5ナンバーSUVの走行性能を徹底比較!!

3ナンバー車の多いSUVですが、数は少ないものの日本の道路事情にマッチした5ナンバー車も存在します。
車体の小さい5ナンバーSUVならどんな場所にも入って行けますし、足替わりにもピッタリです。
ここでは5ナンバーSUVの3車種をピックアップし、走行性能を徹底比較しますので、購入時の参考にどうぞ。
5ナンバーSUV3台のパワートレインを比較
比較する車種は、以下の3台です。
ダイハツ・ロッキー 4WD 1,944,800円~2,318,200円

スズキ・クロスビー 4WD 1,985,500円~2,245,100円

スズキ・ジムニーシエラ 1,863,400円~2,084,500円

ジムニーシエラが4WD車のみの設定なので、条件をそろえるためロッキーとクロスビーも4WD車を選びました。
まずはじめに、パワートレインのスペックを比較してみましょう。
3台のスペックは、以下のとおりです。
項目 / 車名 | ロッキー | クロスビー | ジムニーシエラ |
---|---|---|---|
パワートレイン | 1L直3ターボエンジン | 1L直3ターボエンジン+モーター | 1.5L直4ノンターボエンジン |
最高出力 (ps) | 98 | 99 (エンジン)+3.1 (モーター) | 102 |
最大トルク (kg・m) | 14.3 | 15.3 (エンジン)+5.1 (モーター) | 13.3 |
CVT | 6AT | 5MT / 4AT | |
車両重量 (kg) | 1,040~1,050 | 1,000 | 1,070~1,090 |
WTLCモード燃費 (km/L) | 17.4 | 17.0 | 13.6~15.0 |
パワートレインは三者三様で、ロッキーが1L直3ターボエンジンとCVTの組み合わせ、クロスビーが1L直3ターボエンジン+モーターのマイルドハイブリッドシステムと6速ATの組み合わせ、そしてジムニーシエラが1.5L直4ノンターボエンジンと5速MTまたは6速ATの組み合わせとなっています。
スペック面では、エンジンの最高出力は3台に大きな差はありませんが、最大トルクの違いに注目です。
クロスビーはエンジンのトルクがもっとも大きいうえ、モーターのアシストが付くので、ほかの2台を確実にリードしています。

さらにクロスビーは車重も一番軽いため、スペックを見る限り動力性能ではもっとも有利です。
それに対し、ジムニーシエラは一番重い車体をトルクの弱いエンジンで走らせるので、条件的にもっとも不利になっています。
また、トランスミッションはMTにしてもATにしても段数が少ないので、効率でも不利です。
ロッキーは、条件的にはクロスビーとジムニーシエラの中間に位置します。
しかし、D-CVTと呼ばれる効率の高いCVTを採用しているため、どこまでクロスビーの動力性能に迫れるかが注目のポイントです。
オンロード性能はロッキーとクロスビーが優秀
街中や高速道路などのオンロードでキビキビと走れるのは、ロッキーとクロスビーの2台。

スペック的にはクロスビーの方が有利ですが、実際には2台の加速性能にほとんど差はありません。
ロッキーに搭載されるD-CVTには、スペックの差を跳ね返すだけの効率の高さがあるようです。
いずれにしても、この2台は「気持ちいい」と表現できるくらいの加速を見せてくれます。
この2台と比べると、ジムニーシエラは加速にパンチがありません。
特に4速AT車はモッサリ感がありますが、鈍足というほどではなく、日常ユースで困らないくらいの加速力は持っています。
次にオンロードでの操縦性に関してですが、この面でもロッキーとクロスビーがほぼ互角で、ジムニーシエラがワンランク落ちるイメージです。
ロッキーとクロスビーはアンダーステアが少なく、ほぼ思い通りの旋回ができます。

