5ナンバーコンパクトカーの運転しやすさを徹底比較!!

5ナンバーサイズのコンパクトカーは、運転に不慣れな初心者や、車両感覚の衰えを感じているシニアドライバーにも人気があります。
しかし車種によって運転しやすさに違いがあるので、車種選びは重要なポイントです。
ここでは、5ナンバーコンパクトカー6車種をピックアップし、さまざまな観点から運転のしやすさを検証してみました。
ボディサイズが一番小さいのはスイフト
今回、運転のしやすさを比較する車種は、以下の5台です。
トヨタ・アクア 1,980,000円~2,598,000円

トヨタ・ヤリス 1,470,000円~2,548,000円

日産・ノート 2,033,900円~2,834,700円

ホンダ・フィット 1,592,800円~2,664,200円

マツダ・マツダ2 1,459,150円~2,711,500円

スズキ・スイフト 1,377,200円~2,087,800円

まず、運転のしやすさを大きく左右するボディサイズを比べてみましょう。
寸法 / 車名 | アクア | ヤリス | ノート | フィット | マツダ2 | スイフト |
---|---|---|---|---|---|---|
全長 (mm) | 4,050 | 3,940 | 4,045~4,080 | 3,995~4,090 | 4,065 | 3,845~3,855 |
全幅 (mm) | 1,695 | 1,695 | 1,695 | 1,695~1,725 | 1,695 | 1,695 |
全高 (mm) | 1,485~1,505 | 1,500~1,515 | 1,505~1,520 | 1,515~1,565 | 1,525~1,550 | 1,500~1,525 |
全長はスイフトの3,845~3,855mmがもっとも短く、ヤリスとクロスターを除くフィットが4mを切っています。
全長がもっとも長いのはフィット・クロスターの4,090mmで、アクア、ノート、マツダ2も4mオーバーです。
スイフトとフィット・クロスターの全長の差は約24cmあるので、狭い路地や駐車場での取り回しに差が出ることもあるでしょう。
全幅は5ナンバー枠いっぱいの1,695mmの車種がほとんどですが、フィット・クロスターに限り1.7mを超える3ナンバーサイズとなってしまいます。
しかし幅の差は僅か3cmなので、取り回しの上でネガを気にする必要はほとんどありません。
強いて難をあげれば、5ナンバー車限定の立体駐車場に入庫できないことくらいでしょう。
全高は5台とも大差なく、アイポイントの高さもそれほど違いはありません。
ボディサイズで判断する限り、全長が短いスイフトが一番運転しやすく、ヤリスがそれに続きます。
ボディサイズの評価 (5段階)
- スイフト 5
- ヤリス 4.5
- アクア 4
- ノート 4
- フィット 4
- マツダ2 4
小回りが一番効くのはマツダ2とスイフト
狭い路地や駐車場での取り回しは、ボディサイズのほかに最小回転半径の大小も大きな影響を与えます。
では、5台の最小回転半径を比べてみましょう。
- アクア 4.9m (14インチタイヤ装着車) / 5.2m (15インチタイヤ装着車)
- ヤリス 4.8m (14インチタイヤ装着車) / 5.1m (15インチタイヤ装着車)
- ノート 4.9m
- フィット 4.9m (15インチタイヤ装着車) / 5.0~5.2m (16インチタイヤ装着車)
- マツダ2 4.7m (15インチタイヤ装着車) / 4.9m (16インチタイヤ装着車)
- スイフト 4.8m
マツダ2の15インチタイヤ装着車がもっとも最小回転半径が小さく、その数値は4.7m。
ほかに最小回転半径が5mを切っているのは、4.8mのヤリス14インチタイヤ装着車とスイフト、4.9mのアクア14インチタイヤ装着車、ノートとフィットの15インチタイヤ装着車、およびマツダ2の16インチタイヤ装着車です。
ここまでの車種は、小回り性の点で合格点があげられます。
それに対し、アクアとヤリスの15インチタイヤ装着車、フィットの16インチタイヤ装着車は最小回転半径が5m以上あるので、取り回し性はいまひとつです。
ボディサイズと最小回転半径を総合した取り回し性では、全長がもっとも短く、小回り性も2番目に高いスイフトがベストです。

