パンダの長所・短所を徹底検証!!

フィアット車の中でエントリーモデルに位置付けられるのが、パンダ。
扱いやすいサイズ感や手頃な価格などから、輸入車入門に適した1台です。
ここではパンダはライバル車と比べてどこがいいのか、どこがダメなのかを徹底評価しますので、購入時の参考にどうぞ。
■ パンダのここがイイ!!
まず、パンダのここがいい!というポイントについて解説します。
■ 色褪せない内外装デザイン
現行パンダが欧州でデビューしたのは2011年なので、随分と年月が経過しています。
しかし内外装デザインに古臭さはなく、いま見ても魅力十分です。
外装デザインは王道路線で奇をてらった部分はありませんが、オーソドックスな中にもイタ車らしい洒脱さが感じられます。

機能性を大切にしながらも、決して退屈なデザインになっていない点はさすがフィアットです。
また、内装デザインのセンスもなかなかのもの。

インパネは機能的なレイアウトを採用しつつ、造形に遊び心が取り入れられている点がニクいところです。
パンダの内外装デザインは決して最先端を行くものではありませんが、人を惹きつける魅力を持っています。
■ 2気筒エンジンの味
日本仕様のパンダに搭載されるエンジンは、通称「ツインエア」と呼ばれる875cc直列2気筒ターボです。

現行コンパクトカーに搭載されるエンジンは3気筒か4気筒が大半で、2気筒を採用するのはパンダのほかには同じフィアットの500くらいしかありません。
2気筒エンジンは回転のスムーズさでは3気筒や4気筒に及びませんが、1気筒当たりの爆発力が大きいため、独特な力強さを持つのが特徴。
また低回転域のドコドコした鼓動も2気筒ならではで、クルマというより2気筒エンジン搭載のビッグバイクのようなフィーリングです。
味という点では他のエンジンでは得られないものがあるので、パンダを選ぶ大きな動機になるでしょう。
■ 快適な乗り心地

パンダの足回りはセッティングが柔らかく、乗り心地はソフトです。
ホイールベースが2,300mmと短いのでヒョコヒョコしたピッチングはありますが、ゴツゴツした不快感とは無縁。
快適性はなかなかのもので、Aセグメントクラスのコンパクトカーとしてはトップレベルです。
ちなみにパンダの足回りは基本的に500 (チンクエチェント) と共通ですが、乗り心地は明らかにパンダの方が優れています。
■ 良好な視界
パンダはカッコよさよりも実用性を重視したエクステリアデザインが特徴。
そのお陰で全方位的に視界が優れていますが、特に評価できるのが斜め後方視界です。
リアクォーターウィンドウが備わる6ライトウィンドウを採用しているため、斜め後方の死角が少なく、安心してバックできます。

■ 輸入コンパクトカーには珍しい4WD車の選択が可能
パンダには輸入コンパクトカーには珍しく、4WD車が設定されています。
現在日本で購入できるのは、「パンダ クロス4×4」と呼ばれるモデル。

日本では限定車扱いとなるので常時入手できるわけではありませんが、輸入コンパクトカーで4WDの設定があること自体貴重です。
通常はFFで走行し、状況に応じて4WDに切り替わるオンデマンド方式と呼ばれる4WDシステムですが、走破性を高めるブレーキLSD機能が備わるなど、その性能は侮れません。
雪国に住んでいるが輸入車が欲しいという場合、パンダは貴重な選択肢となります。
■ パンダのここがダメ!
続いて、パンダのダメなポイントについて解説します。
■ 変速フィールに癖のあるデュアルロジック
日本に導入されるパンダ (FF車) のトランスミッションは、デュアルロジックと呼ばれるシングルクラッチ式ATのみの設定です。

欧州のAセグメント車に採用例の多い方式ですが、この方式は変速時にトルク抜けが発生するのが欠点。
特にパンダの場合は1速と2速のギアレシオが離れているため、アクセルを踏みっぱなしだとシフトアップ時に体がガクンとつんのめってしまいます。
スムーズに走らせるコツもありますが、そもそもATなのにイージーに運転できないのは問題です。
トルコンATやCVTに慣れた人には、なかなか馴染みにくいトランスミッションと言えます。
■ 低回転域の振動
味の点ではプラスに評価できるパンダの2気筒エンジンですが、低回転域で大きな振動が出てしまうのが難点。
振動がステアリングやシート越しに体に伝わってきて、快適性を損ねてしまいます。
ある程度回転が上がってしまえば振動は気にならなくなりますが、ゴー・ストップの多い渋滞では防ぎようがありません。
その意味で、パンダは都市部よりも地方に住んでいるユーザーに向いていると言えるでしょう。
■ 安全性が低い
パンダに備わる予防安全装備は、自動ブレーキの「シティブレーキコントロール」のみと非常に寂しいものとなっています。
しかもこのシティブレーキコントロールは性能が低く、作動速度域は最高速度30km/h未満に限られ、歩行者検知機能もなし。
同クラスの輸入車、フォルクスワーゲン・アップもこの点は同等で、ルノー・トゥインゴに至っては自動ブレーキさえ付かなのいで、パンダだけがダメなわけではありません。
とは言え、国産コンパクトカーや軽自動車の予防安全装備の充実ぶりと比較すれば、かなり見劣りしてしまうのが現実です。
それに加え、パンダは衝突安全性の低さも問題です。
欧州の自動車安全基準「ユーロエヌキャップ」のテストでは、乗員保護や歩行者保護の項目が最低レベルで、総合評価は5段階評価でなんと星ゼロ。
安全性重視の観点では、残念ながらパンダはおすすめできません。
■ パンダは味のあるクルマだが、安全性に不安

パンダはエンジンのフィーリングに味があり、内外装デザインもイタ車ならではの魅力があります。
また、乗り心地の良さや運転しやすさも魅力です。
一方でトランスミッションに癖があることや、安全性の低さが欠点になっています。
特に安全性の不足は、ファミリーカーとしては無視できない問題です。
輸入車ならではの個性は買えますが、安全性の観点からパンダは積極的にはおすすめできません。
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