3ナンバーコンパクトSUVの4WD車の雪道走行性能を徹底比較!!

いま人気のコンパクトSUVは、3ナンバーサイズの車種が主流になっています。
売れ筋はFF車ですが、4WD車も設定されている車種がほとんとです。
ここでは3ナンバーコンパクトSUVから3車種を取り上げ、それぞれの4WD車の雪上の走行性能や装備を徹底比較しますので、購入時の参考にどうぞ。
3ナンバーコンパクトSUVの4WD車の雪上走行性能を比較!
比較する車種・グレードは以下の3台です。
トヨタ・ヤリスクロス (ガソリン車) 4WD 2,029,000円~2,441,000円

ホンダ・ヴェゼル (ガソリン車) 4WD 2,499,200円

マツダ・CX-3 (ガソリン車) 4WD 2,134,000円~2,733,500円

条件を揃えるため、いずれもガソリン車を選択しました。
コンパクトSUVの4WD車のスペックを比較
まず、3台のスペックを表にまとめてみました。
項目 / 車名 | ヤリスクロス | ヴェゼル | CX-3 |
---|---|---|---|
エンジン | 1.5L直3 | 1.5L直4 | 1.5L直4 |
最高出力 (ps) | 120 / 6,600 | 118 / 6,600 | 111 / 6,000 |
最大トルク (kg・m) | 14.8 / 4,800~5,200 | 14.5 / 4,300 | 14.7 / 4,000 |
トランスミッション | CVT | CVT | 6AT |
4WDの方式 | 電子制御カップリング式 | 電子制御カップリング式 | 電子制御カップリング式 |
最低地上高 (mm) | 170 | 170 | 160 |
車両重量 (kg) | 1,200~1,230 | 1,330 | 1,290 |
WLTCモード燃費 (km/L) | 17.4~18.5 | 15.6 | 15.7 |
■ 4WDの制御方式はCX-3が優秀
各車の4WDシステムの名称はヤリスクロスが「ダイナミックトルクコントロール4WD」、ヴェゼルが「リアルタイムAWD」、CX-3が「アイ・アクティブAWD」です。
このように呼び方は異なるものの、基本的には同じ「電子制御カップリング式」と呼ばれる方式になります。
いずれも通常はFFで走行し、状況に応じて電子制御カップリングを介して後輪にもトルク配分する制御方式です。
電子制御カップリング式4WDの雪道走破性は、常時4輪駆動で走行するフルタイム式4WDには及ばないものの、コンピューターを用いない機械式のビスカスカップリング式よりは優秀です。
このうち特に緻密な制御を行うのが、ヴェゼルのリアルタイムAWDとCX-3のアイ・アクティブ4WD。
前輪が空転する予兆を検知すると即座に後輪にトルク配分を行うため、フルタイム4WDに迫る走破性を発揮します。
それに対し、ヤリスクロスのダイナミックトルクコントロール4WDは前輪の空転を検知してから後輪にトルク配分を行うので、挙動変化が若干唐突に感じられるケースが生じるなど、ドライバビリティはいまひとつです。
ただしヤリスクロスには、路面状況に応じてトルク配分やブレーキ制御を3段階に変えられる「マルチテレインセレクト」という武器があります。

適切なモードを選べば雪道でスリップしにくくなり、安全な走行が可能です。
4WDシステムから見た雪道走破性では、3台ともほぼ互角と言えるでしょう。
■ 最低地上高はCX-3がやや小さい数値
深雪時の走破性を大きく左右するのが、最低地上高の数値です。
4WDシステムの性能も重要ですが、最低地上高の大小も軽視できません。
3台の最低地上高を比較すると、ヤリスクロスとヴェゼルが170mm、CX-3が160mmです。
雪道では最低150mm以上の地上高が欲しいといわれているので、3台ともその条件は満たしています。
しかし深雪時のスタックのリスクを考えると、数値が10mm小さいCX-3はいくぶん不安が残るところです。
■ エンジンの駆動力でヴェゼルが、車重の軽さではヤリスクロスが有利
走行抵抗の大きい雪道では、エンジンの駆動力が大きい方が有利です。
特にトルクの大きさが重要になりますが、この点では3台とも大差ありません。
強いて言えば、最大トルクを一番低い回転数で発生するCX-3が若干有利です。
一方、雪道でのコントロール性や制動力を考えると、車体が軽さが有利に働きます。
この点では、もっとも車重が軽いヤリスクロスがベストです。
■ 雪道の走行性能はヤリスクロスがトップ!
ここまで検証してきた点から雪道での走行性能を総合的に判断すると、ベストはヤリスクロスです。

