シエンタの長所・短所を徹底評価!!

トヨタのコンパクトミニバン「シエンタ」は、5ナンバーサイズの扱いやすさなどから高い人気を持っています。
そんなシエンタの最大のライバルは、ホンダ・フリードです。
ここではシエンタはフリードと比べてどこがいいのか、どこがダメなのかを徹底評価しますので、購入時の参考にどうぞ。
■ シエンタのここがイイ!!
まず、シエンタがフリードに勝っている点について解説します。
■ 乗り心地や静粛性が優れている
シエンタはサスペンションの動きがフリードと比べしなやかで、その分乗り心地も快適です。
荒れた路面でも凹凸を上手くいなし、フラットかつ重厚な乗り心地を提供してくれます。
フリードは足回りのセッティングが硬く、路面が悪いとゴツゴツ感が強く出てしまうのとは対照的です。
家族から乗り心地に対して不満の声が出にくい点では、間違いなくシエンタが勝っています。
また静粛性の点でも、シエンタの方がエンジン音・ロードノイズとも小さく、より静かです。
総じてシエンタはフリードと比べ、一クラス上のクルマに乗っているような快適性があります。
■ 燃費性能が優れている
トヨタのハイブリッド車の燃費性能には定評がありますが、シエンタハイブリッドも例外ではありません。

FFモデルのWLTCモードカタログ値は28.2~28.8km/Lと非常に優秀で、フリードハイブリッドの20.9km/Lを大幅にしのぎます。
シエンタのガソリン車の燃費はWLTCモード値で18.3~18.4km/Lと大分落ちますが、それでもフリードのガソリン車の17.0km/Lと比べれば良好な数値です。
経済性で選ぶなら、フリードよりもシエンタということになります。
■ 荷室スペースが広い
シエンタはフリードと比べ、荷室長が長く取られていることもメリットのひとつです。

上の画像はシエンタ3列シート仕様車の2列目・3列目シートを折りたたんだ状態ですが、この状態でも3列目シートだけを折りたたんだ状態でも、フリードの3列シート仕様車より荷室長が長く取られています。

また、上の画像はシエンタ2列シート仕様車のものですが、フリードの2列シート仕様車と比較するとやはり荷室長が長く、長尺物の積載性で有利です。
■ 運転や駐車がしやすい
シエンタのボディサイズはフリードとほぼ同等ですが、最小回転半径はフリードより20cm小さい5.0mに抑えられています。

ボディが一回り小さいコンパクトカー並みの小回り性で、取り回しやすさは抜群です。
フリードの最小回転半径と比べわずか20cmの差ですが、片側1車線の道路でUターンするときや狭い駐車場に停めるときなどにこの差が効いてきます。
また、ZとGの場合はディスプレイオーディオ画面に車両後方の映像を表示するバッグガイドモニターが標準装備されるので、バックでの駐車も容易です。

フリードでは車載カメラの映像を表示する装備はオプションで、そのほかに純正ナビも必要なのでかなり高額な出費となってしまいます。
こうした小回り性や駐車支援装備を持つシエンタは、運転が苦手な人にも優しいクルマと言えるでしょう。
■ 安全装備が充実している
シエンタは安全装備が充実していることも長所のひとつです。
まず自動ブレーキの性能ですが、フリードが車両のほかに昼間の歩行者しか検知できないのに対し、シエンタは昼夜の歩行者や自転車運転者、昼間の自動二輪車も検知できます。
さらに交差点を右左折する際も車両や歩行者などを検知できることも、フリードにはないメリットです。
また先行車に自動追従走行するアダプティブクルーズコントロールの性能にも差があり、フリードは約30km/h以上でないと使えませんが、シエンタは全車速対応式なので渋滞のゴー&ストップにも対応します。
加えてシエンタはフリードにはない予防安全装備として、車線変更をサポートするブラインドスポットモニターやバックでの出庫を支援するパーキングサポートブレーキ (後方接近車両) も設定されるなど、フリードに対する優位は明らかです。
そして、側面衝突時に乗員を保護するサイド&カーテンエアバッグの設定もシエンタの方が優れています。
フリードは下位グレードにはサイド&カーテンエアバッグが標準装備されませんが、シエンタは全車に標準装備です。
安全装備は全般的にシエンタの方が充実しています。
■ 価格が安い
シエンタの価格帯は1,950,000円~3,108,000円で、フリードの2,275,900円~3,278,000円よりも安価に設定されています。
特に最廉価グレード同士を比較した場合、シエンタの方が30万円以上も安価です。
価格が安い分快適装備でフリードに見劣りする部分もありますが、200万円以下で手に入るグレードがあること自体評価に値します。
■ シエンタのここがダメ!
続いて、シエンタがフリードに劣る点を取り上げ解説します。
■ ガソリン車で4WDが選べない
雪国に住む人にとって、4WD車のニーズは高いものあります。
しかし、シエンタはハイブリッドでは4WDを選ぶことができますが、ガソリン車にはFFしか設定がありません。
フリードはハイブリッド・ガソリン車を問わず4WDを選べるので、価格の安いガソリン車を望む人はフリードに流れてしまうでしょう。
■ 2列目キャプテンシート仕様車の設定がない
フリードには5人乗り / 6人乗り / 7人乗りの3タイプがあり、このうち6人乗りは2列目が独立したキャプテンシート仕様です。
キャプテンシートは座り心地が良いだけでなく、2列目・3列目間のウォークスルーが可能なメリットがあります。
一方シエンタは5人乗りと7人乗りの2タイプですが、いずれも2列目シートはベンチシートです。
座り心地が良くウォークスルーが可能なキャプテンシートが選べないことは、シエンタの弱点になっています。
■ 3列目シートの居住性が悪い

シエンタの3列目シートは座面・背もたれともクッションが薄く、座り心地は褒められたものではありません。
それに加え頭上のスペース、足元のスペースとも狭く、長時間の乗車は無理があります。
フリードは3列目シートの作りもしっかりしていて、頭上・足元とも十分なスペースが確保されているのとは対照的です。
シエンタの3列目シートは、緊急用として割り切る必要があります。
■ 快適装備が物足りない
運転席・助手席の座面と背もたれを暖めるシートヒーターと、後席に温風を送るリアヒーターダクトは、冬場の快適なドライブに大きく貢献します。
しかしシエンタはこの2つの装備が標準で付くグレードがなく、オプション扱いです。
フリードは一部グレードを除きシートヒーターが標準装備され、リアシートヒーターは全車に標準装備されるだけに、明らかに見劣りしてしまいます。
■ スポーティグレードの設定がない
シエンタは全車ファミリータイプのグレードで、スポーティグレードの設定がありません。
一方フリードには、モデューロXという走りを追求したスポーティグレードが設定されています。
現状では、走り好きのお父さんはシエンタでなくフリードを選んでしまうでしょう。
■ シエンタはフリードと比べ一歩リード

シエンタはフリードと比べ乗り心地や静粛性、燃費、安全性などの点で明らかなアドバンテージがあります。
また価格が安いことも、決して無視できないシエンタのメリットです。
一方で、ガソリン4WD車の設定がない点や快適装備がオプション扱いになってしまうことなどの点で、フリードに見劣りします。
それぞれ一長一短がありますが、ミニバンにとって重要度の高い乗り心地・静粛性・安全性がより優れているシエンタに軍配を上げて良いでしょう。
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