5ナンバーコンパクトカーの安全性を徹底比較!!

扱いやすいサイズや経済性の高さが魅力の5ナンバーコンパクトカー。
でも、もし安全性が低かったら購入をためらってしまう人も少なくないはず。
ここでは5ナンバーコンパクトカー6車種をピックアップ、予防安全装備やエアバッグなどを徹底比較していきますので、参考にしてみてください。
5ナンバーコンパクトカー6台の予防安全装備を比較
比較する車種は、以下の6台です。
トヨタ・アクア 1,980,000円~2,598,000円

トヨタ・ヤリス 1,470,000円~2,548,000円

日産・ノート 2,033,900円~2,834,700円

ホンダ・フィット 1,592,800円~2,664,200円

マツダ・マツダ2 1,529,000円~2,541,000円

スズキ・スイフト 1,377,200円~2,087,800円

まずはじめに、各車の予防安全装備 (安全運転支援システム) を比較してみましょう。
機能 / 車名 | アクア | ヤリス | ノート | フィット | マツダ2 | スイフト |
---|---|---|---|---|---|---|
自動ブレーキ | 〇 | 〇 | 〇※1 | 〇 | △ | △ |
誤発進抑制機能 (前進時) | △※2 | 〇 (CVT車)※2 | 〇※2 | 〇※2 | 〇 (AT車) | △ (CVT車) |
誤発進抑制機能 (後退時) | △※2 | 〇 (CVT車)※2 | 〇※2 | 〇※2 | 〇 (AT車) | △ (CVT車)※2 |
車線維持支援機能 | 〇 | △ | ▲ | 〇 | △ | × |
車線逸脱抑制機能 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | △※3 | △ |
ふらつき警報機能 | × | × | 〇 | × | × | △ |
緊急時操舵支援機能 | 〇 | 〇 | × | 〇 | × | × |
ブラインドスポットモニター | ▲ | ▲ | ▲※4 | ▲ | △ | △ |
リヤクロストラフィックアラート | ▲ | ▲ | ▲ | ▲ | △ | △ |
アダプティブクルーズコントール | 〇 | △ | ▲ | 〇 | △ | △ |
先行車発進お知らせ機能 | 〇 | △ | × | 〇 | × | △ |
標識認識機能 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | △ | △ |
〇:標準装備
△:グレード別装備
▲:メーカーオプション
×:なし
※1:前方衝突予測警報付
※2:ブレーキ制御付
※3:警報機能のみ
※4:ステアリング支援機能付
予防安全装備が全車に標準装備されるのは、アクア、ヤリス、ノート、フィットの4車種。
スイフトとマツダ2の一部グレードには予防安全装備が付きません。
■ 自動ブレーキの性能はアクアとヤリスがトップ
まず予防安全装備のメインともいえる、自動ブレーキ (衝突被害軽減ブレーキ) の性能を比較してみましょう。
各車の自動ブレーキの仕様・性能は、以下のような違いがあります。
項目 / 車名 | アクア | ヤリス | ノート | フィット | マツダ2 | スイフト |
---|---|---|---|---|---|---|
検知デバイス | 単眼カメラ+ミリ波レーダー | 単眼カメラ+ミリ波レーダー | ステレオカメラ | 単眼カメラ+ミリ波レーダー | 単眼カメラ | 単眼カメラ |
検知対象 | 車両・歩行者 (昼夜)・横断中の自転車 | 車両・歩行者 (昼夜)・横断中の自転車 | 車両・歩行者 (昼夜) | 車両・歩行者 (昼夜) | 車両・歩行者 (昼夜) | 車両・歩行者(昼) |
作動条件 |
・車両の場合は約10km/h以上で走行中 ・歩行者・自転車の場合は約10km/h~約80km/hで走行中 |
・車両の場合は約10km/h以上で走行中 ・歩行者・自転車の場合は約10km/h~約80km/hで走行中 |
・車両の場合は約10km/h~約80km/hで走行中
・歩行者の場合は約10km/h~約60km/hで走行中 |
・車両・歩行者とも約5km/h以上
・対向車・停止車両・歩行者の場合は約100km/h以下で走行中 |
・車両の場合は約4km/h~約80km/hで走行中
・歩行者の場合は約10km/h~約80km/hで走行中 |
・車両の場合は約5km/h~約100km/hで走行中
・歩行者の場合は約5km/h~約60km/hで走行中 |
6台の中でアクア、ヤリスのトヨタ勢の自動ブレーキだけが自転車を検知できます。
また、歩行者を昼夜問わず検知できるのはスイフトを除く5台です。