4WDシステムの制御ではCX-3に及びませんが、マルチテレインセレクトが備わることや、車体がもっとも軽いことがベストに選んだ理由。
このヤリスクロスに対し、ヴェゼルとCX-3は車両重量が重いので、雪道での走行性能は若干不利です。
3ナンバーコンパクトカーSUVの4WD車の快適装備を比較
雪が降るような寒冷地で快適に走るためには、クルマの走破性の高さだけでなく、快適装備や安全装備も重要です。
この項目では、3台には必要な快適・安全装備が付いているかどうかを検証します。
項目 / 車名 | ヤリスクロス | ヴェゼル | CX-3 |
---|---|---|---|
運転席・助手席シートヒーター | △ | △ | × |
リアヒーターダクト | ▲ | 〇 | 〇 |
リアフォグランプ | × | × | 〇 |
フロントワイパーデアイサー | ▲ | 〇 | × |
ヒーテッドドアミラー | × | 〇 | 〇 |
ヘッドランプウォッシャー | × | × | 〇 |
〇:全車標準装備
△:グレード別装備
▲:メーカーオプション
×:設定なし
運転席・助手席の座面と背もたれを直接暖めるシートヒーターは、寒冷地での快適なドライブに欠かせない装備。
ヤリスクロスやヴェゼルは上級グレードに限りシートヒーターが付きますが、CX-3の1.5L車はシートヒーター付のグレードがありません。

CX-3でシートヒーターが欲しいなら、2Lガソリン車かディーゼル車のグレードを選ぶ必要があります。
前席の快適性はシートヒーターがあれば万全ですが、後席の乗員のためにはエアコンの温風を直接送るリアヒーターダクトが欲しいところ。
リアヒーターダクトはヴェゼルとCX-3には標準装備されますが、ヤリスクロスでリアヒーターダクトが欲しい場合は、オプションの寒冷地仕様を選ぶ必要があります。
ここまでは寒冷地で欲しい快適装備の検証でしたが、続いて寒冷地で欲しい安全装備を検証してみましょう。
寒冷地では、悪天候時に後続車両に自車の存在をアピールするリアフォグランプ、フロントワイパーの凍結を防ぐフロントワイパーデアイサー、鏡面の凍結や曇りを防止するヒーテッドドアミラー、ヘッドランプに付着した泥水や雪などを洗い流すヘッドランプウォッシャーなどがあると便利です。
CX-3は、このうちフロントワイパーデアイサーをのぞく3つの機能が標準装備されます。
ヴェゼルに標準装備されるのは、フロントワイパーデアイサーとヒーテッドドアミラーの2点です。
安全装備面ではヤリスクロスが一番貧弱で、フロントワイパーデアイサーがオプション設定 (※寒冷地仕様) されるに留まります。
寒冷地向け装備の面では、あると嬉しい装備がすべて付く車種はないので、ベストワンは選定しません。
雪国での使用に最適な3ナンバーコンパクトSUVの4WD車はヤリスクロス!
雪道での走行性能や寒冷地向け装備の充実度を総合すると、ベストはヤリスクロスになります。

装備面での優劣が決められなかったので、走行性能の高さがそのまま評価につながりました。
ただ、寒冷地に住む人がヤリスクロスを選ぶ場合は、運転席・助手席シートヒーターと寒冷地仕様は是非とも欲しいところです。
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