Aセグメントコンパクトカーの運転しやすさを徹底比較!!

Aセグメントコンパクトカー安全性比較

セグメントは欧州で使われているサイズ区分ですが、そのうちAセグメントはおおむね全長3,800mm以下、全幅1,680mm以下のクルマが該当します。

ヤリスやノート、フィットなどの人気コンパクトカーより一回り小さく、ビギナーや車両感覚に自信のない人にも扱いやすいサイズです。

ここでは国産Aセグメントコンパクトカー4台をピックアップし、さまざまな観点から運転のしやすさを検証してみました。

ブーンとイグニスにはシートリフターなしのグレードが

運転のしやすさを比較する車種は、以下の4台です。

日産・マーチ 1,289,200円~1,876,600円

Aセグメントコンパクトカー運転しやすさ比較
引用:nissan.co.jp/march

ダイハツ・ブーン 1,265,000円~1,639,000円

Aセグメントコンパクトカー運転しやすさ比較
引用:daihatsu.co.jp/boon

スズキ・イグニス 1,501,500円~1,993,200円

Aセグメントコンパクトカー運転しやすさ比較
引用:suzuki.co.jp/ignis

三菱・ミラージュ 1,490,500円~1,617,000円

Aセグメントコンパクトカー運転しやすさ比較
引用:mitsubishi-motors/mirage

クルマを安全に運転するには、まずドライビングポジションをしっかり決めることが大切。

人によって体格・体形はまちまちですから、ステアリングの上下位置を調整するチルトステアリングと、運転席の座面高さを調整するシートリフターは必須の装備と言えます。

4台にはこの2つの装備が付いているかどうかを、見てみましょう。

機能 / 車名 マーチ ブーン イグニス ミラージュ
チルトステアリング
運転席シートリフター

〇:全車標準装備
△:グレード別装備

チルトステアリングは、どの車種も全グレードに標準装備されます。

一方、運転席シートリフターが全グレードに標準装備されるのはマーチとミラージュの2台に限られ、ブーンとイグニスは下位グレードには装備されません

ブーンは廉価グレードのXとX SAⅢには標準装備されず、オプションになってしまいます。

またイグニスの場合は、最廉価グレードのハイブリッド MGは標準装備されないばかりか、オプションで付けることさえできません。

小柄な人は運転席を高めに調整しないと前が見えにくいことがあるので、運転席シートリフターのないグレードは避けたほうがいいでしょう。

ドライビングポジション調整機能の評価 (5段階)

  • マーチ 4
  • ミラージュ 4
  • ブーン 3
  • イグニス 3

ボディサイズが一番小さいのはイグニス

当たり前のことかもしれませんが、ボディサイズが小さいほど運転がしやすくなります。

ここで、4台のボディサイズを比較してみましょう。

寸法 / 車名 マーチ ブーン イグニス ミラージュ
全長 (mm) 3,825 3,650~3,680 3,700 3,855
全幅 (mm) 1,665 1,665 1,660~1,690 1,665
全高 (mm) 1,515 1,525 1,605 1,505

全長が一番長いのは3,855mmのミラージュ、一番短いのは3,650~3,680mmのブーンです。

ミラージュとブーンでは20cm前後の差があるので、ごく狭い駐車場や路地などで取り回しの差を感じるケースがあるでしょう。

全幅はどの車種も5ナンバー枠いっぱいの1.7mよりも狭く、軽自動車をのぞけばもっとも狭い部類に入ります。

狭い道路で離合するときなどに、幅が狭いメリットを実感できるはず。

ただ、イグニスの最上級グレード「ハイブリッド MF」はフェンダーアーチモールが付くため全幅がやや広く、ほぼ5ナンバー枠いっぱいの寸法になっています。

ボディに余計な張り出しがあると離合などの際にマイナス要素になるので、イグニスのハイブリッド MFを選ぶ際は注意が必要です。

そして全高に関しては、イグニスが群を抜いて高い数値になっています。

イグニスは全高が高い分アイポイントも高く、見晴らしの点で有利です。

また、アイポイントが高いと車両感覚もつかみやすくなります。

総合的にはアイポイントが一番高く、全長が2番目に短いイグニス (ただし全幅の広いハイブリッド MFをのぞく) が、ボディサイズで判断するかぎり一番取り回しの点で有利です。

そのイグニスに次いで取り回しが有利なのは、全長が一番短いブーンになります。

ボディサイズの評価 (5段階)

