ロッキーの長所・短所を徹底評価!!

ダイハツ・ロッキーは姉妹車種のトヨタ・ライズと並び、数少ない5ナンバーサイズのSUVとして人気を集めています。
ロッキーの購入を検討している人も多いと思いますが、同クラスのスズキ・クロスビーの存在も気になっているはず。
ここではロッキーはクロスビーと比べてどこがいいのか、どこがダメなのかを徹底評価しますので、購入時の参考にどうぞ!
■ ロッキーのここがイイ!!
まず、ロッキーがクロスビーより優れている点について解説します。
■ 3種類のパワートレインを選べる
ロッキーは2021年11月のマイナーチェンジで、パワートレインがそれまでの1種類から3種類に増えました。
用意されるのは1.2Lノンターボエンジン+FF、ハイブリッドシステム (イースマートハイブリッド)+FF、1Lターボエンジン+4WDの3タイプ。
街乗りメインや価格重視ならノンターボ車、燃費やドライバビリティを重視するならイースマートハイブリッド車、高速性能や雪道走破性重視ならターボ車といった具合に、好みやニーズで選べるのは大変良いことです。
対するクロスビーはマイルドハイブリッドのみの設定で、2WDか4WDかの選択肢しかないので、ロッキーの多様性が光ります。
■ 燃費性能が高い
先ほどのパワートレインと関連するのですが、ロッキーは燃費性能でもクロスビーに対し優位に立っています。
ロッキーのWLTCモード燃費は以下のとおり。
- ノンターボ・2WD車 20.7km/L
- イースマートハイブリッド・2WD車 28.0km/L
- ターボ・4WD車 17.4km/L
対するクロスビーのWLTCモード燃費は以下のとおりです。
- 2WD車 18.2km/L
- 4WD車 17.0km/L
最低燃費モデル同士では0.4km/L、最高燃費モデル同士なら9.8km/Lもロッキーの方が優れています。
少しでもガソリン代を抑えたいなら、ロッキーを選択するしかありません。
■ 4WDの性能が高い

https://youtu.be/TvEeZeRMmdY
ロッキーの4WDシステムは、通常はFFで走行し、路面や車両の状況に応じて後輪にもトルク配分を行う「ダイナミックトルクコントロール4WD」を採用しています。
各種センサーからの情報を4WDコンピューターで演算し、キメ細かい前後輪トルク配分を行う制御が特徴です。
ダイナミックトルクコントロール4WDのメリットは、雪道やオフロードなどの滑りやすい路面だけでなく、乾燥した舗装道路でも4WD走行の恩恵にあずかれる点にあります。
たとえば、乾燥路でも急加速時や坂道に差し掛かったときなどは、4WD走行に切り替わります。
単に高い駆動力が得られるだけでなく、車両の姿勢が安定し、乗員の快適性が向上することもメリットです。
また、前後輪に回転差が生じる旋回時も4WD走行に移行しますが、その際に内輪側にブレーキ制御をかけ、旋回の軌跡が外側に膨らむのを防ぐ機能も持ちます。
このロッキーのダイナミックトルクコントロール4WDに対し、クロスビーが採用する4WDシステムは、ビスカスカップリング式と呼ばれるシンプルな方式です。
通常はFFで走行し、前輪が空転したりカーブに差し掛かって前後輪に回転差が生じると、機械的に後輪にもトルクを配分する方式になります。
4WDコンピューターは搭載しないので、ダイナミックトルクコントロール4WDのようなきめ細かいトルク配分はできません。
また、4WD走行の恩恵にあずかれる場面も、ダイナミックトルクコントロール4WDより少なくなります。
ロッキーの4WD車はクロスビーの4WD車より性能が高く、多くの状況で4WDの恩恵にあずかれるので、雪道やオフロードを走らない人にもおすすめです。
■ 上級グレードに電動パーキングブレーキを装備
ロッキーは2021年11月のマイナーチェンジの際に、上級グレード (イースマートハイブリッド全車、ガソリン車Gプレミアム) に新たに電動パーキングブレーキが採用されました。

