ライズの長所・短所を徹底評価!!

トヨタ・ライズは姉妹車種のダイハツ・ロッキーと並び、数少ない5ナンバーサイズのSUVです。
ライズの購入を検討している人は、基本的に同じクルマのロッキーよりも、スズキのクロスビーとの比較が気になっているのではないでしょうか?
ここではライズはクロスビーと比べてどこがいいのか、どこがダメなのかを徹底評価しますので、購入時の参考にどうぞ!
■ ライズのここがイイ!!
まず、ライズがクロスビーより優れている点について解説します。
■ パワートレインが3種類ある
ライズのパワートレインは1.2Lノンターボエンジン+FF、ハイブリッドシステム (イースマートハイブリッド)+FF、1Lターボエンジン+4WDの3種類から選べます。
街乗りメインや価格重視ならノンターボ車、燃費やドライバビリティ重視ならハイブリッド車、高速性能や雪道走破性重視ならターボ車といったように、多様なニーズに対応するのは大きなメリットです。
対するクロスビーはマイルドハイブリッドのみの設定で、2WDか4WDかの選択肢しかありません。
パワートレインの多様性では、明らかにライズが勝っています。
■ 燃費性能で優位に立つ
先ほどの項目とも関連しますが、ライズには燃費性能の高いハイブリッドモデルが設定されていることもクロスビーにはないメリットです。
ライズ・ハイブリッドの実燃費は20.9km/Lで、クロスビーの15.1km/L (2WD車) を大きくしのぎます。
その差は5km/L以上もあり、ガソリン代が高騰している昨今では選択の大きなポイントになるでしょう。
■ 4WDの性能が高い
ライズの4WD車は通常はFFで走行し、路面や車両の状況に応じて後輪にもトルク配分を行う「ダイナミックトルクコントロール4WD」と呼ばれるシステムを採用しています。

各種センサーからの情報を4WDコンピューターで演算し、前後輪トルク配分をキメ細かく制御。
雪道やオフロードなどの滑りやすい路面だけでなく、乾燥した舗装道路でも4WD走行の恩恵にあずかれます。
たとえば、乾燥路でも急加速時や坂道に差し掛かったときは自動で4WD走行に移行。
高い駆動力が得られるだけでなく、車両の姿勢が安定し乗員の快適性が向上することもメリットです。
また、前後輪に回転差が生じる旋回時も4WD走行に移行しますが、その際に内輪側にブレーキ制御をかけて旋回の軌跡が外側に膨らむのを防ぐ機能も備わります。
こうしたライズのダイナミックトルクコントロール4WDに対し、クロスビーが採用するのはビスカスカップリング式と呼ばれるシンプルな4WDシステムです。
通常はFFで走行し、前輪が空転したりカーブで前後輪に回転差が生じると機械的に後輪にもトルクを配分します。
しかし4WDコンピューターを搭載しないので、ダイナミックトルクコントロール4WDのようなきめ細かいトルク配分は行いません。
また4WD走行の恩恵にあずかれる場面も、ダイナミックトルクコントロール4WDほど多くありません。
ライズの4WD車はクロスビーの4WD車より走行性能が高く、多くの状況で4WDの恩恵にあずかれるので、雪道やオフロードを走らない人にもおすすめできます。
■ 上級グレードに電動パーキングブレーキを装備
ライズは上級グレード (イースマートハイブリッド全車、ガソリン車Gプレミアム) に電動パーキングブレーキを採用します。

ボタンひとつでパーキングブレーキの操作ができるので、足踏み式パーキングブレーキより遥かにスマートです。
オートモードを選択すれば、シフトをPポジションに入れると自動でパーキングブレーキが掛かり、アクセルを踏むと自動で解除されるので操作を忘れる心配もありません。
また、電動パーキングブレーキに付随するオートホールド機能にも注目です。
信号待ちや渋滞時にボタンを押すだけでブレーキが掛かり続けるので、足でブレーキペダルを踏み続けずに済みます。
全車足踏み式パーキングブレーキのクロスビーに対し、ライズの優位は明らかです。
■ 広く使い勝手もいい荷室スペース
クロスビーより一回り大きいボディのライズは、荷室スペースでもクロスビーを上回ります。

後席使用時の荷室長は、クロスビーの525mmに対しライズは755mm。
クロスビーでは後席をたたまないと積めない荷物でも、ライズなら後席を使用しながら積めるケースもあるでしょう。
さらにライズは、取り付け位置を変えられる2段可変式デッキボードが備わるのもメリットです。

背もたれを倒した後席とつなげてフラットな荷室スペースを作りたい場合は上段に、高さのある荷物を積む場合は下段にといった使い分けができます。
クロスビーにもデッキボードは備わりますが、取り付け位置を変えることはできません。
荷室の広さでも使い勝手でも、ライズはクロスビーに勝ります。
■ 安全に3人座れる後席
ライズの後席の乗車定員は3名。
ヘッドレストはきちんと3人分装着されているので、中央席の乗員も安心して座れます。

