軽SUVの走行性能を徹底比較!!

人気の軽自動車の中でも、いま盛り上がっているカテゴリーがSUVです。
ハイトワゴン系に飽き足らない人にとって、とても魅力的な選択肢と言えるでしょう。
ここでは軽SUVの3車種をピックアップし、走行性能を徹底比較しますので、購入時の参考にどうぞ。
軽SUV3台のパワートレインを比較
比較する車種は、以下の3台です。
ダイハツ・タフト Gターボ 4WD 1,732,500円

スズキ・ハスラー ハイブリッド Xターボ 4WD 1,746,800円

スズキ・ジムニー XC 1,804,000円~1,903,000円

ジムニーが4WDターボ車のみの設定なので、条件をそろえるためタフトとハスラーも4WDターボ車を選びました。
まずはじめに、パワートレインなどのスペックを比較してみましょう。
3台のスペックは以下のとおりです。
項目 / 車名 | タフト | ハスラー | ジムニー |
---|---|---|---|
パワートレイン | ターボエンジン | ターボエンジン+モーター | ターボエンジン |
最高出力 (ps) | 64 | 64 (エンジン)+3.1 (モーター) | 64 |
最大トルク (kg・m) | 10.2 | 10.0 (エンジン)+5.1 (モーター) | 9.8 |
トランスミション | CVT | CVT | 5MT / 4AT |
車両重量 (kg) | 890 | 880 | 1,030~1,040 |
WTLCモード燃費 (km/L) | 21.1 | 20.8 | 14.3~16.6 |
3台のエンジンのスペックを比較すると、最高出力は全車64馬力で最大トルクも大きな差はありません。
しかし唯一マイルドハイブリッド方式を採用するハスラーは、モーターのアシストが付く分トータルの出力・トルクで有利です。

さらにハスラーは車両重量も一番軽いので、スペックではタフトやジムニーを確実にリードしています。
純ガソリン車のタフトとジムニーを比較すると、エンジンのスペックに大差ないものの、車重が140~150kgも軽いタフトの方が有利なことは間違いありません。
一方、カタログ燃費はタフトが僅差でハスラーを抑えてベストで、車体が重いジムニーがワーストとなっています。
オンロード性能が一番高いのはハスラー!
街中や高速道路などのオンロードにおいて、実際に3台の中で一番加速性能がいいのはスペックどおりハスラーです。

モーターのアシスト効果もあってアクセルレスポンスがよく、出足の軽やかさも3台中トップ。
またマイルドハイブリッドのメリットで、アイドリングストップからの再始動でキュルキュル音が発生しないのもいいところです。
そのハスラーと真っ向からぶつかるタフトは、ハスラーと乗り比べない限り走りになんら不満はありません。
しかし、ハスラーと乗り比べるとアクセルレスポンスが鈍く感じられてしまいます。
そしてジムニーですが、やはり車重の重さが動力性能に響いているのは明らかで、加速は3台中もっとも緩慢です。
もちろんターボエンジン搭載なので実用上十分な加速は得られますが、モッサリ感は否めません。
特に4AT車はモッサリ感が強いので、ジムニーで少しでもメリハリの効いた走りをしたいなら5MT車がおすすめです。
3台の加速性能を総括すると、ハスラー > タフト > ジムニーの順になります。
次にオンロードでの操縦性に関してですが、この点ではタフトがベストです。