逆に、全長が長めで小回りもあまり効かないアクアとフィットは、コンパクトカーの中では取り回し性が劣ります。
小回り性の評価 (5段階)
- マツダ2 4.5
- スイフト 4.5
- ヤリス 4
- ノート 4
- アクア 3.5
- フィット 3.5
6台の視界を比較!
運転がしやすいかどうかは、視界の良し悪しも大いに影響します。
では、6台の視界をチェックしてみましょう。
■ 前方視界はフィットがベスト
6台の中でもっとも前方視界が優れているのは、フィットです。

インパネが水平基調で位置が低く、フロントウィンドウの面積も大きいため、広々とした前方視界を実現しています。
またAピラー (フロントピラー) がほかの5台よりもずっと細く、大きな三角窓が付いていることから、斜め前方の死角が少ないのも美点です。
フィット以外の車種では、ノート、マツダ2、スイフトの3台は前方視界に合格点があげられます。
ノートは、フィットほどではないもののインパネの高さが抑えられているので、前方視界は良好です。
斜め前方視界に関しても、Aピラーの傾斜は強いものの太さはそれほどではなく、三角窓も有効なので満足できます。
マツダ2もまた、Aピラーの取り付け部を手前側に寄せるなど死角を減らす工夫がされているため、外観のイメージよりも視界が優れています。
Aピラーとドアミラーの間のすき間から外の様子が見えるのも、プラス要素です。
スイフトは、5台の中でAピラーの角度が一番立っていることが、視界の面でプラスになっています。
Aピラーが立っていると、斜め前方の視界をあまり妨げないからです。
ドアミラーが多少死角を生んでいますが、それほど気になりません。
アクアとヤリスはほかの4台と比べ、視界にやや問題があります。
正面の視界は良好ですが、Aピラーが太く傾斜も強いため斜め前方視界に難ありです。
それでもアクアは三角窓が大きく、ドアミラーが死角を生んでいない点が救われます。
それに対しヤリスは三角窓がなく、ドアミラーが生み出す死角が大きいのが問題です。
また6台に共通する欠点として、運転席からボンネットがほとんど見えないことに触れないわけにはいきません。
運転席からボンネットの先端まで見えると、クルマの先端の位置が分かりやすいのはもちろんのこと、車幅をつかむ目安にもなります。
しかし、6台の中でボンネットの先端まで見える車種は1台もなく、いずれもこの点では不合格です。
強いていうなら、スイフトだけはボンネットの右側がかろうじて見えますが、ボディの先端や車幅をつかむための目安としては不十分です。
■ 後方視界はノートがベスト
後方視界がもっとも優れているのは、ノートです。

6台の中ではリアウィンドウやリアドアウィンドウの面積が大きく、Cピラー (リアピラー) も最近のクルマとしては細いので、死角が少なくなっています。
ノート以外の車種は、いずれもリアウィンドウやリアドアウィンドウの面積が決して大きくない上、Cピラーも太いので死角が多めです。
特にアクアとヤリスは視界に難があるので、バックや車線変更時に注意が必要になります。
全方位の視界を総合すると、ベストにあげられるのはノートです。