一方クロスビーも後席に3人座れますが、室内幅がライズより65mm狭いため窮屈です。
それ以上に問題なのは、ヘッドレストが2人分しか用意されていないこと。
ヘッドレストのない中央席に座った人は、万が一後ろから追突されるとむち打ち症になってしまいます。
そのためクロスビーは、実用上は4人乗りと割り切ることが必要です。
後席に安心して5人乗れる点で、ライズが勝っています。
■ 充実した安全運転支援装備
ライズの安全運転支援装備は、クロスビーより充実しています。
メーカーオプションとして、ライズはクロスビーにはない以下の予防安全装備を設定。
- 隣の車線の後方から接近する車両を検知すると表示と警報でお知らせする「ブラインドスポットモニター」

- バックで出庫する際に左右後方から接近する車両を検知すると表示と警報でお知らせする「リヤクロストラフィックアラート」

ブラインドスポットモニターとリヤクロストラフィックアラートは、ZとGで選ぶことができます。
この2つのオプションを付けておけば、事故のリスクがクロスビーより減ることは間違いありません。
■ 高機能な灯火類
ライズのZには、先行車や対向車を検知するとハイビームを維持しながら照射範囲を変えるアダプティブドライビングビームと、ステアリングを切った方向やウインカーを出した方向を照らすサイドビューランプを標準装備。


この2つの装備は、夜間走行時の安全性を高めてくれます。
一方、クロスビーはこうした装備の設定はありません。
ライズのZを選べば、クロスビーより安全な夜間走行ができます。
■ 前後のコーナーセンサーを全車に装備
障害物に接近すると、距離に応じて変化する警報音とディスプレイ表示でお知らせするコーナーセンサー。
駐車時や狭い路地での取り回しで威力を発揮するコーナーセンサーを、ライズは全車のフロントとリアに標準装備します。

一方、クロスビーはリアのコーナーセンサーは最低グレード以外に標準装備しますが、フロントはどのグレードも標準装備されません。
コーナーセンサーの設定では、明らかにライズに分があります。
■ 背もたれも暖まるシートヒーター
体を直接暖めてくれるシートヒーターは、寒い日のドライブを快適にする装備として見逃せません。
ライズは、G・2WD車とX・2WD車を除き運転席・助手席シートヒーターを標準装備します。

一方クロスビーは、全車に運転席・助手席シートヒーターを標準装備。
シートヒーターの設定に関してはクロスビーが勝りますが、クロスビーのシートヒーターは背もたれが暖まらない欠点があります。
ライズのシートヒーターは座面だけでなく背もたれも暖まるので、クロスビーよりも快適です。
■ 駐車支援装備が選べる
ライズでは駐車支援装備の「スマートパノラマパーキングアシスト」がZ / Gにオプション設定されています。

スマートパノラマパーキングアシストは、駐車したい場所でスイッチを押すと自動でステアリング操作を行ってくれる装備です。
駐車に手間取ったり、障害物や隣のクルマにぶつけそうになったりする心配とは無縁になります。
一方クロスビーには、駐車支援システムの設定はありません。
■ ライズのここがダメ!
ライズにはクロスビーにはない、様々ないいところがあることが分かってもらえたでしょう。
では逆に、ライズはクロスビーに対してどんなダメな点があるのでしょうか?
■ 取り回し性が劣る
ライズはクロスビーよりボディが一回り大きい分、狭い場所での取り回しは不利です。
さらに、ライズの最小回転半径はクロスビーの4.7mに対し4.9~5.0mと20~30cm大きく、小回り性でも劣ります。
クロスビーでは一発でUターンできる場所でもライズは切り返しが必要、といったケースもあるでしょう。
■ 後席スペースが狭い
ライズは後席の幅はクロスビーより広いのですが、足元のスペースと頭上のスペースはクロスビーほど大きくありません。
足元のスペースはそれでも十分余裕があるので、実用上は問題ありませんが、頭上のスペースはあまり余裕がないので、大柄な人だと窮屈に感じるかもしれません。
■ 収納が見劣りする
ライズの収納は、クロスビーと比べると見劣りします。
例えばクロスビーは助手席側のインパネトレーにボックスティッシュを置くことができますが、ライズにはボックスティッシュの置き場がありません。
花粉症の人にはボックスティッシュが欠かせないので、ライズは不便に感じることでしょう。
また、クロスビーは助手席下のアンダートレイが全車に装備されるのに対し、ライズではZとGに限られます。
■ アイドリング中は冷風が出ない
ライズはクロスビー同様、全車にアイドリングストップ機構が備わりますが、アイドリングストップ中はエアコンから冷風が出ないので、夏場は暑さを我慢しなければなりません。
それに対し、クロスビーはエコクールと呼ばれる蓄冷エバポレーターを搭載し、アイドリングストップ中でも一定の時間冷風が出ます。
ライズで夏場の不快感をなくすには、アイドリングストップ機構をオフにしなければなりません。
■ ライズはパワートレイン、運転支援装備にメリットあり!

ライズのクロスビーに対するメリットは、まずパワートレインの選択肢が多いことです。
また運転支援装備の充実度でも、クロスビーに差を付けます。
さらに荷室スペースが広いことや後席に安全に3人座れることも、使い方によっては大きな利点になるでしょう。
クロスビーに対して劣る点もありますが、許容できる人も多いのではないでしょうか。
内外装デザインの好みを別にすれば、ライズはクロスビーよりメリットが多いと言えます。
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