  • イグニス 5
  • ブーン 4.5
  • マーチ 4
  • ミラージュ 4

小回りが一番効くのはマーチ

ボディサイズだけでなく、最小回転半径の大小も取り回しを左右します。

4台の最小回転半径は、以下のとおりです。

  • マーチ  4.5m 
  • ブーン  4.6m
  • イグニス 4.7m
  • ミラージュ  4.6m

最小回転半径が一番小さいのは、4.5mのマーチ

Aセグメントコンパクトカー運転しやすさ比較
引用:nissan.co.jp/march

最小回転半径が一番大きいイグニスとの差は20cmあります。

この20cmの差は、Uターンが一発で決まるかどうかの分かれ目になるかもしれません。

とは言え、いずれの車種も軽自動車並みの小回り性なので、取り回しで困るケースはまずないでしょう。

小回り性の評価 (5段階)

  • マーチ 5
  • ブーン 4.5
  • ミラージュ 4.5
  • イグニス 4

視界がいいのはマーチ

次に、4台の視界をチェックしてみましょう。

■ 前方視界はマーチがベスト

総合的な前方視界が一番優れているのは、マーチです。

Aセグメントコンパクトカー運転しやすさ比較
引用:daihatsu.co.jp/boonnissan.co.jp/march

Aピラー (フロントピラー)の角度が比較的立っているので視界を邪魔しませんし、ドアミラーが生み出す死角も少なくなっています。

また、運転席から左右のフェンダーのふくらみが見えるので、車幅感覚のつかみやすさも抜群です。

ブーンはAピラーの角度が4台の中で一番立っていて、しかも根本の部分が手前側に寄せられているため、前方視界はマーチと同等以上と言えます。

Aセグメントコンパクトカー運転しやすさ比較
引用:daihatsu.co.jp/boondaihatsu.co.jp/boon

また、マーチと同様に運転席から左右のフェンダーのふくらみが見えることもプラスポイント。

しかし、マーチと比べるとドアミラーの生み出す死角が大きく、交差点での安全確認に気を使う点がマイナスポイントになります。

このドアミラーの問題により、トータルの前方視界ではマーチに一歩及びません。

イグニスもAピラーの角度が比較的立っているため、基本的に前方視界は優れているのですが、ドアミラーの生み出す死角が4台の中で一番大きい点が気になります。

また、運転席からボンネットの先端が見えないので、車幅はそれほどつかみやすいとはいえず、鼻先を障害物ギリギリに寄せるのも困難です。

ミラージュはAピラーの傾斜が4台の中で一番強く、斜め前方視界の点で不利になっています。

一方、ドアミラーによる死角が少なく、マーチやブーンと同じように運転席からボンネットの左右の先端が見えるので、総合的な前方視界は悪くありません。

前方視界を総括すると、視界にこれといった問題点がなく、非常に良好なのがマーチ

ブーンとミラージュは多少視界の欠点はあるものの、及第点には達しています。

イグニスはドアミラーの死角や車幅のつかみやすさに難があるので、前方視界の点ではワーストです。

■ 後方視界もマーチがベスト

バックするときに重要になるのが、後方視界の良し悪しです。

最近は後方視界がデザインの犠牲になっているコンパクトカーが増えていますが、そんな中でマーチの後方視界はとても優れています。

Aセグメントコンパクトカー運転しやすさ比較
引用:daihatsu.co.jp/boonnissan.co.jp/march

リアウィンドウの面積が4台の中で一番大きく、後方の安全確認は容易です。

また、Cピラー (リアピラー) が細いうえにリアドアウィンドウの面積も大きいので、斜め後方の死角も少なくなっています。

マーチならバックカメラなどのオプションを付けなくても、安心してバックできるでしょう。

このマーチと同じくらい斜め後方視界が優れているのが、ブーンです。

ブーンもCピラーが細く、リアドアウィンドウが大きいので死角が少なくなっています。

ただ、ブーンはリアウィンドウの面積が小さく、真後ろの視界はマーチほど良くありません。

イグニスはリアウィンドウの幅が狭く、Cピラーが太く、かつリアドアウィンドウが後半部分で跳ね上がったデザインなので、真後ろも斜め後方も視界に難があります。

ミラージュはCピラーの太さはそれほどではありませんが、やはりリアウィンドウやリアドアウィンドウの面積が比較的小さいので、後方および斜め後方視界は良くありません。

視界の総合評価 (5段階)

  • マーチ 5
  • ブーン 4
  • ミラージュ 3.5
  • イグニス 3

駐車支援装備が一番充実しているのはブーン!

