3ナンバーコンパクトカーの走行性能を徹底比較!!

3ナンバーサイズのコンパクトカーは、5ナンバー・コンパクトカーよりボディサイズが大きく、エンジンもパワフルです。
取り回し性では不利になりますが、走行性能は5ナンバー・コンパクトカーのワンランク上を行きます。
ここでは国産の3ナンバー・コンパクトカー3台をピックアップし、走行性能を徹底比較してみました。
動力性能を比較
比較するのは以下の3台で、すべてハイブリッドのFF車を取り上げています。
トヨタ・カローラスポーツ ハイブリッド G Z 2,890,000円



まずはじめに、パワートレインなどのスペックを比較してみましょう。
■ スペックを比較
3台のスペックは以下のとおりです。
項目 / 車名 | カローラスポーツ | シビック | マツダ3ファストバック |
---|---|---|---|
ハイブリッドシステム | 1.8L直4エンジン+モーター | 2L直4エンジン+モーター | 2L直4エンジン +モーター |
エンジンの最高出力 (ps) | 98 | 141 | 190 |
エンジンの最大トルク (kg・m ) | 14.5 | 18.6 | 24.5 |
モーターの最高出力 (ps) | 95 | 184 | 6.5 |
モーターの最大トルク (kg・m ) | 18.9 | 32.1 | 6.2 |
システム最高出力 (ps) | 140 | — | — |
トランスミッション | 電気式無段変速機 | — | 6AT / 6MT |
車両重量 (kg) | 1,390 | 1,460 | 1,430 / 1,450 |
WTLCモード燃費 (km/L) | 27.2 | 24.2 | 17.4 / 18.5 |
ハイブリッドシステムは三者三様で、カローラスポーツはスプリット式、シビックはシリーズ式、マツダ3ファストバックはパラレル式を採用しています。
スプリット式ハイブリッドのカローラスポーツはモーターのみで走行するシーンもありますが、エンジンとモーターの両方の力で走行するケースがメインです。
それに対しシリーズ式ハイブリッドのシビックは、通常はモーターのみで走行し、高速巡行時に限りエンジン走行に切り替わります。
そしてパラレル式ハイブリッドのマツダ3ファストバックは、エンジンでの走行がメインで、モーターは出力が小さいため役割は補助的です。
スペックを比較すると、システム最高出力が公表されているのはカローラスポーツのみで、その数値は140ps。
シビックはモーター走行がメインなので、モーターの184psが事実上のシステム最高出力となります。
マツダ3ファストバックのシステム最高出力は190ps+αといったところでしょう (エンジンとモーターの最高出力発生回転数が異なるので単純に190+6.5=196.5psとはならない)。
スペックから見る限りシビックとマツダ3ファストバックはほぼ互角で、カローラスポーツは車両重量が軽いメリットはあるものの、動力性能面の不利は否めません。
一方カタログ燃費の面ではカローラスポーツがトップで、シビック、マツダ3ファストバックと続きます。
マツダ3ファストバックはフルハイブリッドではなくマイルドハイブリッドなので、燃費面で明確に差が付いた形です。
■ 実際の動力性能もシビックがトップ
実際の加速性能においても、もっとも優れているのはシビックです。

欧州仕様のデータでは0-100km/h加速は7.8秒で、なかなかの俊足と言えます。
このシビックに僅差で続くのがマツダ3ファストバックで、同じく欧州仕様で0-100km/h加速8.0秒というタイムです。
加速性能でもっとも劣るのはスペック通りカローラスポーツで、欧州仕様の0-100km/h加速タイムは9.2秒となっています。
ドライバビリティ面でも、モーター特有の強力なトルクとレスポンスを体感させてくれるシビックがベストです。
マツダ3ファストバックはエンジンの高回転域の伸びが気持ちいい一方で、トルク感ではシビックに及びません。
またハイブリッドでありながらMTが選べるのはメリットと言えますが、ATは段数が6速と少ないため、エンジンの能力を十二分に引き出せないもどかしさがあります。
カローラスポーツは日常ユースでは十分なパフォーマンスを発揮するものの、シビックやマツダ3ファストバックと比べるとパンチ不足は否めないところです。
動力性能と燃費性能をトータルしたパフォーマンスでは、両方を高次元で両立しているシビックがベストです。
マツダ3ファストバックは動力性能ではシビックに迫るものの、燃費性能が劣る分評価は下がってしまします。
カローラスポーツは逆に燃費性能はトップですが、動力性能で見劣りするので総合評価ではシビックに及びません。
動力性能&燃費性能の総合評価 (5段階)
- シビック 5
- マツダ3ファストバック 3.5
- カローラスポーツ 3.5
操縦安定性が一番スポーティなのはシビック
操縦安定性に関しては、結論からいってしまえば3台とも非常にハイレベルです。
切れば切っただけ曲がる正確なステアリング、アンダーステアが少なくオンザレール感覚の操縦性などは、3台に共通する美点です。
ただステアリングレスポンスには違いがあり、シャープな順からシビック、カローラスポーツ、マツダ3ファストバックとなります。
これは良し悪しと言うよりも、好みの問題と言えるでしょう。
曲率のきついカーブでは、シビックがもっとも気持ち良く曲がれます。
内輪側にブレーキを掛けるアジャイルハンドリングアシストが、旋回性を高めてくれるからです。

このシビックに対し、マツダ3はステアリングレシオがややスローなこともあり、ステアリング操作が忙しく感じることがあります。
このあたりは落ち着いた操舵感と引き換えになるので、やむを得ないところです。
以上の点から、ワイディングロードをスポーティに走りたいならシビックがベストです。
操縦安定性の総合評価 (5段階)
- シビック 5
- カローラスポーツ 4.5
- マツダ3ファストバック 4
総合的な走行性能はシビックがベスト!
ここまで3ナンバーコンパクトカー4台の動力性能と操縦安定性を比較してきました。
2つの項目の合計得点は、以下のとおりとなります。
走行性能の総合評価 (10点満点)
- シビック 10
- カローラスポーツ 8
- マツダ3ファストバック 7.5
動力性能・燃費性能と操縦安定性を総合した走行性能がもっとも優れているのは、シビックです。

3台の中でもっとも優れた加速性能やドライバビリティ、シャープなハンドリング、アジャイルハンドリングアシストによる旋回性が相まって、どんなシチュエーションでもスポーティに走り回れます。
加えて燃費性能も十分高いので、申し分ありません。
カローラスポーツはアンダーパワー、マツダ3ファストバックは燃費性能がネックとなり、シビックに及びませんでした。
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