後方視界が一番良く、前方視界もフィットの次に良いことが理由になります。
2番目は、後方視界はノートに劣るものの、前方視界が一番良いフィットです。
視界の総合評価 (5段階)
- ノート 4.5
- フィット 4
- マツダ2 3.5
- スイフト 3.5
- アクア 3.5
- ヤリス 3
駐車支援装備が充実しているのはノート、フィット、マツダ2
5ナンバーコンパクトカーはボディが小さいので、駐車が難しいということはありません。
しかし駐車をサポートする装備が付いていれば、より駐車がしやすくなります。
6車種にはどんな駐車支援装備が付いているかを、チェックしてみましょう。
機能 / 車名 | アクア | ヤリス | ノート | フィット | マツダ2 | スイフト |
---|---|---|---|---|---|---|
フロントパーキングセンサー | △ | ▲ | 〇 | 〇 | △ | ▲ |
リアパーキングセンサー | △ | ▲ | 〇 | 〇 | 〇 | △ |
カメラ映像表示システム | △ | △ | ▲ | ▲ | △ | ▲ |
駐車支援システム | ▲ | ▲ | × | × | × | × |
〇:全車に標準装備
△:グレード別装備
▲:オプション
×:設定なし
■ パーキングセンサーはノートが充実
障害物に接近すると、距離に応じて変化する警報音や表示で知らせてくれるパーキングセンサーは、駐車時の大きな味方になります。
ボディの前後にパーキングセンサーが付いていれば、クルマをぶつけてしまうリスクが減るので、誰もが安心して駐車できるでしょう。
前後のパーキングセンサーが全車に標準されるのは、ノートとフィットの2台です。
アクアはパーキングセンサーは上級グレードのみ標準装備で、下位グレードはメーカーオプションです。
マツダ2はリアのパーキングセンサーは全車に装備されますが、フロント側が標準装備されるのは中級グレード以上に限られ、下位グレードはメーカーオプション扱いです。
スイフトはマツダ2よりも条件が悪く、リア側は最廉価グレード「XG」のスズキセーフティサポート非装着車を除き標準装備されますが、フロント側は全車ディーラーオプションです。
さらにパーキングセンサーを軽視しているのがヤリスで、標準装備されるグレードがまったくなく、全車メーカーオプションとなってしまいます。
パーキングセンサーを有料で付けるのは二の足を踏んでしまうことが多いので、最初から全車に標準装備されているに越したことはありません。
■ 駐車支援システムはヤリスのみ設定あり
車載カメラで捉えた映像をディスプレイやナビ画面に表示し、駐車などをサポートするシステムや、ステアリング操作などを直接支援する装備が付いていれば、駐車がとても楽になります。
車載カメラの映像を表示するシステムを標準装備するグレードがあるのは、ヤリスとマツダ2。
アクアとヤリスは中級グレード以上に車両後方の映像を表示する「バックガイドモニター」が、マツダ2は中級グレード以上に車両を上から見下ろしたような映像が表示する「360°ビューモニター」が標準装備されます。
ヤリス、マツダ2とも下位グレードもメーカーオプションで装着が可能です。
またアクアとヤリスには、車両を上から見下ろしたような映像が表示する「パノラミックビューモニター」もオプション設定されています。
車載カメラの映像を表示するシステムは、ノート、フィット、スイフトにもメーカーオプション設定されています。
システムの呼び名はノートが「インテリジェントアラウンドビューモニター」、フィットが「リアカメラdeあんしんプラス3」、スイフトが「全方位モニター」です。
この3台は別途純正ナビを装着する必要があるので、かなり高くついてしまうのが辛いところ。
一方、駐車を直接的にサポートする装備が用意されているのは、アクアとヤリスのトヨタ勢です。
アクアとヤリスのハイブリッド車には、駐車時のステアリング・アクセル・ブレーキ操作を支援する「アドバンストパーク」がメーカーオプション設定されています。

駐車に苦手意識のある人にとって、アドバンストパークは大きな味方になってくれるでしょう。
オプション抜きでの駐車支援装備を総合的に評価すると、パーキングセンサーが充実しているノート、中級グレード以上なら各種装備が充実するマツダ2に高いポイントがあげられます。
オプションをすべて付けるという条件なら、アドバンストパークが用意されているアクアとヤリスがベストです。
駐車支援装備 (オプション抜き) の評価 (5段階)
- ノート 4
- フィット 4
- マツダ2 4
- アクア 3.5
- スイフト 2.5
- ヤリス 2
総合的に一番運転がしやすいのはノート!
5ナンバーコンパクトカー6台の運転しやすさについて、4つの項目に分けて検証してきました。
すべての項目の得点を合計すると、以下のとおりになります。
運転しやすさの総合評価 (25点満点)
- ノート 16.5
- マツダ2 16
- スイフト 15.5
- フィット 15.0
- アクア 14.5
- ヤリス 13.5
総合評価では視界に優れ、その他の項目でも満遍なくポイントを稼いだノートがトップになりました。
ノートに僅差で続いたのは、これも大きな欠点のないマツダ2です。
ヤリスは視界や運転支援装備で振るわなかったことが災いし、ワーストの評価となりました。
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