アップ!の長所・短所を徹底検証!!

フォルクスワーゲンのエントリーモデル、アップ!は輸入車としては安価なこともあり、根強い人気があります。(※生産終了につき現在は新車の入手はできません)
同じリッターカークラスとして輸入車ではルノー・トゥインゴ、国産車ではトヨタ・パッソ / ダイハツ・ブーンあたりがライバルに該当するでしょう。
ここでは、アップ!はこうしたライバル車と比べてどこがいいのか、どこがダメなのかを徹底評価しますので、購入時の参考にどうぞ。
■ アップ!のここがイイ!!
まず、アップ!のここがいい!というポイントについて解説します。
■ 端正かつキュートなエクステリア

アップ!のエクステリアは、いかにもフォルクスワーゲンらしく端正なデザインにまとめられています。
無駄な加飾やキャラクターラインがなく、とてもプレーンな雰囲気です。
こうしたフォルクスワーゲン車ならではのデザインに加え、アップ!ではキュートなテイストが付加されているのが特徴。
ことリア回りのデザインは印象的で、全面ガラス張りの丸みを帯びたテールゲートは、エクステリア面のハイライトと言えるでしょう。
万人受けするデザインでありながら、チャームポイントも併せ持っている点はアップ!の大きな魅力になっています。
またスタイリッシュな3ドアモデルが選べる点も、後席を使う機会のほとんどない人にとって魅力のポイントになるはずです。

■ 優れた操縦安定性と乗り心地
アップ!はシャシー性能が高く、操縦安定性が大変優れています。
アウトバーンの国で生まれただけあり、特に高速走行時の操縦安定性はクラスの水準を大きく凌駕。
直進時、コーナリング時とも安定性が高く、ボディサイズを忘れてしまうほどです。
また乗り心地のフラットさもAセグメントのレベルを超えたもので、下手なBセグメント車顔負けの快適性を誇ります。
なるべくコンパクトなクルマが望ましいが、高速道路を走行する機会が多いという人には、アップ!はイチオシのモデルです。
■ 輸入車ではもっとも安かった価格
アップ!の新車販売時の価格は、1,673,000円~2,056,000円。
1,815,000円~2,135,000円のトゥインゴより安く、輸入車としてはもっとも安価な1台でした。
それだけに、生産終了が惜しまれます。
■ アップ!のここがダメ!
続いて、アップ!のダメなポイントについて解説します。
■ 変速フィールに癖のあるASG

日本に導入されていたアップ!のトランスミッションは、ASGと呼ばれるシングルクラッチ式ATのみでした。
上級モデルのポロなどに搭載されるデュアルクラッチ式ATのDSGと比較すると、変速時にトルク抜けが発生するのが難点。
また低速域での速度の微調整がやりにくいなど、ドライバビリティに難があります。
ライバルのトゥインゴに設定されているATはデュアルクラッチ式なので、見劣りは否めません。
パッソ / ブーンなどの国産コンパクトカーに採用されているCVTと比べた場合も、効率面はともかくとして、変速の滑らかさでは大きく劣っています。
このトランスミッションの癖だけでアップ!を敬遠する人がいると思われるので、なんとも残念です。
■ 日本向けモデルではターボ車が選べない
日本向けアップ!のエンジンは、1L自然吸気 (最高出力75ps / 最大トルク9.7kg・m) のみのラインナップでした。
車両重量が930~950kgと軽いため、一般道では十分なパフォーマンスを発揮するものの、高速道路の追い越しや山道の上りではいささかパワーが足りません。
本国では1Lターボエンジン搭載モデルも用意されていて、こちらは最高出力90ps / 最大トルク16.3kg・mと遥かに強力なスペック。
これならどんな状況でもパワー不足を感じることはなかったはずですが、日本未導入のまま終わりました。
■ 安全装備が貧弱
アップ!に備わる予防安全装備は、自動ブレーキの「シティエマージェンシーブレーキ」のみです。
このシティエマージェンシーブレーキは性能が低く、作動速度域は最高速度30km/h未満に限られ、歩行者を検知することもできません。
上級のポロの自動ブレーキは作動速度域の上限がなく、歩行者も検知できるのと比べると、かなり差があります。
また、国産同クラスのパッソ / ブーンは80km/hまで自動ブレーキが作動し、歩行者検知機能もあるので、やはりアップ!の見劣りは明らかです。
そして、パッソ / ブーンには誤発進抑制機能や車線逸脱警報機能などが付きますが、アップ!にはそうした機能もありません。
さらに衝突安全性の点でも、側面衝突から乗員の頭部を保護するカーテンエアバッグの設定がないなど、いささか問題があります。
安全性重視の観点では、残念ながらアップ!はおすすめしにくいクルマです。
■ エアコンの効きが悪い
アップ!のインパネには、エアコンの吹き出し口が左右の2か所にしかありません。

通常センター部にも大きなエアコン吹き出し口があるものですが、アップ!にはそれがないため、エアコンの効きがイマイチです。
特に夏場は車内が十分涼しくならず、汗がなかなか引かないことがあるでしょう。
■ アップ!はシャシー性能が優秀な反面、パワートレインや装備に不満

アップ!はシャシー性能が高く、操縦安定性や乗り心地はクラストップレベルです。
また外装デザインのセンスの良さや、買いやすい価格も魅力にあげられます。
一方で、パワートレインが非力なノンターボと癖のあるASGの組み合わせしか選べないのが欠点。
また装備面でも、特に安全装備の不十分さが欠点になっています。
アップ!は、総合的な魅力度の点ではイマイチと言わざるを得ません。
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