5ナンバーコンパクトカーの使い勝手を徹底比較!!

使いやすいサイズが魅力の5ナンバーコンパクトカー。
購入を検討している人にとって、室内や荷室の使い勝手も気になるところでしょうが、車種によって差があるので十分な研究が必要です。
ここでは、5ナンバーコンパクトカー6車種の室内と荷室の使い勝手を徹底的に比較しますので、購入時の参考にどうぞ。
シートアレンジを比較
比較する車種は、以下の5台です。
トヨタ・ヤリス 1,980,000円~2,598,000円

トヨタ・ヤリス 1,470,000円~2,548,000円

日産・ノート 2,033,900円~2,834,700円

ホンダ・フィット 1,592,800円~2,664,200円

マツダ・マツダ2 1,459,150円~2,711,500円

スズキ・スイフト 1,377,200円~2,087,800円

■ 前席の機能性はヤリスとフィットがリード
まず、運転席・助手席の機能性を比較してみましょう。
フィットには6台の中で唯一、助手席の背もたれを水平までリクライニングさせ、後席とつなげる「ロング・モード」があります。

画像のように、長尺物を積むときに大変便利です。
ほかの4台はこのような機能がないので、さまざまなサイズの荷物への対応性はフィットの一人勝ちと言えます。
一方、運転席の機能に関しては、ヤリスの上級グレード (ハイブリッド Z / Z) に付く「運転席イージーリターン機能」に注目です。

運転席イージーリターン機能は、レバー操作ひとつで降車時は運転席が後ろにスライドし、乗車時は元の位置に戻る機能になります。
乗り降りを楽にする機能として、これまでありそうでなかったものです。
運転席の機能性はヤリスが、助手席の機能性はフィットがほかの車種を一歩リードしてると言えます。
■ 後席のシートアレンジはノートとフィットがリード
次に、6台の後席の機能性を比較します。
機能 / 車名 | アクア | ヤリス | ノート | フィット | マツダ2 | スイフト |
---|---|---|---|---|---|---|
6:4分割可倒機構 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | △ | 〇 |
6:4分割リクライニング機構 | × | × | 〇 | × | × | × |
チップアップ機構 | × | × | × | 〇 | × | × |
〇:全車標準装備
△:グレード別装備
×:設定なし
まず後席の6:4分割可倒機能ですが、マツダ2を除き全車に備わります。
マツダ2のみ、廉価グレードは一体可倒式です。
後席が一体可倒式だと、後席に1~2人乗って荷物も多めに積むという使い方ができません。
また後席の6:4分割リクライニング機構は、ノートだけに備わります。
この機能は、後席の乗員がくつろぐために欠かせないものです。
そして、後席のチップアップ (跳ね上げ) 機能が付くのはフィットだけです。

ホンダでは「トール・モード」と呼んでいますが、文字通り高さのある荷物を積むときに重宝します。
後席の機能性を総合すると、優れているのはノートとフィットです。
■ 前後席の機能性は、荷物の対応性ではフィットがベスト
前席・後席を総合した機能性では、さまざまな荷物への対応性という点ではフィットがベストです。
ただし乗員へのおもてなしの点では、運転席イージーリターン機能の設定があるヤリス、後席リクライニング機構のあるノートが優れています。
シートアレンジの総合評価 (5段階)
- フィット 4.5
- アクア 3.5
- ヤリス 3.5
- ノート 3.5
- スイフト 3
- マツダ2 2.5
収納の充実度を比較
この項目では、6台の収納を運転席、助手席、後席に分けて検証していきます。
■ 運転席の収納はフィットとマツダ2がベスト
まず運転席の収納を比べてみましょう。
収納 / 車名 | アクア | ヤリス | ノート | フィット | マツダ2 | スイフト |
---|---|---|---|---|---|---|
ドリンクホルダー | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
センターポケットまたはセンタートレイ | × | 〇 | 〇 | 〇 | × | × |
コンソールボックス | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
センターコンソールロアボックス&ポケット | × | × | 〇 | × | × | × |
コンソールトレイ | 〇 | × | × | 〇 | 〇 | 〇 |
チケットホルダー | × | × | × | × | 〇 | × |
ボトルホルダー付ドアポケット | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
〇:全車標準装備
△:グレード別装備
×:設定なし
運転席側の収納の数は、ノート、フィット、マツダ2が5か所、アクアとヤリスが4か所、スイフトが3か所です。
ノート、フィット、マツダ2なら、ドライバーが物の置き場に困ることはないでしょう。
ヤリスの収納はギリギリ及第点ですが、ノートとスイフトは物の置き場に困ることがあるかもしれません。
■ 助手席の収納はヤリスの上級グレードがベスト
次に、助手席の収納を比較します。
収納 / 車名 | アクア | ヤリス | ノート | フィット | マツダ2 | スイフト |
---|---|---|---|---|---|---|
ドリンクホルダー | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
インパネトレイまたはインパネボックス | 〇 | 〇 | × | 〇 | × | × |
グローブボックス | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ショッピングフック | ▲ | △ | × | × | × | × |
ボトルホルダー付ドアポケット | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
助手席シートアンダートレイ | ▲ | △ | × | × | × | × |
アンブレラホルダー | ▲ | △ | × | × | × | × |
〇:全車標準装備
△:グレード別装備
▲:メーカーオプション
×:設定なし
助手席の収納の数は、オプションを除き多い順からヤリスの4~7か所、アクアとフィットの4か所、ノート、マツダ2、スイフトの3か所です。
ヤリスの上級グレードは、小物の収納に便利な助手席アンダートレイや、ショッピングフックやアンブレラホルダーが備わる「買い物アシストシート」が付くなど、他車を圧倒する収納が備わります。
買い物アシストシートは、助手席に置いた荷物が滑り落ちないストッパーが付くので、そこも魅力になっています。

