フィアット・500の長所・短所を徹底検証!!

往年の大衆車、ヌオーヴァ500をモチーフにした内外装が特徴のフィアット・500 (チンクエチェント)。
2007年にデビューした古いモデルながら、いまも多くのユーザーに愛されています。
ここでは、500はライバル車と比べた場合どこがいいのか、どこがダメなのかを徹底評価しますので、購入時の参考にどうぞ。
■ フィアット・500のここがイイ!!
まず、フィアット・500のここがいい!というポイントについて解説します。
■ ポップでキュートな内外装デザイン

500の最大の長所と言えば、なんと言っても内外装デザインでしょう。
1957年~1977年まで生産されたヌオーヴァ500の内外装を現代風にリファインしたエクステリアとインテリアは、とてもポップでキュート。

ことフロント回りの造形はヌオーヴァ500のイメージそのままで、小動物のような愛らしさに溢れています。
また、「ゲゲゲの鬼太郎」に登場する目玉親父を彷彿とさせるメーターパネルも、往年のヌオーヴァ500のイメージそのものです。

シンプルながら遊び心に溢れたデザインに、乗り込むたびにワクワクすることでしょう。
こうした個性的なフィアット・500の内外装デザインは、年月が経っても決して色褪せることはありません。
■ 珍しい2気筒エンジンの設定
フィアット・500に設定されるエンジンは1.2L直列4気筒自然吸気と、通称「ツインエア」と呼ばれる875cc直列2気筒ターボの2種類。
特筆に値するのは後者のツインエアエンジンです。

現在新車で購入できるクルマで2気筒エンジンを選べるのは、500のほかに同じフィアットのパンダくらいしかありません。
2気筒エンジンは、多気筒エンジンでは味わえない独特な力強さや低回転域の鼓動が特徴です。
洗練されているとは言えませんが、現在のクルマが失ってしまったフィーリングを味わえるのが魅力です。
往年のヌオーヴァ500も2気筒エンジンを搭載していたことを考えれば、ツインエアエンジンこそ本命と言えるでしょう。
■ コンバーチブルを用意

フィアット・500には、派生モデルとして「500C」と呼ばれるコンバーチブルが設定されています。
コンバーチブルが選べるコンパクトカーは珍しく、500以外ではミニとスマート・フォーツーくらいしかありません。
500Cがユニークなのは、ミニやスマート・フォーツーと異なりオープン時も各ピラーやルーフの左右部分がそのまま残ること。
解放感ではフルオープンになるモデルに及びませんが、シャイな人が多い日本人には、中が丸見えにならないメリットの方が大きいかもしれません。
一般的なキャンバストップなどと比べれば解放感で勝りますし、ほどよい落としどころと言えそうです。
■ 良好な視界
クラシカルな外装デザインを持つフィアット・500は、最近のクルマとしては各ピラーが細いので視界が優れています。
またドアミラーがドア本体に取り付けられているお陰で、斜め前方の死角もほとんどありません。

コンパクトなボディサイズと相まってフィアット・500は大変運転がしやすいクルマなので、初心者や運転に自信のない人にもピッタリです。
■ フィアット・500のここがダメ!
続いて、フィアット・500のダメなポイントについて解説します。
■ 変速フィールに癖のあるデュアルロジック
日本に導入されるフィアット・500のカタログモデルには、トランスミッションにデュアルロジックと呼ばれるシングルクラッチ式ATが組み合わせられています。

欧州のAセグメント車に採用例の多い方式ですが、この方式は変速時にトルク抜けが発生するのが難点です。
特に不自然さが否めないのが1速から2速にシフトアップするときで、ギアレシオが離れているため、アクセル踏みっぱなしで加速すると体が前につんのめってしまいます。
スムーズに走らせるコツもありますが、そもそもATなのにイージーに運転できないのは問題でしょう。
限定車でMT仕様が導入されることもありますが、MTの方がずっと自然に運転できるので、是非カタログモデル化して欲しいところです。
■ 安全性が低い
フィアット・500には、予防安全装備が一切備わりません。
自動ブレーキさえ付かないのは、現代のクルマとしては失格です。
同じフィアットのパンダには、性能は不十分ながら自動ブレーキが付くことを考えれば、見劣りは否めません。
それに加え、フィアット・500は衝突安全性の低さも問題です。
自動車事故対策機構の実施する衝突安全テストでは、フィアット・500は5段階評価で3つ星に留まります。
500/500C 595/595C/独立行政法人自動車事故対策機構 NASVA(交通事故)
国産車では同クラスのトヨタ・パッソ / ダイハツ・ブーン (サイドカーテンエアバッグ装着車) や軽自動車のホンダ・N-BOXが5つ星を獲得しているので、車体が小さいことは言い訳になりません。
安全性重視の観点からは、残念ながらフィアット・500は不合格レベルです。
■ 価格が割高
フィアット・500の価格は200万円~261万円、コンバーチブルの500Cでは266万円~295万円します。
Aセグメントの属する最小クラスのコンパクトカーとしては、かなり高価な価格設定です。
例えば同クラスのルノー・トゥインゴは181.5万円~204.5万円で買えますし、パンダも224万円とそこまで高価ではありません。
フィアット・500は特に高級な装備や内装が備わるわけではないので、明らかに割高です。
あと20万円くらい低い価格設定が妥当なところでしょう。
■ フィアット・500はデザインが魅力だが、安全性や価格に不満

フィアット・500の最大の魅力は、なんと言ってもユニークな内外装デザインです。
往年のヌオーヴァ500を知らないユーザーにも、十分アピールできる魅力を持っています。
一方で安全性にはいささか不安が残りますし、割高な価格設定も問題です。
フィアット・500は細かいことに文句は言わず、デザイン性に惚れこんで買うタイプのクルマと言えるでしょう。
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