アクアとヤリスの自動ブレーキは、直進時だけでなく交差点の右左折時も対象を検知できるほか、歩行者と自転車を検出できる速度域も広いのが特徴。
このトヨタ車2台に対し、スイフトは夜間の歩行者を検知できない上、歩行者を検知できる速度域が狭いので不安が残ります。
マツダ2の場合は、車両の場合も80km/h以下でしか自動ブレーキが作動しないので、高速道路では不安が残るところです。
また自動ブレーキではないのですが、ノートは2台前のクルマの急減速を検知すると音と表示で注意を促す「インテリジェントFCW」を搭載する点がメリット。
ライバル車よりも安心感が高いことは間違いありません。
■ 誤発進抑制機能の性能はヤリスとフィットが優秀
ペダルの踏み間違いによる暴走事故を防止する装備が、誤発進抑制機能です。
前進時・後退時の誤発進抑制機能が全車に標準装備されるのは、マツダ2とスイフトの2台。
ノートは前進時の誤発進抑制機能は全車標準装備ですが、後退時の誤発進抑制機能の設定がありません。
フィットは最廉価グレードでレスオプションを選んだ場合を除き、全車に前進時・後退時の誤発進抑制機能が標準装備です。
アクアとヤリスの場合、前進時・後退時の誤発進抑制機能が標準装備されるのは上級グレードに限られ、下位グレードはオプションになってしまいます。
各車の誤発進抑制機能の機能を比較すると、アクア、ヤリス、フィットは前進時・後退時ともパワートレインの出力抑制に加え自動ブレーキを機能も付くので、より安心です。

また、ノートも前進時の誤発進抑制機能は自動ブレーキ機能付で、さらに歩行者も検知できるなど性能が優れています。
スイフトは前進時はパワートレインの出力抑制のみですが、後退時は自動ブレーキ機能付です。
マツダ2は前進時・後退時ともパワートレインの出力抑制機能のみで、自動ブレーキ機能はありません。
■ ステアリング支援機能はアクアがベスト
車線中央を走行したり、車線からはみ出さないようステアリング操作を支援する装備があると安心感が高くなります。
万が一いねむり運転してしまっても、車線をはみ出して対向車と衝突するような最悪の事態は避けられるでしょう。
このステアリング支援系装備でベストの評価が与えられるのが、アクアです。
車線中央を走行するようアシストする車線維持支援機能や、車線からはみ出さないようアシストする車線逸脱支援機能に加え、歩行者との衝突をステアリング操作の支援により回避する緊急時操舵支援機能が全車に標準装備されます。

