個性派コンパクトカーとして知られるミニは、輸入車の中ではトップクラスの人気を誇ります。
ミニの多彩なラインナップの中で、主力となるのが3ドアと5ドアのハッチバックモデル。
ここではミニの3ドア / 5ドアをライバル車と比較、どこが良くてどこがダメなのかを徹底評価しますので、購入時の参考にどうぞ。
■ ミニ・3ドア / 5ドアのここがイイ!!
まず、ミニのここがいい!というポイントについて解説します。
■ オンリーワンな内外装デザイン
ミニの外装デザインは、往年のBMC・ミニ (クラシック・ミニ) をモチーフにクラシカルな雰囲気にまとめられています。

丸目ヘッドランプと台形グリルを配したフロントマスク、低く抑えられた全高や角度の立ったAピラーなど、イメージはまさにBMC・ミニ。
ほかのどのクルマにも似ていない外装デザインは、ミニ最大の魅力でしょう。
また、怒り顔のクルマや過剰にアグレッシブなデザインのクルマが多い中、癒しを感じさせるミニの外装デザインは貴重と言えます。
そして、ミニはインパネのデザインも個性的です。

外装デザインほどクラシカルな雰囲気ではないものの、BMC・ミニのセンターメーターを模した丸形のセンタークラスター部などは大変ユニーク。
とかく、どこかで見たことのあるようなデザインになりがちなインパネですが、ミニのインパネはひと目でそれと分かるデザインです。
こうしたミニの内外装デザインは、好き嫌いがハッキリ分かれるかもしれませんが、好きな人にはたまらない魅力を感じさせるものとなっています。
■ ゴーカートフィーリングのハンドリング
ミニの走りの上での特徴は、なんと言ってもゴーカートフィーリングのハンドリングです。
ステアリングを切るやいなや横っ飛びに向きを変える俊敏な回頭性は、まさに大きなゴーカート。
特にショートホイールベースの3ドアモデルは、ハンドリングの機敏さが際立ちます。
一方ホイールベースが70mm長い5ドアモデルは、相対的に落ち着いた挙動になりますが、ライバル車と比べれば明らかに動きがシャープです。
そんなミニにとってワインディング走行は得意中の得意で、ミズスマシのごとく駆け回ることができます。
ワインディング走行が好きな人は、ミニの内外装デザインがそれほど好きでないとしても検討する価値ありです。
■ 多彩なエンジンラインナップ
ミニには多彩なエンジンラインナップが用意されています。
基本的なラインナップは1.5L直3ガソリンターボ、2L直4ガソリンターボ、1.5L直3ディーゼルターボ、2L直4ディーゼルターボの4種類。
さらにガソリンターボは1.5L、2Lともチューニングの異なる2タイプが用意されているので、全部で6種類から選べることになります。
走りや経済性に対するニーズに応じて選択できるのは、大きなメリットと言えるでしょう。
■ 良好な視界
最近のコンパクトカーは空力特性やデザイン性を重視するあまり、視界が犠牲になっている車種が珍しくありません。
ミニもデザイン重視のクルマですが、デザインの方向性が他車とはまったく異なるため、結果的に良好な視界を確保しています。
AピラーやCピラーの角度が立っている上、各ピラーが細いため全方位的に死角が少なく、安全確認は容易です。
各ウィンドウの天地の丈が小さいので、パノラミックな視界が広がるわけではありませんが、運転はしやすい部類に入ります。
■ ミニ・3ドア / 5ドアのここがダメ!
続いて、ミニのダメなポイントについて解説します。
■ 硬い乗り心地
ミニはゴーカート的な機敏なハンドリングを実現している反面、乗り心地は硬めです。
15インチタイヤを履く「ワン」や「クーパー」はタイヤのエアボリュームにある程度救われていますが、17インチタイヤを履く「クーパーS」「クーパーSD」はゴツゴツ感が目立ちます。
舗装の荒れた道路を走る機会が多い人は、試乗で乗り心地が我慢できる範囲がどうかを確かめた方がいいでしょう。
■ 小回りが効かない
ミニの全長は3ドアモデルが3.8m台、5ドアモデルでも4m余りとコンパクトです。
その割にミニは小回りが効かず、最小回転半径は3ドアでも5.3m、5ドアでは5.4mあります。
思っていたほどステアリングが切れず、おっとっと・・・となるケースも出てくるでしょう。
乗り心地の硬さと相まって、ミニは街乗りメインのお買い物車としての適性はイマイチです。
■ 予防安全装備が貧弱
現代のクルマには予防安全装備が欠かせませんが、ミニは残念ながら予防安全装備がかなり貧弱です。
自動ブレーキはワンを除く全車に標準装備されますが、車線維持支援機能や車線逸脱抑制機能、死角車両検知機能などは設定がありません。
先行車に自動追従走行するアクティブ・クルーズ・コントロールが装備されるのも、上級のクーパーS / クーパーSDなどに限られます。
ミニはドライバーズカーとしての性格が強いので、運転支援装備などに頼らず自分でしっかり運転しろということなのでしょうが、万が一のことを考えると不満が残ります。
■ 衝突安全性がイマイチ
ミニは衝突安全性の点でも高い評価は与えられません。
欧州の自動車安全試験「ユーロエヌキャップ」の評価では、ミニ (3ドア) は5段階評価で4つ星に留まります。
Official MINI Cooper 2014 safety rating results (euroncap.com)
同クラスの欧州車では、フォルクスワーゲン・ポロやアウディ・A1、ルノー・ルーテシアなどが5つ星を獲得しているので、見劣りは明らかです。
また、日本の自動車安全評価「JNCAP」の衝突安全評価でも5段階評価の4つ星で、最高評価は得ていません。
MINI 3ドア/5ドア/独立行政法人自動車事故対策機構 NASVA(交通事故)
予防安全装備の件と相まって、ミニは安全性重視の観点からはおすすめできないクルマとなっています。
■ デザインや走りが魅力のミニだが、乗り心地や安全性に不満

ミニは個性的でクラシカルな内外装デザインが魅力的で、ゴーカートフィーリングの走行性能もライバル車では得難い魅力になっています。
しかし乗り心地の硬さや安全性の不足など、実用車としては不満が残るのもまた事実。
結局のところ、ミニは快適性や安全性などにはある程度目をつむり、趣味性を買って選ぶクルマと言えます。
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