輸入コンパクトSUVの安全性を徹底比較!!

輸入車の中で最近人気が高まっているカテゴリーが、コンパクトSUVです。
購入を検討している人も多いと思いますが、安全性がどうなのか気になるところではないでしょうか。
ここでは輸入コンパクトSUVから人気の4車種をピックアップ、予防安全装備や衝突安全性などを徹底比較していきますので、参考にしてみてください。
輸入コンパクトSUV4台の予防安全装備を比較
安全性を比較する車種は以下の4台です。
フォルクスワーゲン・T-クロス 2,925,000円~3,574,000円
ルノー・キャプチャー 3,190,000円~3,890,000円
プジョー・2008 3,413,000円~5,514,000円
フィアット・500X 3,420,000円~3,980,000円
まずはじめに、各車の予防安全装備 (安全運転支援システム) を比較してみましょう。
機能 / 車名 | T-クロス | キャプチャー | 2008 | 500X |
---|---|---|---|---|
自動ブレーキ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
車線維持支援機能 | ▲ | △ | 〇 | × |
車線逸脱抑制機能 | × | 〇 | 〇 | 〇※1 |
ブラインドスポットモニター | ▲ | 〇 | △ | △ |
リアクロストラフィックアラート | ▲※2 | × | × | △ |
アダプティブクルーズコントール | ▲ | 〇 | 〇 | △ |
標識認識機能 | × | 〇 | 〇 | × |
ドライバー疲労検知機能 | 〇 | × | 〇 | × |
〇:標準装備
△:グレード別装備
▲:メーカーオプション
×:設定なし
※1:警報のみ
※2:自動ブレーキ機能付
全車標準装備を表す〇の数は、キャプチャーと2008が5個あるのに対し、T-クロスと500Xは2個しかありません。
さらにT-クロスはメーカーオプションとなってしまう装備も多く、他車と比べ見劣りは明らかです。
■ 自動ブレーキの性能はキャプチャーと2008が優秀
まず予防安全装備のメインとなる、自動ブレーキ (衝突被害軽減ブレーキ) の性能を比較してみましょう。
各車の自動ブレーキの仕様・性能は、以下のような違いがあります。
項目 / 車名 | T-クロス | キャプチャー | 2008 | 500X |
---|---|---|---|---|
検知対象 | 車両・歩行者(昼) | 車両・自転車・歩行者(昼) | 車両・二輪車・歩行者(昼夜) |
車両のみ |
作動条件 |
・車両の場合は5km/h以上で走行中 ・歩行者の場合は5km/h~65km/hで走行中 |
・車両の場合は約7km/h~170km/hで走行中
・歩行者の場合は約7km/h~約80km/hで走行中 |
・車両の場合は約10km/h~140km/hで走行中
・歩行者の場合は約10km/h~約60km/hで走行中 |
記載なし |
検知対象が一番広いのが2008で、二輪車も検知できるほか、4台中で唯一夜間の歩行者にも対応します。
キャプチャーは、歩行者の検知が昼間に限定される点で2008に及びません。
T-クロスは二輪車・自転車の検知機能がなく、500Xに至っては歩行者も検知できないなど、この2台の検知性能には不満が残ります。
作動条件に関しては、約80km/hの速度まで歩行者に対応するキャプチャーがベストと言えるでしょう。
総合的には、自動ブレーキの性能はキャプチャーと2008が優秀と評価できます。
■ ステアリング支援機能は2008がベスト。
車線の中央付近を走行するようステアリング操作を支援する車線維持支援機能と、車線を逸脱しそうになると車線内に戻るようステアリング操作を支援する車線逸脱抑制機能は、安全性向上に大きく貢献します。
この2つの機能が全車に標準装備されるのは、2008のみです。
キャプチャーは車線逸脱抑制機能は全車標準装備ですが、車線維持支援機能が上級グレードにしか付かない点で2008に一歩を譲ります。
500Xは車線を逸脱しそうになると警報で注意喚起するのみで、ステアリング操作を支援する機能は備わりません。
また、T-クロスも車線維持支援機能がオプション設定されるに留まります。
500XとT-クロスの予防安全装備は、この項目に関しても不十分です。
■ 死角にいる車両を検知する機能は500Xが充実
斜め後方から接近する車両を検知するとインジケーターで知らせるブラインドスポットモニターと、後退時に接近する車両を検知すると報知するリアクロストラフィックアラートは、あるに越したことはありません。
この2つの機能が標準装備されるのは、500Xの上級グレードのみです。
キャプチャーはブラインドスポットモニターが全車に標準装備される点は500Xに勝るものの、リアクロストラフィックアラートの設定がありません。
また、2008は上級グレードにブラインドスポットモニターが備わるにとどまります。
T-クロスはこの2つの機能がオプションになってしまうのは残念ですが、リアクロストラフィックアラートに自動ブレーキ機能が備わるのは良い点です。
■ アダプティブクルーズコントロールはキャプチャーと2008が全車標準装備
先行車に自動で追従走行するアダプティブクルーズコントロールは、高速道路での疲労を軽減する装備として大きな価値があります。
このアダプティブクルーズコントロールが全車に標準装備されるのは、キャプチャーと2008です。
500Xは上級グレードのみの装備となり、T-クロスではオプションとなってしまいます。
■ 標識認識機能はキャプチャーと2008、ドライバー疲労検知機能はT-クロスと2008が採用
道路標識をカメラで検出してディスプレイに表示する標識認識機能があると、標識の見落としを防ぐ効果が期待できます。
この標識認識機能が装備されるのは、キャプチャーと2008の2台です。
また、ドライバーが披露しているとシステムが判断すると音や表示で休憩を促すドライバー疲労検知機能は、T-クロスと2008に装備されます。
■ 予防安全装備の総合評価はキャプチャーと2008が優秀!
