイブリッド車が新設されたことです。

引き続き設定される純ガソリン車が従来と同じR06A型エンジンを搭載するのに対し、マイルドハイブリッド車は新世代のR06D型エンジンとモーターの組み合わせが搭載されます。
R06D型エンジンのスペックは控えめですが、モーターのアシストが付くため、旧型アルトのCVT車・5AGS車並みのSシステム出力・トルクが期待できるでしょう。
一方新型アルト純ガソリン車は、旧型アルトのCVT車と比べスペックが6ps / 0.8kg・mもダウンしています。
新型アルトの車両重量は旧型から60~70kgも増加しているため、マイルドハイブリッド車にせよ純ガソリン車にせよ、動力性能の低下は避けられません。
また、トランスミッションは旧型アルトはCVTをメインとしながら、廉価グレードに5MTとそれをベースにしたATの5AGSが設定されていました。
それに対し、新型アルトでは全車CVTに一本化。
CVTのラバーバンドフィーリングを嫌う人にとっては、他の選択肢がなくなってしまったのは残念でしょう。
ここまでは新型アルトのネガティブなポイントばかりになってしまいましたが、良い点もあります。
それは、WLTCモード燃費が0.1~1.9km/L向上したことです。
新型アルトは燃費性能を高めるため、エンジンの出力・トルクを犠牲にしたと言えるでしょう。
■ 新型アルトは運転しやすくなったのか?
次に、新型アルトと旧型アルトの運転しやすさを比較します。
■ 新型アルトは小回りが利く?
新型アルトのホイールベースは旧型アルトと共通ですが、ステアリング切れ角が少なくなり、最小回転半径が4.2mから4.4mに拡大されてしまいました。

この20cmの差は、狭い路地や駐車場での切り替えしに影響を及ぼすでしょう。
4.4mという数値はライバルのダイハツ・ミライースや兄弟分のラパンと同一で、アルトならではのアドバンテージが失われてしまいました。
■ 新型アルトは視界が向上した?
一方で、旧型アルトでも良好だった視界は新型アルトではさらに向上しています。
新型アルトはAピラーの角度が立てられたため、旧型アルトと比べ斜め前方視界が向上。

旧型アルト

交差点の右左折時や、山道でのコーナリング時の安全確認が一段としやすくなっています。
ただ、従来同様ドアミラーがAピラー付け根に取り付けられているため、死角を生んでしまったいるのは残念な点です。
また、斜め後方視界も旧型アルトから改善されています。
新型アルト

旧型アルト

旧型アルトはリアドアウィンドウが大きくキックアップしていたため、斜め後方視界を若干損ねていました。
しかし新型アルトではキックアップが少なくなり、斜め後方視界が向上しています。
■ 新型アルトの運転支援システムは?
新型アルトでは、新たに周囲の安全確認をサポートする全方位モニターが設定されました。
全方位モニターとは、車両の前後左右に搭載されたカメラの映像を合成し、上から見下ろしたような映像や車内から外を透かして見たような映像などをディスプレイに表示するシステムです。
新型アルトの全方位モニターは最新バージョンで、すれ違い支援機能も備わります。

全方位モニターは最上級グレードでしか選べませんが、選択肢があること自体旧型アルトに対する利点です。
■ 新型アルトの走行性能と運転しやすさは向上したとは言い難い
新型アルトはパワートレインがリファインされ、燃費性能が向上しました。
半面、エンジンのパワーダウンや車両重量増加に伴い、残念ながら走りにキビキビ感が失われてしまったことは否めません。
少しでもガソリン代を節約したい人には新型アルトは魅力的に映るでしょうが、キビキビした走りを望む人には不満が残るでしょう。
運転しやすさに関しては、旧型アルトより視界が向上し安全確認がしやすくなっています。
また、全方位モニターが設定されたことも朗報です。
一方で、最小回転半径の拡大により小回り性はスポイルされてしまいました。
新型アルトの運転のしやすさは、旧型に対し一長一短があるということです。
総合的に新型アルトは走りや運転しやすさにおいて、必ずしも進化したとは言えません。
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