ボタンひとつでパーキングブレーキを掛けたり解除したりできるので、足踏み式より遥かにスマートです。
またオートモードを選択すれば、シフトをPポジションに入れると自動でパーキングブレーキが掛かり、アクセルを踏むと自動で解除されるので、操作をし忘れる心配もありません。
また、この電動パーキングブレーキに付随する機能として、オートホールド機能も備わります。
信号待ちや渋滞時にボタンを押すとブレーキが掛かり続けるので、足でブレーキペダルを踏み続ける必要がありません。
全車足踏み式パーキングブレーキのクロスビーに差を付ける部分です。
■ 広く使い勝手もいい荷室スペース

https://youtu.be/jhYbQ9Bao6A
ロッキーはクロスビーより一回り大きいボディを持っていますが、そのメリットは荷室スペースの広さに現れています。
後席使用時の荷室長は、クロスビーの525mmに対しロッキーは755mm。
クロスビーでは後席をたたまないと積めない荷物でも、ロッキーなら後席を立てたまま積めるというケースもあり得ます。
さらにロッキーは、取り付け位置を変えられる2段可変式デッキボードが備わる点もメリットです。

前に倒した後席とつなげてフラットな荷室スペースを作りたい場合は上段に、高さのある荷物を積む場合は下段にといった使い分けができます。
クロスビーにもデッキボードは備わりますが、取り付け位置を変えることはできません。
荷室の広さでも使い勝手でも、ロッキーはクロスビーに勝ります。
■ 安全に3人座れる後席

https://youtu.be/zMbs7wkhWYU
ロッキーはコンパクトなSUVですが、乗車定員が5名なので後席に3人座ることができます。
さすがに3人座ると少し窮屈にはなりますが、ヘッドレストは3人分装着されているので、安全面での問題はありません。
一方、クロスビーも後席に3人座れますが、室内幅はロッキーより65mm狭いため、いっそう窮屈です。
それより問題なのは、ヘッドレストが2人分しか用意されていないこと。
これでは万が一追突された場合、ヘッドレストのない中央席に座った人はむち打ち症になってしまいます。
クロスビーは、事実上は4人乗りと割り切る必要があります。
それに対し、ロッキーは5人が安心して乗れるメリットがあります。
■ 充実した安全運転支援装備

ロッキーは、クロスビーよりも安全運転支援装備が充実しています。
メーカーオプションになりますが、クロスビーにはない以下の予防安全装備を用意。
- 隣の車線の後方から接近する車両を検知すると表示と警報でお知らせする「ブラインドスポットモニター」
https://youtu.be/wPzHL6q4CHA
- バックで出庫する際に左右後方から接近する車両を検知すると表示と警報でお知らせする「リヤクロストラフィックアラート」
https://youtu.be/o5Hrh7u-ODU
ブラインドスポットモニターとリヤクロストラフィックアラートは、Lを除く全車で選ぶことができます。
この2つのオプションを付けておけば、事故のリスクはクロスビーよりも確実に減るでしょう。
■ 高機能な灯火類

ロッキーのプレミアムGには、先行車や対向車を検知するとハイビームを維持しながら照射範囲を変えるアダプティブドライビングビームと、ステアリングを切った方向やウインカーを出した方向を照らすサイドビューランプを標準装備。


この2つの装備は、夜間走行時の安全性を高めてくれます。
一方、クロスビーはアダプティブドライビングビームやサイドビューランプの設定はありません。
ロッキーのプレミアムGなら、クロスビーよりも安心して夜間走行ができます。
■ 前後のコーナーセンサーを全車に装備

障害物に接近すると、距離に応じて変化する警報音とディスプレイ表示でお知らせする装備がコーナーセンサーです。
この装備が付いていると、駐車時や狭い路地で取り回すときに車体をぶつけてしまう心配がなくなります。
ロッキーは、コーナーセンサーを全車のフロントとリアに標準装備。
一方、クロスビーはリアのコーナーセンサーは最低グレード以外に標準装備されますが、フロントには装備されません。
コーナーセンサーはフロントにも付いているに越したことはないので、ロッキーの方が明らかに優れています。
■ 背もたれも暖まるシートヒーター

