シエンタとフリードは、5ナンバー車ならではの扱いやすさと室内スペースの広さが魅力です。
しかし、この2台の室内や荷室の使い勝手は同じではありません。
ここではシエンタとフリードの使い勝手を、様々な観点から徹底的に比較してみました。
シートアレンジを比較
トヨタ・シエンタ 1,950,000円~3,108,000円

ホンダ・フリード 2,275,900円~3,278,000円

■ シートアレンジはフリードがリード
まずはじめに、2台のシートアレンジを比較してみましょう。
シエンタ、フリードとも3列シート仕様と2列シート仕様があるので、まず3列シート仕様から比較します。
機能 / 車名 | シエンタ (7人乗り) | フリード (6/7人乗り) |
---|---|---|
1列目&2列目シートフルフラット機構 | 〇 | 〇 |
2列目&3列目シートフルフラット機構 | × | 〇 |
2列目シートタンブル機構 | 〇 | 〇※ |
3列目シート格納機構 | 〇 | 〇 |
※:7人乗りのみ。
1列目シートの背もたれをフルリクライニングさせて2列目シートの座面とつなげるアレンジは、シエンタ、フリードとも可能です。


しかし、2列目シートの背もたれをフルリクライニングさせて3列目シートの座面とつなげるアレンジができるのは、フリードのみとなります。

2列目シートの背もたれをたたんだ後でシートごと前方に折りたたむタンブル機構は、シエンタとフリードの7人乗りに備わります。


フリードの6人乗り (2列目キャプテンシート仕様車) は、2列目シートを折りたたむことが出来ません。
その代わり2列目シートを前方にスライドすることが出来ますが、その後ろに出現する荷室スペースはベンチシート仕様車よりも若干狭くなります。

3列目シートを格納する機構は2台とも備わりますが、格納方法に違いがあります。
シエンタの3列目シートはダイブダウンして床下に収納されるのに対し、フリードの3列目シートは左右に跳ね上げて格納する方式です。

フリードの格納方式は荷室の左右の幅が狭くなってしまうので、荷室スペースの点ではシエンタの格納方式が有利になります。
続いて、シエンタとフリードの2列シート仕様を比較してみましょう。
ちなみにフリードの2列シート仕様車は、車名が「フリード+ (プラス)」となります。
機能 / 車名 | シエンタ (5人乗り) | フリード+ (5人乗り) |
---|---|---|
2列目チルトダウン機構 | 〇 | × |
2列目ダブルフォールディング機構 | × | 〇 |
おやすみモード | × | 〇 |
2列目シートはどちらも格納可能ですが、その方式は異なります。
シエンタの格納方式は、背もたれを前に折りたたむチルトダウン方式です。

一方フリード+は、座面を前方に跳ね上げた後で背もたれを前に折りたたむダブルフォールディング機構を採用しています。

どちらもほぼフラットな荷室スペースが出現するので、荷物を積む際の使い勝手に大きな差はありません。
ただ、フリード+にはダブルフォールディング機構を生かした「おやすみモード」が備わるメリットがあります。

1列目シートの背もたれを前に倒すことで休憩時に活用できるおやすみモードが備わる分、フリード+の方がシエンタより勝ると言えるでしょう。
収納の充実度を比較
この項目では、シエンタとフリードの収納を運転席、助手席、2列目シート、3列目シートに分けて検証していきます。
■ 運転席の収納はフリードが豊富
まず運転席の収納 (センター部も含む) を比べてみましょう。
収納 / 車名 | シエンタ | フリード |
---|---|---|
ドリンクホルダー | 〇 | 〇 |
小物入れ (ドリンクホルダー横) | 〇 | × |
アッパーボックス | 〇 | 〇 |
収納式ドリンクホルダー | × | 〇 |
センターテーブル | × | 〇 |
センターロアーポケット | × | 〇 |
ボトルホルダー付ドアポケット | 〇 | 〇 |
〇:全車標準装備
×:設定なし
運転席側の収納の数はシエンタが4か所、フリードが6か所で、フリードの方が豊富です。
フリードだけに備わる収納では、特にセンターテーブルが重宝するでしょう。