ワインディング走行も問題なくこなせるレベルです。
この2台に対し、ジムニーシエラはアンダーステアが強くステアリングレスポンスも鈍いので、ワインディング走行は楽しくありません。
そもそもジムニーシエラはロッキーやクロスビーとはコンセプトが違うので、ここはやむを得ない点です。
そして燃費ですが、燃費検証サイト「e燃費」による実燃費は以下のとおりになります。
- ロッキー 15.6km/L
- クロスビー 15.4km/L
- ジムニーシエラ 14.3km/L
ロッキーは純ガソリン車でありながら、マイルドハイブリッドのクロスビーを僅かながら上回る数値です。
高効率なD-CVTが、燃費にも貢献しているのでしょう。
ジムニーシエラは車重の重さやトランスミッションの効率の低さが実燃費にも表れているものの、ロッキーやクロスビーとの差は意外と大きくありません。
オンロード性能の総合評価 (5段階)
- クロスビー 4
- ロッキー 4
- ロッキーシエラ 2.5
悪路・雪道での性能が一番高いのはジムニーシエラ!
ここでは、SUVが本来の実力を発揮する場とも言える、オフロードや雪道での走行性を比較します。
まず、オフロードや雪道での走破性を左右するスペックを比べてみましょう。
項目 / 車名 | ロッキー | クロスビー | ジムニーシエラ |
---|---|---|---|
駆動方式 | 電子制御式4WD | ビスカスカップリング式4WD | パートタイム4WD |
サスペンション形式 | 前:独立懸架式 / 後:半独立懸架式 | 前:独立懸架式 / 後:固定軸式 | 前:固定軸式 / 後:固定軸式 |
最低地上高 (mm) | 185 | 180 | 210 |
アプローチアングル (°) | 20 | 20 | 36 |
ディパーチャーアングル (°) | 32 | 40 | 50 |
まず悪路や雪道での走破性を大きく左右する4WDシステムは、3台とも異なる方式を採用しています。
ロッキーとクロスビーが採用するのは、通常は前輪駆動で走行し、状況により自動で後輪にもトルクを配分するオンデマンド式4WDと呼ばれる方式です。
2台の制御方式は異なり、ロッキーは路面状況や車両の状況を4WDコンピューターで演算し、きめ細かい駆動力配分を行う電子制御式を採用しています。
一方クロスビーが採用するのは、前輪の空転などを機械的に検知して後輪に駆動力を配分する、ビスカスカップリング式と呼ばれる方式です。
どちらも4WDとしては走破性が高い方ではありませんが、比較するとロッキーの採用する電子制御式の方が優れています。

ただしクロスビーには滑りやすい路面での発進をサポートする「グリップコントロール」や、雪道でのスリップを防ぐ「スノーモード」が備わり、4WDシステムの性能の低さをカバーしています。


この2台に対し、ジムニーシエラはドライバーが任意に後輪駆動と4輪駆動を切り替える、パートタイム4WD方式を採用する点が大きな違いです。
セレクトレバーを4WD側に切り替えれば、常時4輪にエンジンの駆動力が伝達されるので、悪路や雪道の走破性はオンデマンド式に勝ります。
次にサスペンション形式ですが、フロントがロッキーとクロスビーは独立懸架式、ジムニーシエラは固定軸式という点が大きな違いです。
オンロードでの乗り心地は独立懸架式が勝りますが、凸凹の激しい悪路では固定軸式の方がロードクリアランスが大きく、走破性の点で有利になります。

しかし、雪道においては独立懸架式も固定軸式も走破性に大きな差はありません。
また、最低地上高も悪路や雪道での走破性を大きく左右する要素になります。
最低地上高はジムニーシエラが群を抜いて大きく、その分凸凹道や深雪路では有利です。

そして本格的にオフロード走行をする際は、前輪が障害物を乗り越えらえる角度を示すアプローチアングルと、後輪が障害物を乗り越えられる角度を示すディパーチャーアングルの数値も重要になります。
アプローチアングル、ディパーチャーアングルともジムニーシエラが圧倒的に大きく、走破性は桁違いとみて間違いありません。

これらの点を総合すると、悪路や雪道での走破性はジムニーシエラがもっとも優れています。
ロッキーとクロスビーの走破性は、ほぼ互角と言えるでしょう。
オフロード性能の総合評価 (5段階)
- ジムニーシエラ 5
- ロッキー 4
- クロスビー 4
オフロードを走らないならロッキーかクロスビーがおすすめ
5ナンバーSUV3台のオンロード性能・オフロード性能を総合した評価は、以下のとおりになります。
走行性能の総合評価 (10点満点)
- ロッキー 8
- クロスビー 8
- ジムニーシエラ 7.5
オンロード性能を重視するならロッキーかクロスビー、オフロードや雪道の走破性を重視するならジムニーシエラが優れています。
ロッキーとクロスビーを比較すると、オンロード性能、オフロード性能ともほぼ互角です。
2台とも本格的なオフロード走行は厳しいものの、ちょっとした不整路や深雪路なら難なくこなします。
一方、ジムニーシエラは加速性能やオンロードでのコーナリング性能が劣るので、高速道路やワインディング走行ではストレスを感じてしまうでしょう。
その代わり悪路走破性は向かうところ敵なしの強さで、深雪への対応性もロッキーやクロスビーに勝ります。
オフロードを走る機会が多い人は、オンロード性能に妥協してでもジムニーシエラを選んだ方が後悔しません。
しかし、ほとんど舗装道路しか走らない人なら、ロッキーやクロスビーの方が向いています。
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