3ナンバーコンパクトSUVの使い勝手を徹底比較!!

コンパクトSUVの中でもコンパクトカーをベースにした車種は、扱いやすいサイズが魅力です。
ただ、車体が小さい分室内スペースや荷室スペースが狭かったり、収納が少なかったりしたら困りますよね。
ここでは、コンパクトカーベースのコンパクトSUV4台をピックアップし、室内と荷室の使い勝手を徹底的に比較しますので、購入時の参考にどうぞ!
シートアレンジはヴェゼルが秀逸!
比較する車種は、以下の4台です。
トヨタ・ヤリスクロス 1,896,000円~2,936,000円

日産・キックス 2,798,400円~3,448,500円

ホンダ・ヴェゼル 2,279,200円~3,298,900円

マツダ・CX-3 1,925,000円~3,289,000円

まずシートアレンジについて比較します。
前席のアレンジに関しては、ヴェゼルのみ助手席を水平までリクライニングさせ、後席とつなげる機能を持っています。

これなら長尺物も難なく積めますし、車中泊も余裕でOK。
また、後席のシートアレンジもヴェゼルにはほかの3台にマネのできない機能があります。
それは座面を跳ね上げるチップアップ機構で、後席スペースにベビーカーなど高さのある荷物を積むときに大変便利です。

一方、後席の分割可倒機構に関しては、ヤリスクロスが優れています。
キックス、ヴェゼル、CX-3が一般的な6:4分割可倒式なのに対し、ヤリスクロスはこのクラス唯一の4:2:4分割可倒式を採用。

中央席部分だけを倒して細長い物を積むことができるなど、思いのほか便利な機能です。
前席・後席をトータルしたシートアレンジではヴェゼルの圧勝ですが、後席のみに限ればヤリスクロスにもメリットがあります。
シートアレンジの総合評価 (5段階)
- ヴェゼル 4.5
- ヤリスクロス 3.5
- キックス 3
- CX-3 3
収納の充実度を比較
次に、4台の収納を運転席、助手席、後席に分けて検証していきます。
■ 運転席の収納はヤリスクロスがベスト
まずは運転席の収納を比べてみましょう。
収納 / 車名 | ヤリスクロス | キックス | ヴェゼル | CX-3 |
---|---|---|---|---|
ドリンクホルダー | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
センターオープントレイ | 〇 | × | × | × |
センタートレイ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
コンソールボックス | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ボトルホルダー付ドアポケット | 〇 | 〇 | 〇 | 〇※ |
オーバーヘッドサングラスホルダー | × | × | × | 〇 |
〇:全車標準装備
×:設定なし
※:ボトルホルダーのみ
運転席側の収納はヤリスクロスとCX-3が5か所、キックスとヴェゼルが4か所です。
ヤリスクロスは、インパネセンター部に使い勝手のいいオープントレイが付く点で、ライバル車をリードしています。

CX-3は、天井にサングラスホルダーが備わるのがユニーク。
しかし使い勝手の面では、気軽に物を置けるヤリスクロスのセンターオープントレイより劣ります。
また、CX-3のみドアにポケットが付かないことも考えると、CX-3の収納はいまひとつといわざるを得ません。
■ 助手席の収納はヤリスクロスが充実
次に、助手席の収納を比較します。
収納 / 車名 | ヤリスクロス | キックス | ヴェゼル | CX-3 |
---|---|---|---|---|
ドリンクホルダー | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
グローブボックス | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ボトルホルダー付ドアポケット | 〇 | 〇 | 〇 | 〇※ |
助手席シートアンダートレイ | △ | × | × | × |
〇:全車標準装備
△:グレード別装備
×:設定なし
※:ボトルホルダーのみ
助手席側の収納は、ヤリスがグレードにより3~4か所となるほかは、全車3か所となります。
ヤリスの上級グレードは、助手席下部に靴などの小物が収納できるアンダートレイが標準装備される点が、ライバル車にはないメリットです。

ヤリスの下位グレードとほかの車種は収納の総数としては同じですが、CX-3のドア収納はボトルホルダーのみで、ポケットが付かない欠点があります。
■ 後席の収納はヤリスクロスがベスト
最後に、後席の収納を比べてみましょう。
収納 / 車名 | ヤリスクロス | キックス | ヴェゼル | CX-3 |
---|---|---|---|---|
運転席シートバックポケット | × | 〇 | △ | × |
助手席シートバックポケット | △ | 〇 | 〇 | 〇 |
リヤコンソールボックス | 〇 | × | × | × |
ボトルホルダー付ドアポケット | 〇 | 〇 | 〇 | 〇※ |
カップホルダー付センターアームレスト | 〇 | × | 〇 | 〇 |
〇:全車標準装備
△:グレード別装備
×:設定なし
※:ポケットのみ
後席用の収納は、ヤリスクロスとヴェゼルがグレードにより3~4か所、キックスとCX-3が全車3か所となっています。
ヤリスクロスは、4台の中で唯一コンソールボックスが備わる点がメリット。