シエンタは小物の置き場に困ることがあるかもしれません。
■ 助手席の収納はシエンタの圧勝
次に、助手席の収納を比較します。
収納 / 車名 | シエンタ | フリード |
---|---|---|
ドリンクホルダー | 〇 | 〇 |
小物入れ (ドリンクホルダー横) | 〇 | × |
インパネトレイ | 〇 | 〇 |
グローブボックス | 〇 | 〇 |
シフトサイドポケット | 〇 | × |
買い物フック | 〇 | × |
ボトルホルダー付ドアポケット | 〇※ | 〇 |
〇:全車標準装備
×:設定なし
※:ペットボトル3本収納可能
助手席側の収納はシエンタが7か所、フリードが4か所で、運転席側とは逆にシエンタの方がずっと豊富です。
シエンタはとにかく収納が豊富で、これなら助手席の乗員が物の置き場に困ることはないでしょう。
特筆すべき点は、助手席側ドアにペットボトルが3本も収納できること。

よほどドリンク好きの人でも困ることはないでしょう。
フリードはシエンタよりも収納数が少ないものの、センター部の収納を活用すればなんとかなりそうです。
■ 2列目シートの収納はフリードが豊富
続いて2列目シートの収納を比較してみましょう。
収納 / 車名 | シエンタ | フリード |
---|---|---|
運転席シートバックアッパーポケット | △ | △ |
助手席シートバックポケット | × | 〇 |
ドアボトルホルダー | 〇 | 〇 |
運転席アームレストフック | 〇 | 〇 |
〇:全車標準装備
△:グレード別装備
×:設定なし
2列目シートの収納はシエンタが2~3か所、フリードが3~4か所です。
フリードは助手席シートバックポケットが備わる分、収納数でシエンタに勝っています。

■ 3列目シートの収納はシエンタが豊富
最後に、3列目シートの収納を比較します。
収納 / 車名 | シエンタ | フリード |
---|---|---|
デッキサイドボトルホルダー | 〇 | 〇 |
デッキサイドスマホホルダー | 〇 | × |
〇:全車標準装備
×:設定なし
3列目シートの収納はシエンタが2か所、フリードが1か所です。
フリードがデッキサイドのボトルホルダーしか備わらないのに対し、シエンタはスマホホルダーも備わります。

フリードは小物入れがまったくないので、3列目の乗員は不便です。
■ 収納の総合評価はほぼ互角
収納の総数は、2列シート車の場合シエンタ、フリードとも13~14か所で同じです。
3列シート車同士の比較では、シエンタが15~16か所、フリードが14~15か所とシエンタが1か所多くなります。
座席別でみると、運転席側と2列目シートの収納がフリードが、助手席側と3列目シートの収納はシエンタが豊富です。
収納の総合評価は、それぞれ一長一短があるもののほぼ互角と言えます。
荷室の使い勝手は一長一短あり
最後は、荷室の使い勝手の比較です。




荷室フロア高はシエンタが505~565mmなのに対し、フリードは335~480mmと低く、その分重い荷物の積み下ろしが容易です。
さらにフリードは着脱式のデッキボードが備わり、荷物の高さに応じて使い分けられるのも魅力。
しかし荷室の奥行は、3列シート車、2列シート車ともにどのシートアレンジを使ってもシエンタの方が長く、積載量の点で有利です。
積載性のフリード、積載量のシエンタといった違いがあるので、使い方によって評価が分かれるでしょう。
総合的な使い勝手の評価は互角
ここまでシエンタとフリードのシートアレンジや収納、荷室の使い勝手について検証してきました。
総合的な評価としてはシートアレンジはフリードが、収納の数では僅かにシエンタが勝り、荷室の使い勝手は一長一短あって互角です。
どちらが良いかはシートアレンジを重視するか否か、どの席の収納を重視するか、また荷室をどう使うかによって変わってきます。
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