軽ハッチバックの運転しやすさを徹底比較!!

運転に不慣れな初心者や、運転に自信を失いかけているシニアドライバーに選ばれることも多い軽ハッチバック。
それだけに、運転のしやすさは重要なポイントです。
ここでは軽ハッチバックの4車種をピックアップし、さまざまな観点から運転のしやすさを検証してみました。
ベストなドライビングポジションが得られるのはラパン!
今回、運転のしやすさを比較する車種は、以下の4台です。
ダイハツ・ミライース 860,200円~1,372,800円

ダイハツ・ミラトコット 1,162,700円~1,386,000円

スズキ・アルト 943,800円~1,379,400円

スズキ・ラパン 1,210,000円~1,549,900円

安全かつ確実にクルマを運転するには、まずドライビングポジションをしっかり決めることが先決です。
体格・体形は人それぞれなので、ステアリングの上下位置を調整するチルトステアリングと、運転席の座面高さを調整するシートリフターは絶対に欲しい装備です。
特に小柄な人が多い女性には、欠かせない装備と言えるでしょう。
では、4台のドライビングポジションを決めるための装備を比べてみましょう。
機能 / 車名 | ミライース | ミラトコット | アルト | ラパン |
---|---|---|---|---|
チルトステアリング | △ | △ | △ | 〇 |
運転席シートリフター | △ | △ | △ | 〇 |
〇:全車に標準装備
△:グレード別装備
必須とも言えるチルトステアリングと運転席シートリフターが全車に標準装備されるのは、ラパンのみです。

ラパンの直接的なライバル、ミラトコットでチルトステアリングと運転席シートリフターが装備されるのは、G SAⅢ / X SAⅢの上位2グレードに限られます。
どちらも女性ユーザーをメインターゲットにしたクルマですが、より女性に優しいのはラパンであることは間違いありません。
そしてミライースとアルトの2台は、チルトステアリングと運転席シートリフターが装備されるのは最上級グレード (ミライースはG SAⅢ、アルトはハイブリッド X) のみです。
ベストなドライビングポジションを得るための装備では、無理に上位グレードを選ばなくてもチルトステアリングと運転席シートリフターがもれなく付いてくる、ラパンの一人勝ちです。
ドライビングポジション調整機能の評価 (5段階)
- ラパン 4
- ミラトコット 2.5
- ミライース 2
- アルト 2
小回り性は4台とも同等
狭い路地や駐車場での取り回しはボディが小さいほど楽ですが、4台とも軽自動車なのでボディの全長・全幅は一緒です。
あとは、最小回転半径の大小が取り回しやすさを左右する要素になりますが、4台とも4.4mで同一の数値になっています。
したがって、この項目は優劣なしです。
小回り性の評価 (5段階)
- ミライース 4
- ミラトコット 4
- アルト 4
- ラパン 4
視界はミラトコットとラパンが良好
次に、4台の視界をチェックしてみましょう。
■ 前方視界がミラトコットがベスト
前方視界は4台とも基本的に良好ですが、フロントの見切りには差があります。
一番見切りがいいのは、運転席からボンネットの先端が見えるミラトコットです。

ボンネットの先端が見えると、鼻先を障害物ギリギリに寄せるときや、狭い路地での離合などがとてもやりすくなります。
ただし、小柄な人がシートリフターのないグレード (L / L SAⅢ) を選んでしまうと、ボンネットが見えない可能性があるので要注意です。
ミライース、アルト、ラパンの3台は、運転席からボンネットの手前側しか視野に入らないため、見切りの点でミラトコットに一歩を譲ります。
ミライースとアルトは、やはりシートリフターのないグレードでは一層見切りが悪くなるかもしれません。
また、斜め前方視界に関してもミラトコットがもっとも優れています。
ミラトコットのいい点は、まずAピラー (フロントピラー) の角度が立っていて、かつ運転席から離れているため斜め前方の視界が少ないことです。
さらに、4台の中で唯一ドアミラーがドア本体に取り付けられているため、ドアミラーによって生じる死角が少ないこともメリット。

ミラトコットなら、交差点で歩行者を見落としてしまう可能性はほとんどないでしょう。
また、アルトとラパンもミラトコット同様にAピラーの角度が立っているため、斜め前方の視界を邪魔しません。
しかし、この2台はドアミラーがAピラーの付け根に取り付けられているため、死角を生んでしまっています。
その点がミラトコットと差の付く部分です。
ミライースはドアミラーがAピラー付け根に取り付けられていることに加え、Aピラーの角度が寝ているため、他の3台と比べ斜め前方の死角がやや大きくなっています。
■ 斜め後方視界はラパンがベスト
真後ろの視界に関しては、4台とも特に問題はありません。
ただ、バックで駐車するときや車線変更するときに重要になる斜め後方視界に関しては、車種により差があります。
4台のうち斜め後方視界がもっとも優れているのは、Cピラー (リアピラー) が細くリアドアウィンドウが大きいラパンです。