体を直接暖めてくれるシートヒーターは、寒い日のドライブを快適にしてくれます。
ロッキーは、X・2WD車とL・2WD車を除き運転席・助手席のシートヒーターを標準装備。
それに対し、クロスビーは全車に運転席・助手席シートヒーターを装備します。
下位グレードにもシートヒーターを装備するクロスビーの方が、いいように感じるかもしれません。
しかし、クロスビーのシートヒーターは暖まるのが座面だけで、背もたれは暖かくならない欠点があります。
それに対し、ロッキーのシートヒーターは座面も背もたれも暖かくなるので、クロスビーよりも快適です。
■ 駐車支援装備を選べる

https://youtu.be/bS8GNGtY9aM
ロッキーには駐車が苦手な人のために、「スマートパノラマパーキングアシスト」と呼ばれる駐車支援システムがオプション設定 (※Lを除く) されてます。
スマートパノラマパーキングアシストは、駐車したい場所でスイッチを押すだけで自動でステアリング操作を行ってくれる、大変便利な装備です。
何度も切り返して駐車に時間がかかったり、壁やとなりのクルマにぶつけそうになったりといったこともなくなるでしょう。
クロスビーには駐車支援システムは設定されていないので、ロッキーのメリットになります。
■ ロッキーのここがダメ!
ロッキーにはクロスビーにはない、さまざまな美点があることが分かってもらえたと思います。
では逆に、ロッキーはクロスビーに対してどんなダメな点があるのでしょうか?
■ 取り回し性が劣る

ロッキーはクロスビーよりボディが一回り大きいので、基本的に狭い場所での取り回しは不利です。
また、最小回転半径もクロスビーの4.7mに対し4.9~5.0mと20~30cm大きく、小回り性でも劣ります。
クロスビーでは一発でUターンできる場所でもロッキーは切り返しが必要、といったケースもあるでしょう。
■ 後席スペースが狭い
ロッキーは後席の幅はクロスビーより広いのですが、足元のスペースと頭上のスペースはクロスビーほど大きくありません。
足元のスペースはそれでも十分余裕があるので、実用上は問題ありませんが、頭上のスペースはあまり余裕がないので、大柄な人だと窮屈に感じるかもしれません。
■ 収納が少ない

ロッキーの収納スペースは、クロスビーと比べると少なめです。
クロスビーは助手席側のインパネトレーにボックスティッシュを置くことができますが、ロッキーにはボックスティッシュの置き場がありません。
花粉症の人にはボックスティッシュが欠かせないので、ロッキーは不便に感じることでしょう。

また、クロスビーは助手席下のアンダートレイが全車に装備されるのに対し、ロッキーは上級のプレミアムとGにしか付きません。
収納面では、ロッキーはクロスビーに一歩を譲ります。
■ アイドリング中は冷風が出ない
ロッキーはクロスビー同様、全車にアイドリングストップ機構が備わりますが、アイドリングストップ中はエアコンから冷風が出なくなるので、夏場は暑さを我慢しなければなりません。
それに対し、クロスビーはエコクールと呼ばれる蓄冷エバポレーターを搭載し、アイドリングストップ中でも一定の時間は冷風が出ます。
ロッキーは燃費の悪化には目をつむっても、夏場はアイドリングストップ機構をオフにしたくなるかもしれません。
■ ロッキーはパワートレイン、運転支援装備にメリットあり!

ロッキーのクロスビーに対するメリットは、まずパワートレインの選択肢があることと、燃費性能が高いことです。
また運転支援装備が充実していて、特に上級グレードを選んだ場合やオプションを付けた場合はクロスビーに差を付けます。
さらに荷室スペースが広いことや後席に安全に3人座れることも、使い方によっては大きな利点になるでしょう。
クロスビーに対して劣る点もありますが、ひどく気になるような欠点はありません。
内外装デザインの好みを別にすれば、クロスビーよりもロッキーの方がメリットが多いと言えるでしょう。
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