3代中ステアリングレスポンスがもっとも良く、コーナリングでのロールも少ないのでワインディング走行も十分楽しめます。
このタフトに対しハスラーはステアリングレスポンスが穏やかで、コーナリング時のロールも大きいので、スポーティさには欠けます。
とは言え、普通に走る分にはまったく問題ありません。
ジムニーは操縦性の点でも一番おっとりしていて、ステアリングレスポンスは鈍く、旋回の軌跡もふくらみがちです。
ジムニーは直線で遅いだけでなく、コーナリングスピードも低いので、ワインディングでタフトやハスラーに付いていくことは難しいでしょう。
オンロードでの走りを重視するなら、ハスラーかタフトがおすすめです。
オンロード性能の総合評価 (5段階)
- ハスラー 4.5
- タフト 4
- ジムニー 2
オフロード性能が一番高いのはジムニー!
ここでは、SUVが本来の実力を発揮する場ともいえる、オフロードや雪道での走行性を比較します。
まず、オフロードや雪道での走破性を左右するスペックを比べてみましょう。
項目 / 車名 | タフト | ハスラー | ジムニー |
---|---|---|---|
駆動方式 | ビスカスカップリング式4WD | ビスカスカップリング式4WD | パートタイム4WD |
サスペンション形式 | 前:独立懸架式 / 後:固定軸式 | 前:独立懸架式 / 後:固定軸式 | 前:固定軸式 / 後:固定軸式 |
最低地上高 (mm) | 190 | 180 | 205 |
アプローチアングル (°) | 27 | 29 | 41 |
ディパーチャーアングル (°) | 58 | 50 | 51 |
まず、悪路や雪道での走破性を大きく左右する4WDの方式ですが、タフトとハスラーは通常は前輪駆動で走行し、前輪が滑ったときに後輪にもトルク配分するビスカスカップリング式を採用しています。
4WDの中では一番シンプルな方式で、2WDから4WDに切り替わる際にタイムラグが生じることもあり、悪路や雪道の走破性は高いとは言えません。
この2台に対しジムニーは唯一、ドライバーが任意に後輪駆動と4輪駆動を切り替えるパートタイム方式を採用するのが特徴です。

セレクトレバーを4WD側に切り替えれば常時4輪にエンジンの駆動力が伝達されるので、悪路や雪道の走破性は間違いなくビスカスカップリング式に勝ります。
とは言え、タフトやハスラーがダメというわけではありません。
この2台には、片輪が空転したときに反対側の車輪に駆動力を集中させ、走破性を高める機構 (タフトはグリップサポート制御、ハスラーはグリップコントロール ) が付いてます。


そのため、乗用車タイプのビスカスカップリング4WDと比べ走破性は良好です。
タフトとハスラーを比較すると、エンジン出力の抑制により雪道でのスリップを防ぐスノーモードが付くハスラーの方が、総合的な走破性で有利です。

次にサスペンション形式ですが、フロント側を比較するとタフトとハスラーは独立懸架式、ジムニーは固定軸式 (リジッドアクスル式) という違いがあります。
一見、独立懸架式の方がいいように感じますが、凸凹の激しい悪路では固定軸式の方がロードクリアランスを確保できるため、走破性の点で有利です。

ただ雪道においては、独立懸架式も固定軸式も差はありません。
そして最低地上高も、悪路や雪道での走行性能を左右する大きな要素になります。
最低地上高の数値は大きい順にジムニー、タフト、ハスラーとなりますが、悪路や雪道でスタックしにくいのもこの順とみて間違いありません。

また雪道での走破性には関係ありませんが、本格的なオフロード走行をする際はアプローチアングルとディパーチャーアングルの数字も重要になります。
アプローチアングルは障害物を前輪が乗り越えられる角度、ディパーチャーアングルはリアバンパーやマフラーが乗り越えた障害物に接触せずに越えられる角度です。
アプローチアングルは41°確保されているジムニーがダントツで、ハスラー、タフトと続きます。

一方ディパーチャーアングルは58°のタフトが一番大きく、以下ジムニー、ハスラーの順です。
いくらディパーチャーアングルが大きくても、まず前輪が障害物を乗り越えられないと話になりませんから、総合的に一番悪路走破性が高いのはジムニーとみて間違いありません。
以上の点から、総合的にみても悪路や雪道での走破性はジムニーがもっとも優れています。
タフトとハスラーの比較では、最低地上高が10mm高いタフト、雪道などでの走りやすさを高める機構が付くハスラーと一長一短があるので、どちらが優れているかは状況次第でしょう。
オフロード性能の総合評価 (5段階)
- ジムニー 5
- タフト 4
- ハスラー 4
オンロード重視ならハスラー、オフロード重視ならジムニーがベスト
軽SUV3台の走行性能を総合的に評価すると、オンロードならハスラー、オフロードや雪道ならジムニーがもっとも優れています。
街乗り重視でオフロードをめったに走らないならハスラーがベストチョイスになりますが、タフトの選択も悪くありません。
そんなハスラーやタフトも雪道やちょっとした不整路での走破性は十分高いので、多用途に使えます。
ジムニーは加速やコーナリング性能が劣るので、特に山道や高速道路では多少なりともストレスを感じてしまうでしょう。
その代わり、深雪道や悪路の走破性は向かうところ敵なしの強さです。
オフロード走行が好きな人や豪雪地帯に住んでいる人などは、オンロード性能には妥協してでもジムニーを選んだ方が間違いありません。
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