5ナンバーコンパクトカーの快適性を徹底比較!!

車内で快適にすごしたいなら、乗り心地の良し悪しや快適装備の充実度はとても重要です。
人気の高い5ナンバーサイズのコンパクトカーは、車種により乗り心地や快適装備にかなり違いがあります。
ここでは、5ナンバーコンパクトカー6台の乗り心地や快適装備などを徹底的に比較していきますので、購入時の参考にどうぞ。
乗り心地がいいのはノート!
比較する車種は、以下の6台です。
トヨタ・アクア 1,980,000円~2,598,000円

トヨタ・ヤリス 1,470,000円~2,548,000円

日産・ノート 2,033,900円~2,834,700円

ホンダ・フィット 1,592,800円~2,664,200円

マツダ・マツダ2 1,459,150円~2,711,500円

スズキ・スイフト 1,377,200円~2,087,800円

まずはじめに、快適性を大きく左右する乗り心地を比較してみましょう。
6台の中で乗り心地が高く評価できる車種は、アクアとノートです。

この2台は足がしなやかに動き、舗装の荒れた道路でも凸凹を巧みにいなしてくれます。
ただ2台の味付けは異なり、アクアはソフトな乗り味を備えている反面、フラットライドという点ではいまひとつです。
一方ノートはやや硬めの乗り味ながら、フラットな乗り心地を実現しています。
これは良し悪しというより、好みの問題になるでしょう。
この2台に次いで乗り心地がいいのが、フィットです。
サスペンションのしなやかさやシートの出来の良さは、ノートに順じたものがあります。
ただ、ノートに比べるとフラット感で若干劣るため、次点としました。
このフィットに続くのが、マツダ2。
サスペンションのセッティングは硬めですが、デミオ時代のようなゴツゴツ感は顔をひそめ、十分な快適性が確保されています。
特に速度が上がるほどフラットになるので、高速道路での乗り心地はフィットに劣りません。
また、シートの座り心地も優れています。
乗り心地の面でやや分が悪いのが、ヤリスとスイフトです。
この2台は足回りが硬めなので、特に街乗りではゴツゴツ感が出てしまいます。
特にスイフトが車重の軽さがマイナスに働き、路面が荒れているとヒョコヒョコした動き目立つのが難点。
ただ、2台とも速度が上がるにつれてフラット感が増すセッティングなので、高速道路での乗り心地は悪くありません。
また、2台ともシートの出来の良さにも救われています。
乗り心地の評価 (5段階)
- アクア 4.5
- ノート 4.5
- フィット 4
- マツダ2 3.5
- ヤリス 3
- スイフト 3
静粛性はノートとフィットe:HEVがリード!
車内の静かさも、快適性を大きく左右します。
静粛性が優れているのは、アクア (Bを除く)、ノート、フィットe:HEVの3台です。
この3台は遮音性が優れていることに加え、他のハイブリッドモデルと比較してモーターだけで走行する時間が長いこともあり、車内が静かに保たれます。
特にノートは、路面が悪くロードノイズの目立つときにエンジンを回して発電し、路面が良いところでは極力エンジンをかけない制御になっているので、静粛性は抜群です。

フィットにはガソリン車もありますが、常時エンジン音が車内に進入するためe:HEVよりも静粛性は劣ります。
ヤリスはハイブリッド、ガソリン車とも静粛性はそれほど高くありません。
ヤリスのハイブリッドとガソリン車の比較では、もちろんハイブリッドの方が静かです。
マツダ2はデミオ時代よりも静粛性がアップし、コンパクトカーとしては十分なレベルに達しています。
ガソリン車同士の比較なら、3気筒のノイズが気になるヤリスや、排気量が小さい分エンジン回転が高めになるフィットより静かです。
ただ、マツダ2でもクリーンディーゼル車になると、アイドリング時や加速時にディーゼル特有のガラガラ音が耳に付いてしまいます。
スイフトは、静粛性の点では可もなく不可もないレベルです。
スイフトの中では、ガソリン車よりはハイブリッドの方が静かですが、その差は大きくありません。
静粛性についてまとめると、ノートがベストで、アクアとフィット・e:HEVがそれに続きます。
合格点に達しているのは、ヤリス・ハイブリッドとマツダ2のガソリン車です。
フィットおよびヤリスのガソリン車とスイフト全車、そしてマツダ2のクリーンディーゼル車は特に静かとは言えませんが、及第点には達しています。
静粛性の評価 (5段階)
- ノート 5
- アクア 4
- フィット 4
- ヤリス 3
- マツダ2 3
- スイフト 3
室内の広さはノートとフィットがツートップ!
室内で快適に過ごすためには、室内の広さも重要なポイントになります。
ここでは、6台の室内寸法を比較してみました。
項目 / 車名 | アクア | ヤリス | ノート | フィット | マツダ2 | スイフト |
---|---|---|---|---|---|---|
室内長 (mm) | 1,830 | 1,845 | 2,030 | 1,955 | 1,805 | 1,910 |
室内幅 (mm) | 1,425 | 1,430 | 1,445 | 1,445 | 1,445 | 1,425 |
室内高 (mm) | 1,190 | 1,190 | 1,240 | 1,260 | 1,210 | 1,225 |
前席の居住性はどの車種も十分ですが、後席の居住性は車種によりかなり差があります。
後席のスペースが一番広いのはノートです。

ノートは室内長が一番長く、後席の足元スペースも5台中でもっともゆとりがあります。
室内高はフィットに次ぐ二番目ですが、後席の頭上スペースはフィットをしのぎ、5台中でトップです。
このノートに迫る後席スペースを備えているのが、アクアとフィット。