ヤリスもステアリング支援の機能自体はアクアと同等なのですが、1L車には車線維持支援機能が付きません。
フィットもまたアクアに準じるステアリング支援機能を持っています。
スイフトは全車に車線逸脱抑制機能が装備されますが、車線維持支援機能の設定はありません。
また、ノートも全車に車線逸脱抑制機能が装備される一方、車線維持支援機能は最上級グレードにオプション設定されるにとどまります。
ただしスイフトとノートの場合、車両のふらつきを検知すると警報で注意をうながす「ふらつき警報」が付くのがメリットです。
マツダ2は、車線維持支援機能が標準装備されるのは一部グレードに限られ、大半のグレードはオプションまたは設定なしとなっています。
また、車線を逸脱しそうになったときに音と表示で注意を促す機能は全グレードに装備されますが、車線内に戻るようステアリング操作を支援する機能はありません。
■ 車線変更をサポートする装備が標準で付くのはマツダ2とスイフト
となりの車線の後方から接近する車両を検知するとインジケーターや警報で知らせるブラインドスポットモニターや、バックで出庫するときに後方左右から接近する車両を検知すると警報で知らせるリヤクロストラフィックサポートは、付いていると衝突事故のリスクを減らすことができます。
このブラインドスポットモニターとリヤクロストラフィックアラートが全車に標準装備される車種は、マツダ2とスイフトの2台。
それ以外の車種では、この2つの機能はメーカーオプション設定となっています。
このうちノートのリヤクロスアラートには、車線変更時に隣の車線のクルマと接触の可能性があると、車線内に戻るように制御する「インテリジェントBSI」と呼ばれる機能が付くのがメリットです。
■ アダプティブクルーズコントロールが全車に標準装備されるのはアクア、フィット、スイフト
先行車に自動で追従走行するアダプティブクルーズコントロールは、特に高速道路での疲労を軽減する効果が望めます。
このアダプティブクルーズコントロールが全車に標準装備されるのは、アクア、フィット、スイフトの3台。
ヤリスとマツダ2は一部グレードを除き標準装備されますが、唯一ノートは標準装備されるグレードがなく、上級グレードにオプション設定されるにとどまります。
機能面を見ると、渋滞時のストップ&ゴーに対応する全車速対応型を採用するのは、アクア、ヤリスのAT車、ノート、フィット、マツダ2のAT車、スイフトのマイルドハイブリッド車です。
ヤリスのMT車とマツダ2のMT車は約30km/h以上、スイフトのMT車とフルハイブリッド車は約40km/h以上でないとアダプティブクルーズコントロールが使えません。
■ 先行車発進お知らせ機能が全車に付くのはアクアとフィット
先行車発進お知らせ機能は、信号待ちで前のクルマが発進しても気付かない場合、音と表示でお知らせしてくれる機能です。
この機能が全車に標準装備されるのはアクアとフィットで、ヤリスとスイフトは最廉価グレード以外に標準装備となります。
ノートとマツダ2は、先行車発進お知らせ機能の設定はありません。
■ 予防安全装備の総合評価はフィットがベスト!
ここで、各車の予防安全装備の種類を数えてみましょう (※オプション設定は除く)。
- アクア 7~9種類
- ヤリス 6~9種類
- ノート 6種類
- フィット 9種類
- マツダ2 0~9種類
- スイフト 0~10種類
フィットは全車種に9種類の予防安全装備が付き、自動ブレーキの性能も十分なのでベストの評価が与えられます。
アクアとヤリスはグレードにより予防安全装備の数に差がありますが、まずは十分な充実度と言えるでしょう。
合格点が与えられるのは、上記3台です。
これら3台に対し、ノートは多くの予防安全装備がオプション扱いになってしまうのが残念なところ。
また、スイフトとマツダ2は予防安全装備が付かないグレードが設定されていること自体減点要素となります。
さらにスイフトは、自動ブレーキが夜間の歩行者に対応しない点も問題です。
予防安全装備の評価 (5段階)
- フィット 4.5
- アクア 4
- ヤリス 3.5
- ノート 3
- マツダ2 2.5
- スイフト 2
エアバッグが一番充実しているのはノート!
衝突事故が起きてしまった場合、乗員を守ってくれる安全装備がSRSエアバッグシステムです。
側面衝突時に作動するSRSサイド&カーテンエアバッグは、アクア、ヤリス、ノート、フィットは全グレードに標準装備。
マツダ2とスイフトは、一部グレードでSRSサイド&カーテンエアバッグが省かれてしまいます。
また、正面衝突時にドライバーの足を保護するSRSニーエアバッグはノートのみ全車に標準装備。
エアバッグの設定に関してはノートがベストで、マツダ2とスイフトがワーストになります。
エアバッグの評価 (5段階)
- ノート 5
- アクア 4
- ヤリス 4
- フィット 4
- マツダ2 3
- スイフト 3
総合的な安全性はフィットがベスト
ここまで、5ナンバーコンパクトカー6台の予防安全装備とエアバッグを比較検証してきました。
2つの項目の得点を合計すると、以下のとおりになります。
安全性の総合評価 (10段階)
- フィット 8.5
- アクア 8
- ノート 8
- ヤリス 7.5
- マツダ2 5.5
- スイフト 5
総合的な安全性評価では、フィットがトップとなりました。
すべての要素でトップというわけではないのですが、全車にひととおりの安全装備が付く点がメリットです。

アクアは下位グレードに誤発進抑制機能が標準装備されない点で、フィットに一歩及びませんでした。
ノートはニーエアバッグが付くのがメリットですが、予防安全装備の設定に難があります。
ヤリスは可もなく不可もない及第点。
マツダ2とスイフトは、予防安全装備もサイド&カーテンエアバッグも付かないグレードが設定されていることが総合評価を下げてしまいました。
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