駐車は苦手という人は、意外と多いのではないでしょうか?

しかし、そうした場合も駐車をサポートする装備が付いていれば安心です。

ここでは、4台の駐車支援装備をチェックします。

機能 / 車名 マーチ ブーン イグニス ミラージュ
フロント&リアパーキングセンサー ×
駐車支援システム × ×

〇:全車に標準装備
△:グレード別装備
▲:オプション
×:設定なし

■ パーキングセンサーはブーンのみ標準装備

障害物への接近を警報音と表示でお知らせするパーキングセンサーがフロントとリアに付いていると、駐車がグっと楽になります。

ほかのクルマや障害物などにぶつけてしまうリスクが減るのは、大きなメリットです。

パーキングセンサーの設定はブーンが一番充実していて、最廉価グレードのXをのぞく全車に標準装備

Aセグメントコンパクトカー運転しやすさ比較
引用:daihatsu.co.jp/boon

わざわざ高いオプションを選ばなくても、ほとんどのグレードに最初からパーキングセンサーが付いてくる点は評価できます。

このブーンに対し、イグニスとミラージュは全車パーキングセンサーはディーラーオプション扱いです。

前後にパーキングセンサーを付けるとイグニスもミラージュも6万円以上の出費となってしまうので、出費面でかなり辛いものがあります。

それでもパーキングセンサーを選べるだけマシというべきで、マーチにいたってはパーキングセンサーの設定自体がありません。

■ ブーンとイグニスは駐車支援システムの設定あり

車体の前後左右に設置されたカメラの映像を合成し、純正ナビ画面に表示する駐車支援システムがあれば、駐車や狭い路地での安全確認が楽になります。

こうした駐車支援システムがオプション設定されているのが、ブーンとイグニスです。

ブーンに設定されているものは「パノラマモニター」、イグニスに設定されているものは「全方位モニター」と呼ばれますが、機能的には類似しています。

Aセグメントコンパクトカー運転しやすさ比較
ブーンのパノラマモニター (引用:daihatsu.co.jp/boon)
Aセグメントコンパクトカー運転しやすさ比較
イグニスの全方位モニター (引用:suzuki.co.jp/ignis)

駐車や運転に自信がある人でも、こうした装備があれば接触事故のリスクが減らせるので、付けておいて損はありません。

マーチとミラージュは、こうした高機能な駐車支援システムの設定はなく、シンプルなバックカメラのみがオプション設定されています。

またマーチのGグレードには、「タイヤアングルインジケーター」という機能がありますが、これがちょっと面白い機能です。

Aセグメントコンパクトカー運転しやすさ比較
引用:nissan.co.jp/march

タイヤの角度をメーター内にディスプレイ表示してくれるので、駐車時に重宝します。

駐車支援装備の評価 (5段階)

  • ブーン 3
  • イグニス 2.5
  • ミラージュ 2
  • マーチ 1.5

総合的に一番運転がしやすいのはブーン!

ボディサイズ、小回り性、視界、駐車支援装備の4つの項目の合計得点は以下のとおりです。

運転しやすさの総合評価 (20点満点)

  • ブーン 16
  • マーチ 15.5
  • イグニス 14.5
  • ミラージュ 14

総合評価では、ブーンがナンバーワンです。

Aセグメントコンパクトカー運転しやすさ比較
引用:daihatsu.co.jp/boon

4台中ボディがもっともコンパクトで小回りも十分効き、視界もまずまず。

さらに駐車支援装備が充実しているため、総合評価ではベストワンになりました。

後方視界の欠点を補うパノラマモニターを付ければ、ブーンは誰にでも大変運転しやすいクルマになるでしょう。

僅差で2位になったマーチは、小回り性や視界の良さが大きなメリットです。

それだけに、駐車支援装備の貧弱さが惜しまれます。

イグニスはフロントの見切りや斜め後方視界が欠点です。

しかしオプションのパーキングセンサーと全方位モニターを装着すれば、十分運転しやすいクルマになります。

また視界にやや難のあるミラージュも、パーキングセンサーを付けてカバーしたいところ。

パーキングセンサーを付ければ、ミラージュも駐車で困ることはないでしょう。

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