ただ、ヤリスも下位グレードでは収納の数が普通になってしまいますが、それでも大きな不足はありません。
また、アクアとフィットも必要十分な収納が備わりますし、アクアはオプションを選べばヤリスの上級グレードと同等になります。
ノート、マツダ2、スイフトは収納が少ないので、不便に感じることがあるかもしれません。
■ 後席の収納もフィットがトップ
最後に、後席の収納を比べてみましょう。
収納 / 車名 | アクア | ヤリス | ノート | フィット | マツダ2 | スイフト |
---|---|---|---|---|---|---|
運転席シートバックポケット | × | × | × | △ | × | × |
助手席シートバックポケット | ▲ | △ | × | △ | 〇 | × |
ドアポケット | × | 〇※ | 〇 | 〇※ | 〇※ | 〇※ |
ドリンクホルダー | 〇 | × | 〇 | 〇 | × | 〇 |
小物入れ (センターコンソール後部) | △ | × | 〇 | × | × | × |
〇:全車標準装備
△:グレード別装備
▲:メーカーオプション
×:設定なし
※:ボトルホルダー付
オプションを除いた後席の収納は、フィットが2~4か所、ノートが3か所、マツダ2とスイフトが2か所、アクアとヤリスが1~2か所です。
フィットの上級グレードは、6台中で唯一運転席シートバックポケットが付く点が大きなメリットです。
フィットも下位グレードでは、収納の数が2か所となってしまいます。
ノートは収納が3か所ありますが、ドアにはドリンクホルダーのみでポケットが付かないことや、小物入れ容量が小さいことなどが難点です。
マツダ2とスイフトはともに収納が2か所ですが、マツダ2は小物入れが多く、スイフトはドリンク入れが多いという違いがあります。
しかし、どちらも大きな不満なく使えるはずです。
ヤリスは上級グレードなら収納が2か所あるので必要十分ですが、下位グレードになると収納が1か所しかないので、物足りなさは否めません。
また、アクアはドアポケットが備わらないのが難点です。
■ 収納の総合評価はフィットがトップ!
すべての座席の収納をトータルすると、以下のとおりになります。
- アクア 9~10か所
- ヤリス 9~13か所
- ノート 10か所
- フィット 11~13か所
- マツダ2 10か所
- スイフト 8か所
合計で11~13か所の収納が用意されているフィットがトップです。
フィットなら、どの席に座っても物やドリンクの置き場に困ることはないでしょう。
ヤリスは上位グレードの収納は豊富ですが、下位グレードの収納が少ないのが問題です。
収納でワーストになったのはスイフトで、持ち物の多い人には不満が出るでしょう。
収納の総合評価 (5段階)
- フィット 4
- ヤリス 3.5
- アクア 3
- ノート 3
- マツダ2 3
- スイフト 2.5
荷室の広さ・使い勝手はフィットが断トツ!
5台の後席使用時の荷室容量は、以下のとおりです。
- アクア 278L
- ヤリス 209L
- ノート 340L (4WD車は260L)
- フィット 427L
- マツダ2 280L
- スイフト 265L (ハイブリッドSZは178L)
荷室容量の大きい順からフィット、ノート (2WD車)、マツダ2、アクア、スイフト (ハイブリッドSZをのぞく)、ヤリスです。
フィットの荷室の広さは圧倒的で、一番狭いヤリスの倍以上の容量があります。

また、後席をたたんだときにフロアに段差ができないのはアクア、ヤリス、フィットの3台です。
後席部分に段差ができてしまうノート、マツダ2、スイフトは、荷室の使い勝手が劣ってしまいます。
荷室に関しては、広さと同時にフラットな荷室フロアを実現しているフィットの圧勝です。
荷室の評価 (5段階)
- フィット 5
- ノート 3.5
- アクア 3.5
- マツダ2 3
- ヤリス 2.5
- スイフト 2.5
総合的な使い勝手はフィットの圧勝!
ここまで前席・後席のシートアレンジや、収納や荷室の使い勝手について検証してきました。
3つの項目をトータルした得点は以下のとおりです。
使い勝手の総合評価 (15点満点)
- フィット 13.5
- アクア 10
- ノート 10
- ヤリス 9.5
- マツダ2 8.5
- スイフト 8
すべてを含めたトータルの使いやすさでは、得点から分かるとおり文句なしにフィットがトップです。

フィットはシートアレンジ、収納、荷室すべての面でほかの4台をしのいでいます。
とにかく室内の使い勝手のいい5ナンバーコンパクトカーが欲しいなら、フィットがベストチョイスです。
ほかの4台はそれぞれ一長一短がありますが、フィットと比べたらドングリの背比べになってしまいます。
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