アクアは室内長こそ短いものの、後席の足元スペースはノートに引けを取りません。
ただし室内高が低い分、頭上の空間は少なくなっています。
フィットは室内長が二番目に長く、室内高ではトップです。
実際の後席の足元スペース、頭上スペースはノートに次いで余裕があります。
ヤリス、マツダ2、スイフトの3台は室内長の寸法から想像できるとおり、前席優先のパッケージングです。
そのため後席は足元、頭上とも大人が座るための最小限のスペースしかありません。
特にマツダ2は、運転席のポジションを優先したドライバーズカーなので、後席スペースは5台中ワーストです。
居住性の評価 (5段階)
- ノート 5
- アクア 4.5
- フィット 4.5
- ヤリス 3.5
- スイフト 3.5
- マツダ2 3
快適装備を比較
クルマの室内で快適に過ごすには、充実した快適装備も欠かせません。
ここで5台にはどのような快適装備が付くのか、比べてみましょう。
機能 / 車名 | アクア | ヤリス | ノート | フィット | マツダ2 | スイフト |
---|---|---|---|---|---|---|
フルオートエアコン | 〇 | △ | 〇 | △ | △ | 〇 |
ナノイーXまたはプラズマクラスター | △ | △ | × | △ | × | × |
蓄冷エバポレーター | × | × | × | × | × | △ |
PTCヒーター | × | × | ▲ | △ | × | △ |
リアヒーターダクト | × | × | ▲ | 〇 | 〇 | 〇 |
運転席シートヒーター | ▲ | △ | ▲ | △ | △ | 〇 |
助手席シートヒーター | ▲ | △ | ▲ | △ | △ | △ |
〇:全車に標準装備
△:グレード別装備
▲:メーカーオプション
×:設定なし
■ エアコン関連の機能はスイフトはベスト!
まずエアコン関連を見てみましょう。
室内を設定した温度に自動で保つフルオートエアコンが全車に装備されるのは、アクア、ノート、スイフトの3台です。
ヤリス、フィット、マツダ2は廉価グレードを選ぶと、機能が劣るマニュアルエアコンとなります。
特にマツダ2はマニュアルエアコン搭載グレードが多いので、グレード選びには注意が必要です。
そして空気清浄効果や消臭効果、お肌にうるおいを与える効果のある「ナノイーX」または「プラズマクラスター」は、アクア、ヤリス、フィットの上級グレードに装備されます。


アクアとヤリスはナノイー、フィットはプラズマクラスターですが、機能性に大きな違いはありません。
また、アイドリングストップ時にも吹き出し口から冷風が出る、蓄冷エバポレーターの設定があるのはスイフトだけです。
スイフトは、アイドリングストップ機構そのものがない最廉価グレードをのぞく全車に、「エコクール」と呼ばれる蓄冷エバポレーターが装備されます。
さらにエアコン暖房を補助するPTCヒーターの設定があるのは、フィットとスイフトです。
そして後席にヒーターの温風を直接届けるリアヒーターダクトは、フィット、マツダ2、スイフトの全車に装備されます。
エアコン関連の機能では、全車にフルオートエアコンやリアヒーターダクト、PTCヒーターが装備され、唯一蓄冷エバポレーターの設定があるスイフトがベストです。
また上級グレードに限られるものの、ナノイーやプラズマクラスターが付くアクア、ヤリス、フィットも見逃せません。
■ シートヒーターを装備するグレードが多いのはスイフトとマツダ2
シートを直接暖めるシートヒーターは、冬場を快適にすごすためにぜひとも欲しい装備です。
スイフトは運転席シートヒーターに限り、6台中で唯一全車に標準装備しています。

一方、助手席シートヒーターは4WD車なら全グレードに標準装備されますが、2WD車には設定がありません。
ヤリスとフィットは上級グレードに、マツダ2は中上級グレードに運転席・助手席シートヒーターが標準装備されます。
シートヒーターを標準装備するグレードがないのが、アクアとノートです。
この2台は、運転席・助手席ともシートヒーターはメーカーオプション (※最廉価グレードはメーカーオプション設定もなし) になってしまいます。
シートヒーターの設定で高く評価できるのは、全車の運転席に標準装備されるスイフトと、中級グレード以上なら運転席・助手席とも標準装備されるマツダ2です。
■ 快適装備の総合評価はスイフトがベスト!
快適装備を総合すると、フィットとスイフトがベストです。

また、リアヒーターダクトが全車に、シートヒーターが中級グレード以上に装備されるマツダ2も高く評価できます。

ヤリスは上級グレードを選ばないと充実した快適装備が付かないので、マツダ2に及びません。
ノートは快適装備の多くがオプション扱いになってしまうので、評価は低くなります。
また、アクアもシートヒーターがどのグレードにも標準装備されないのが難点です。
快適装備の評価 (5段階)
- フィット 4.5
- スイフト 4.5
- マツダ2 4
- ヤリス 3.5
- アクア 2.5
- ノート 2
快適性の総合評価はフィットがベスト!
ここまで、5ナンバーコンパクトカー5台の乗り心地や静粛性、室内スペース、快適装備を比較してきました。
快適性の総合評価 (20点満点)
- フィット 17.5
- ノート 16.5
- アクア 15.5
- スイフト 14
- マツダ2 13.5
- ヤリス 13
すべての要素を総合した快適性では、フィットがベストです。
フィットはどの項目でもまんべんなくポイントを稼ぎました。
また快適装備が弱点になっているノートは、オプションで快適装備を付ければ単独トップに躍り出ます。
アクアはシートヒーターがどのグレードにも標準装備されないことが、マイナス要素になっています。
ヤリス、マツダ2、スイフトは乗り心地や居住性でポイントを伸ばせず、ライバルに差を付けられた形です。
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