ラパンなら、バックのときに障害物や小さい子供を見落としてしまう可能性は少ないでしょう。
そのラパンと比べると、ミラトコットはCピラーが太いことが、ミライースとアルトはリアドアウィンドウ後端部がキックアップして (跳ね上がって) いることが欠点です。
これら3台もバックがしにくいほど死角が多いわけではありませんが、ラパンのクリアな視界と比べると一歩を譲ります。
視界を総括すると、斜め前方視界ではミラトコットが、斜め後方視界ではラパンがベストです。
ミラトコットとラパンを比較すると、ミラトコットのドアミラーの死角がないメリットが勝るので、全方位的視界のベストはミラトコットになります。
視界の総合評価 (5段階)
- ミラトコット 4.5
- ラパン 4
- アルト 3.5
- ミライース 3
駐車支援装備が一番充実しているのはミラトコット!
駐車に苦手意識のある人は、結構多いのではないでしょうか。
そんな場合も、駐車をサポートする装備が付いていれば安心です。
ここでは、4台の駐車支援装備の違いをチェックします。
機能 / 車名 | ミライース | ミラトコット | アルト | ラパン |
---|---|---|---|---|
フロントパーキングセンサー | △ | 〇 | ▲ | ▲ |
リアパーキングセンサー | △ | 〇 | 〇 | 〇 |
カメラ映像表示システム | × | ▲ | ▲ | ▲ |
〇:全車に標準装備
△:グレード別装備
▲:オプション
×:設定なし
■ パーキングセンサーはミラトコットが充実
駐車の際に重宝するのが、障害物に接近すると警報音と表示でお知らせするパーキングセンサー (コーナーセンサー) です。
フロントとリアの両方にパーキングセンサーが付いていれば、クルマをぶつけてしまうリスクが格段に減ります。
前後のパーキングセンサーが全車に標準装備されのは、ミラトコット のみ。

ミライースでは、前後のパーキングセンサーは中級グレード以上に標準装備となります。
こうしたダイハツ勢に対し、スズキ車の場合リアパーキングセンサーはアルト、ラパンとも全車標準装備ですが、フロントパーキングセンサーは2台とも標準で付くグレードはなくオプション扱いです。
このように、パーキングセンサーの設定ではミラトコットが頭ひとつ抜きんでています。
■ 駐車支援システムはミライース以外に設定あり
車体の前後左右に設置されたカメラの映像を純正ナビ画面に表示する駐車支援システムがあれば、駐車や狭い路地での取り回しがずっと楽になります。
駐車支援システムの呼び名はダイハツが「パノラマモニター」、スズキが「全方位モニター」です。
パノラマモニターは、ミラトコットのG SAⅢとX SAⅢにメーカーオプション設定となっています。

なお、パノラマモニターを使うには純正ナビが別途必要です。
一方、全方位モニターはアルトではハイブリッド Xに、ラパンではX / Lにメーカーオプション設定されています。

全方位モニターを使うには、やはり純正ナビまたはディスプレイオーディオの装着が必要です。
パノラマモニターも全方位モニターも結構高く付くオプションですが、予算に余裕があれば付けておくことをおすすめします。
唯一ミライースには、パノラマモニターの設定はありません。
ただしミライースは、バックカメラが含まれる純正ナビ装着用アップグレードパーツを付ければ、車両後方の映像に限り純正ナビ画面に表示できます。
駐車支援システムを総合すると、前後のパーキングセンサーが全車に標準で付き、パノラマモニターが選べるミラトコットがベストです。
運転支援装備の評価 (5段階)
- ミラトコット 4.5
- アルト 3.5
- ラパン 3.5
- ミライース 3
総合的に運転がしやすいのはミラトコットとラパン!
軽ハッチバック4台の運転しやすさについて、さまざまな角度から検証してきました。
4つの項目の得点を合計すると、以下のとおりになります。
運転しやすさの総合評価 (20段階)
- ラパン 15.5
- ミラトコット 15.5
- アルト 13
- ミライース 12
総括すると、4台の中で運転しやすいクルマはミラトコットとラパンです。
この2台に共通するメリットは、視界が良いこと。
それぞれの他車にないメリットとしては、ミラトコットは前後のパーキングセンサーが全車に標準装備されること、ラパンはチルトステアリングと運転席シートリフターが全車に標準装備されることがあげられます。
ミライースとアルトも十分に運転がしやすいクルマですが、飛びぬけたメリットがなく、ラパンやミラトコットと比べると一歩を譲ります。
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