CX-3は収納の総数はともかくとして、やはりドアにはポケットが付かないので評価としてはワーストになります。
■ 収納の総合評価はヤリスクロスがトップ!
各車の収納の総数は、以下のとおりとなります。
- ヤリスクロス 11~13か所
- キックス 10か所
- ヴェゼル 10~11か所
- CX-3 11か所
総数はヤリスクロスの上級グレードの13か所がもっとも多く、それ以外は4台に大きな差はありません。
収納の使い勝手なども考慮に入れれば、やはりヤリスクロスがベストになります。
キックスとヴェゼルは特に収納が豊富というわけではありませんが、過不足もありません。
CX-3は収納の総数ではライバル車に見劣りしないものの、どのドアにもポケットがなくボトルホルダーのみという欠点があるので、評価としてはワーストになります。
収納の総合評価 (5段階)
- ヤリスクロス 3.5
- キックス 3
- ヴェゼル 3
- CX-3 2.5
■ 荷室の使い勝手はヤリスクロスがトップ
最後に、荷室の使い勝手を比較します。
4台の後席使用時の荷室容量は、以下のとおりです。
- ヤリスクロス 390L
- キックス 423L
- ヴェゼル 未公表
- CX-3 350L
荷室容量の大きい方からキックス、ヤリスクロス、CX-3の順で、ヴェゼルのみ未公表です。
現行ヴェゼルの荷室長は先代より若干短くなっているので、容量も先代の393Lより減っている可能性があります。
そう考えると、キックスのトップは不動でしょう。

また全長がもっとも短いヤリスクロスも、荷室容量では健闘しています。
CX-3は外装デザイン優先のしわ寄せが荷室に出てしまっていますが、設計思想の問題なのでやむを得えないところです。
次に荷室の使い勝手を見てみましょう。
後席を倒したときの荷室フロアがもっともフラットかつ低いのは、ヴェゼルです。

後席の背もたれを倒すと同時に座面が下がるため、ほかの3台より低い荷室フロアが出現します。
段差がなく、倒した背もたれ部分もほぼ水平なので使い勝手は抜群です。
また機能性の点では、ヤリスクロスとCX-3が注目に値します。
この2台には、上限2段に取り付け位置を変えられるデッキボードが付属するからです。
上段にセットしておけばデッキボードの下をサブトランクとして使えますし、下段にセットすれば高さのある荷物を積むときに便利。
特にヤリスクロスのGグレード以上はデッキボードが6:4分割式になっているので、荷物に応じてさまざまな使い分けができます。

荷室の使い勝手に難があるのがキックスで、フロアに段差ができてしまうため、ほかの3台と比べ見劣りは否めません。

また荷室側から後席を倒したい場合、トノカバーが邪魔で操作しづらいことも難点です。
次にテールゲート (バックドア) の機能を見ると、ヴェゼルの上級グレードには、バンパー下に足をかざすだけでバックドアが電動開閉するハンズフリーアクセスパワーテールゲートが標準装備されます。

ヤリスクロスには同等装備のハンズフリーパワーバックドアがオプション設定されていますが、標準装備されるグレードはありません。
キックスとCX-3には電動式テールゲートの設定自体がなく、ヴェゼルやヤリスクロスに対し見劣りしてしまいます。
荷室の総合的な使い勝手では、中級グレード以上に6:4分割デッキボードが備わるヤリスクロスと、フラットかつ低い荷室スペースを持ち、上級グレードならハンズフリーアクセスパワーテールゲートが備わるヴェゼルが優秀です。
キックスは荷室容量だけを見ればトップですが、後席をたたんだときの使い勝手が良くありません。
CX-3は荷室容量が小さく荷室フロアも高いので、総合評価はワーストになってしまいます。
荷室の評価 (5段階)
- ヤリスクロス 4.5
- ヴェゼル 4.5
- キックス 3.5
- CX-3 3
■ トータルの使い勝手はヤリスクロスがベスト!
3ナンバーコンパクトSUV4台のシートアレンジ、収納、荷室の使い勝手の3項目の合計ポイントは、以下のとおりです。
使い勝手の総合評価 (15点満点)
- ヴェゼル 12
- ヤリスクロス 11.5
- キックス 9.5
- CX-3 8.5
総合的な使い勝手は、ヴェゼルがトップの結果となりました。
ライバルには真似のできない多彩なシートアレンジや、荷室の使い勝手の良さがトップに輝いた要因です。
そのヴェゼルに僅差で続いたのがヤリスクロスで、収納の豊富さをはじめ総合的に使い勝手が優れています。
キックスは荷室容量こそトップですが、それ以外に際立ったメリットがありません。
CX-3は収納や荷室に難があり、総合評価はワーストになってしまいました。
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