トールの長所・短所を徹底評価!!

ダイハツのプチバン、トールは兄弟車種のトヨタ・ルーミーとともに人気モデルとなっています。
そんなトールの最大のライバルは、ルーミーを別にすればスズキ・ソリオです。
ここではトールはソリオと比べてどこがいいのか、どこがダメなのかを徹底評価しますので、購入時の参考にどうぞ。
■ トールのここがイイ!!
まず、トールがソリオに勝っている点について解説します。
■ 取り回しが楽
狭い路地や駐車場では、最小回転半径が小さい方が楽に取り回せます。
トールの最小回転半径は最上級グレードのカスタムGターボが4.7m、それ以外のグレードが4.6mです。

ライバルのソリオは全車4.8mなので、トールの方が0.1~0.2m小回りが効きます。
僅かの差ですが、状況によっては切り返しが必要がどうかの分かれ目になることもあるでしょう。
そして、障害物に接近すると音と表示で知らせてくれるパーキングセンサーの有無も、取り回し性に大きく影響します。
トールの場合、全車のフロントとリアにパーキングセンサーを標準装備。

対するソリオは、フロントのパーキングセンサーは全車オプション扱いで、リアのパーキングセンサーもグレード別装備となってしまいます。
どのグレードにも最初から前後のパーキングセンサーが付いてくるトールの方が、間違いなくユーザーに親切です。
■ 後席に安心して3人乗れる
トール、ソリオとも乗車定員は5名で、後席に3人座ることが可能です。
トールは後席に3人分のヘッドレストを用意しているので、万が一後ろから追突されてしまっても、乗員すべての頸部損傷を防ぐことができます。

一方ソリオは、後席のヘッドレストが左右席の2人分しか付いていないので、中央席に座った人の安全確保ができません。
後席に3人乗せる機会があるなら、トール一択となります。
■ 荷室の使い勝手がいい
トールは荷室の使い勝手において、ソリオより優れています。
まず荷室開口高がソリオより10cm大きく、荷室フロア高も約14cm低いので、大きな荷物や重い荷物の積み下ろしが容易です。

そして、後席を折りたたんだ時の荷室の使い勝手やスペースでもソリオに差を付けます。
後席ダイブダウン機能により低くフラットなフロアが出現することに加え、荷室長も15cmも長いので、トールの優位は明らかです。
荷室に沢山荷物を積む機会が多いなら、トールを選んだ方が後悔しません。
■ 予防安全装備が充実
トールは全車に予防安全装備「スマートアシスト」が標準装備されます。

ソリオが予防安全装備の付かない「スズキセーフティサポート非装着車」を設定しているのとは、対照的です。
また、予防安全装備のメインと言える自動ブレーキ (衝突被害軽減ブレーキ) の性能も、トールの方が優れています。
ソリオが歩行者を昼間しか検知できないのに対し、トールでは夜間も歩行者を検知できるからです。

さらにソリオにはない路外逸脱警報機能が全車に備わるなど、予防安全装備はトールの方が間違いなく充実しています。

■ 上級グレードに電動パーキングブレーキを搭載
ボタンひとつでパーキングブレーキの操作ができる電動パーキングブレーキと、ブレーキペダルから足を離してもブレーキが掛かり続けるオートブレーキホールド機能は、あると大変重宝する装備です。
トールはカスタム系の全車に電動パーキングブレーキとオートブレーキホールド機能が標準装備され、標準系もXを除きオプションで付けることができます。

対するソリオは全車足踏み式パーキングブレーキで、電動パーキングブレーキ&オートブレーキホールド機能の設定はありません。
またトール、ソリオとも上級グレードに全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロールが装備されますが、停車後の保持性能に差があります。
ソリオは停車してから2秒経過すると停車保持機能が解除されてしまうので、自分でブレーキペダルを踏み続けないとなりません。
一方トールは、オートブレーキホールド機能の働きでドライバーは何の操作もせず停車し続けることができます。

高速道路で渋滞に巻き込まれたときに、トールを選んだ良かったと感じるでしょう。
■ トールのここがダメ!
続いて、トールがソリオに劣る点を取り上げ解説します。
■ ノンターボ車の動力性能が低い
トールにはターボ車とノンターボ車が設定されていますが、ノンターボ車は動力性能に難があります。
街乗りでは問題ないものの、高速道路や山道では非力さを痛感することになるでしょう。
ソリオ (全車ノンターボ) と比較した場合、100kg以上重い車体に排気量が200cc小さいエンジンを搭載しているので、動力性能はまったく勝負になりません。
トールでもターボ車を選べばソリオに遜色ない動力性能が得られますが、上級グレードになるので出費がかさんでしまいます。
また、トールはターボ車、ノンターボ車とも燃費性能でソリオより劣ることも欠点のひとつです。
■ 乗り心地が硬く車内がうるさい
トールは足回りのセッティングが比較的硬めで、乗り心地はソフトとは言えません。
決して不快というわけではありませんが、荒れた路面ではややゴツゴツ感が出てしまいます。
ソリオが路面の状態に関わらず快適な乗り心地を実現しているのに対し、見劣りは否めません。
またソリオと比べ遮音性が低く、ロードノイズやエンジン音が耳に付いてしまうのもトールの欠点です。
さらに、アイドリングストップからのエンジン再始動時のキュルキュル音も気になるなど (ソリオはキュルキュル音なし)、静粛性にはいささか難があります。
■ 快適装備が物足りない
エアコンにはフルオートエアコンとマニュアルエアコンがありますが、機能性は自動で設定温度を保つフルオートエアコンの方が優れています。
ソリオは全車にフルオートエアコンが装備されますが、トールは最廉価グレードのGを選ぶとマニュアルエアコンになってしまうのが難点です。
最廉価グレード同士で比較検討する場合、トールのマニュアルエアコンは減点ポイントになります。
また、ソリオでは最廉価グレード以外に標準装備されるシートヒーターが、トールでは全車オプション扱いとなる点もデメリットのひとつです。

さらに、ソリオでは全車に装備されるリヤヒーターダクトや、上級グレードに装備されるサーキュレーターもトールには設定がありません。
このように、快適装備面でトールはソリオより明らかに劣っています。
側面衝突時に乗員へのダメージを軽減する装備が、SRSサイドエアバッグとSRSカーテンエアバッグです。
この2種類のエアバッグは、残念ながらトールでは全車オプション扱いとなってしまいます。

ソリオが全車にSRSサイド&カーテンエアバッグを標準装備するのとは、対照的です。
多人数乗車の機会が多いミニバンなのに、大切な安全装備をオプション扱いにしてしまう姿勢はいただけません。
■ トールはソリオと比べやや分が悪い

トールはソリオに対し、荷室の使い勝手や予防安全装備などの点で優れています。
一方でノンターボ車の動力性能や静粛性、快適装備やエアバッグの設定など、ソリオに劣る点も少なくありません。
それぞれ一長一短ありますが、総合的に見てトールはやや分が悪くなっています。
もしトールを選ぶ場合は、ターボ車を選択すると同時にオプションのシートヒーターやサイド&カーテンエアバッグを付けた方がいいでしょう。
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