輸入Aセグメントコンパクトカーの運転しやすさを徹底比較!!

セグメントは欧州で用いられるボディサイズの区分ですが、そのうちもっとも小さいクラスがAセグメントです。
日本の道路でも使いやすいクラスですが、運転のしやすさは車種によって違いがあります。
ここでは輸入Aセグメントコンパクトカー3車種をピックアップし、さまざまな観点から運転のしやすさを検証してみました。
ボディサイズが一番小さいのは500
今回、運転のしやすさを比較する車種は以下の3台です。
ルノー・トゥインゴ 2,250,000円~2,540,000円

フィアット・パンダ 2,810,000円

フィアット・500 2,550,000円~3,240,000円

まず、運転のしやすさを大きく左右するボディサイズを比べてみましょう。
寸法 / 車名 | トゥインゴ | パンダ | 500 |
---|---|---|---|
全長 (mm) | 3,645 | 3,655 | 3,570 |
全幅 (mm) | 1,650 | 1,645 | 1,625 |
全高 (mm) | 1,545 | 1,550 | 1,515 |
3台のうち全長・全幅が一番小さいのは500です。
軽自動車を一回り大きくした程度のサイズなので、日本の道路事情にもジャストフィットします。
とは言え、トゥインゴとパンダもサイズ的に500と大差はなく、狭い路地や駐車場での扱いやすさに大きな違いはありません。
ボディサイズの評価 (5段階)
- 500 5
- トゥインゴ 4.5
- パンダ 4.5
小回りが一番効くのはトゥインゴ!
狭い路地や駐車場では、最小回転半径の大小が取り回しに大きな影響を与えます。
ここで4台の最小回転半径を比べてみましょう。
- トゥインゴ 4.3m
- パンダ 4.85m
- 500 4.7m
3台の中で圧倒的な小回り性を持つのが、トゥインゴ。
その数値は4.3mで、軽自動車のアルトの4.2mに迫る数値です。

ステアリングの切れ角の大きさはアルト以上で、体感的にはもっと小回りが効くように感じるでしょう。

Uターンなどは得意中の得意ですし、輸入車の中でトゥインゴほど取り回しのいい車種はほかにありません。
500の4.7mとトゥインゴには劣りますが、一部の軽自動車並みの数値なので取り回しで困ることはまずないでしょう。
3台の中で小回り性がもっとも劣るのが、パンダです。
日本向け公式HPに最小回転半径の記載がないので、欧州仕様車の数値を記載しました。
しかし、4.85mでも国産コンパクトカー並みの数値なので、小回りが効かずに不便だと感じるケースはあまりないはずです。
小回り性の評価 (5段階)
- トゥインゴ 5
- 500 4
- パンダ 3.5
3台の視界を比較
視界の良し悪しも運転しやすさに大きな影響を与えます。
ここで3台の視界をチェックしてみましょう。
■ 前方視界は500がベスト
3台のうちもっとも前方視界が優れているのが、500です。
Aピラーの角度が立っているうえ、ドアミラーが4台の中で唯一ドア本体に取り付けられているので、斜め前方の死角が少ないのが特徴。
交差点の右左折時も、Aピラーとドアミラーの隙間から歩行者を発見しやすいので、安全運転につながります。

トゥインゴとパンダもAピラーの角度が立ち気味で、斜め前方の視界を妨げないのはいいところです。
しかし、500と異なりドアミラーがAピラーの付け根に装着されているため、死角を生んでしまっています。
■ 後方視界はパンダがベスト
後方視界の点では、パンダがもっとも優れています。
ほぼ垂直に切り立ったリアウィンドウの面積は大きく、真後ろの視界は良好です。
さらに、パンダは4台のうち唯一リアクォーターウィンドウが備わるため、斜め後方視界も優れています。
500も後方視界は良好で、Cピラーが比較的細いため斜め後方の死角も少ない方です。
トゥインゴは真後ろの視界に問題はないものの、Cピラーが太いため斜め後方の死角がやや気になります。
視界の総合評価 (5段階)
- パンダ 4.5
- 500 4.5
- トゥインゴ 4
駐車支援装備が一番充実しているのはトゥインゴ!
Aセグメントコンパクトカーはボディが小さいので、基本的に駐車は容易です。
しかし駐車をサポートする装備が付いていれば、より駐車がしやすくなります。
4台にはどんな駐車支援装備が付いているかを、チェックしてみましょう。
機能 / 車名 | トゥインゴ | パンダ | 500 |
---|---|---|---|
リアパーキングセンサー | 〇 | × | △ |
リアカメラ | 〇 | × | × |
〇:全車に標準装備
△:グレード別装備
×:設定なし
■ リアパーキングセンサーはトゥインゴのみ全車に装備
バックで駐車する際、障害物に接近すると警報音で知らせてくれるパーキングセンサーがリアバンパーに付いていると、ぶつけてしまう心配がなくなります。
リアパーキングセンサーが全車に標準装備されるのは、トゥインゴだけです。
500の場合、リアパーキングセンサーが装備されるのは上級グレードの「ドルチェヴィータ」のみとなります。
パンダに至っては、パーキングセンサーの設定自体がありません。
■ リアカメラが装備されるのもトゥインゴのみ
車両後方の映像をディスプレイ画面に表示するリアカメラがあれば、安心してバックすることができます。
リアカメラの設定があるのはトゥインゴのみで、全車に標準装備。

総合的な駐車支援装備の充実度では、トゥインゴが群を抜いてトップです。
ただ、そのトゥインゴもフロントのパーキングセンサーが備わらないので、不注意からフロントバンパーをぶつけてしまう可能性はあります。
パンダ、500のイタリア勢は、駐車支援装備に関してはかなり割り切った仕様です。
駐車支援装備の評価 (5段階)
- トゥインゴ 4
- 500 1.5
- パンダ 0
総合的に一番運転がしやすいのはトゥインゴ!
輸入Aコンパクトカー4台の運転しやすさについて、さまざまな観点から検証してきました。
各項目の得点を合計すると、以下のとおりになります。
運転しやすさの総合評価 (20点満点)
- トゥインゴ 17.5
- 500 15
- パンダ 12.5
総合評価では、トゥインゴが断然トップになりました。
圧倒的な小回り性と、駐車支援装備がこのクラスの輸入車としては充実していることがトップに立った要因です。

トゥインゴで気になる点と言えば、斜め前方と斜め後方の死角くらいです。
パンダと500は、駐車支援装備の面でトゥインゴに差を付けられてしまいました。
しかしこの2台もボディがコンパクトで視界も良いので、運転はしやすい部類です。
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