予防安全装備の種類や自動ブレーキの性能などを総合して評価すると、キャプチャーと2008が優れています。
機能が充実しているこの2台なら、安心して運転することができるでしょう。
T-クロスと500Xは機能の数、自動ブレーキの性能とも不十分で、物足りなさは否めません。
予防安全装備の評価 (5段階)
- キャプチャー 4.5
- 2008 4.5
- T-クロス 2.5
- 500X 2.5
エアバッグが一番充実しているのは500X!
衝突事故が起きてしまった場合、乗員を守ってくれる安全装備がSRSエアバッグシステムです。
正面衝突時に作動するSRSデュアルエアバッグと、側面衝突時に作動するSRSサイド&カーテンエアバッグは、4台とも全グレードに標準装備。
500Xではそれらのエアバッグに加え、正面衝突時に前席の乗員の足を保護するSRSニーエアバッグも装備されます。
したがって、エアバッグの設定に関しては500Xがベストです。
エアバッグの評価 (5段階)
- 500X 5
- T-クロス 4
- キャプチャー 4
- 2008 4
欧州の自動車安全テスト結果はT-クロスがベスト!
欧州の自動車安全テスト「ユーロエヌキャップ」は、成人乗員保護 / 子供乗員保護 / 歩行者保護 / 安全支援機能の4つのテスト項目からなり、総合的評価は5段階の星で表されます。
ここで取り上げた5台のうち、T-クロス、キャプチャー、500Xは最高評価の5つ星を獲得。
唯一2008のみ、ワンランク下の4つ星に留まります。
各車のテスト結果の詳細 (得点) は、以下のとおりです。
項目 / 車名 | T-クロス | キャプチャー | 2008 | 500X |
---|---|---|---|---|
成人乗員保護 | 97 | 96 | 91 | 86 |
小児乗員保護 | 86 | 83 | 84 | 85 |
歩行者保護 | 81 | 75 | 62 | 74 |
安全支援機能 | 80 | 74 | 68 | 64 |
得点を見ると、いずれの項目でもT-クロスが最高得点をマーク。
安全支援機能も、ユーロエヌキャップのテストでは先ほどの表で紹介したような多機能性は要求されないので、このような評価となっています。
自動車安全テストの評価 (5段階)
- T-クロス 5
- キャプチャー 5
- 500X 5
- 2008 4
総合的な安全性はキャプチャーがベスト!
ここまで、輸入コンパクトSUV4台の安全性を様々な観点から検証してきました。
各項目の得点の合計は、以下のとおりとなります。
安全性の総合評価 (15点満点)
- キャプチャー 13.5
- 2008 12.5
- 500X 12.5
- T-クロス 11.5
安全性の総合評価では、キャプチャーがベストの結果となりました。

予防安全装備が充実していることや、ユーロエヌキャップで2番目の得点をマークしていることが高得点の要因です。
キャプチャーなら安心して乗ることができるでしょう。
2008は予防安全装備こそキャプチャーに匹敵するものの、ユーロエヌキャップの評価で及びませんでした。
特に歩行者保護の得点が低い点が気がかりです。
500Xは得点では2008に並びましたが、予防安全装備の内容に不満が残ります。
いまどき自動ブレーキがクルマにしか対応しないのは、時代遅れです。
T-クロスは多くの予防安全装備がオプションになってしまうことから、総合評価は最下位となりました。
あると安心な予防安全装備は、やはり最初から標準装備にするべきです。
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